絵は個性的で古い漫画みたいですが、レトロなのがかえって新鮮で、話も凄くよかったです。ヒーローの育った環境とかが凄く思い話になりがちですが、とても明るくポジティブに描かれてます。

私はこの話凄く好きです。自分の失敗した過去を思い出しながらしみじみヒロインの苦い恋心とかに浸ってます。ヒロインがヒーローを思う心って凄いですよね。大抵の女性なら自暴自棄になって他の男性と付き合ってもっと後悔しているだろうけど。ヒーローもバージンは恋愛の経験不足で本気になられたら怖い？とか思ったんでしょうか。とにかく二人の違う人間の違ったトラウマが随分と時間がかかったけど、運命の出会いと再開って上手くいって、実話なら羨ましい限りです。

なんともお粗末な終わり方だった！ヒーローとヒロインの意見の食い違いで、話し合っても全然接点のない、人のことをわかろうとしないヒーロー。其のヒーローが急に態度を改めて、終わりって言うのはなんとも辻褄の合わない話では。

話も凄く微妙な話で、描くひとによってはスローでつまらない話になったかもしれないけど、この著者さんはあまり取りとめの無い話も凄くいい感動の話に盛り上げてくれました。静かだけどヒーローやヒロインの心の葛藤や取り巻く周りの人々まで良く描かれ、それぞれの込み入った事情が事件を起こしたけど、悪い人が誰一人いない話です。

話は別に悪くないし普通です。インパクトはあまり無いかな。全然関係ないですが、同じ作家の話で「炎のドレスの誘惑」著、岩崎陽子さんの作品の中に、アレクシスというヤコーバの妹のはなしがありましたが、この話にはヒロインヤコーバには妹がいないようなに、なにも触れていませんが？これはどういったことなのでしょうか？私が見落としたのですか？

絵はとっても可愛いのですけど、洋服とかもなんだか、アジア系のアイドルが着そうな服で何と無く違和感が。私の思い違いかもしれないですが、オーストラリアのドルはアメリカドルよりも値打ちがありましたっけ？ヒロインの息子の手術の費用が日本円の１２０万円ぶんならアメリカドルなら１５０００ドルですけど、桁間違えでは？ヒーローの格好も服装やいろいろな面で、イタリア人に見えないな。髪形とかもイタリア人にいなさそうな。 何と無く全体的に資料不足なのか、外国の話に思えないのですが。

この作品と「テャアラにさようなら」は登場人物も話もズレが全然有りません。違う著者サンなのに同じ登場人物は直ぐにわかるし、違和感無く両方の作品を楽しめまし。この作品のキャロと言うヒロインはプリンセスの友達と言う以外はまったく普通の人です。でもキャロは何処に言っても自分をしっかり持った女性で周りの人達の気持ちを和ませて幸せな気持ちにさせてくれます。私はこういった人は一種の特技ではないかと思います。プリンスも国王も一種の職業で一個の人間であるという。どんな人間にも幸せになる権利はあるという主張がとてもよく描れてたとおもいます。 。

「ティアラは似合わない」とこの作品両方読むと全然話が凄く判りやすくて、二重に楽しめます。親友のキャロとプリンセスのロッテの運命を取り替える様な話の展開で、お互いに違う愛する人を見つけて幸せになる話です。違う著者サンなのに登場人物がとてもよく描かれていて違和感ありません。よくこのシリーズの著者さんたちで話し合って描かれた共同作品のように、話もずれてません。

ジャクリーン　バードさんと小林さんの作品はほかにも似たようなのがあった様なというのが読み終えた後の感じです。著者さんもベテランさんで悪いところはまったくありませんが、其のぶん感動もなく、ありふれた作品の域を超えなかったです。実際には両者の作品は有りませんでしたが。

橋本さんのヒストリカルといっても古代ローマ時代が終わりを告げているような古いロマンス物でも面白くコミカルに描かれてます。シリアスになりがちな話なのにとっても興味深く楽しく描かれてます。ヒーローを狙っている権力者の娘もいじわるな役柄なのに悪い人では無く、嫌味ではなく、さっぱりして面白かったです。

ヒーローがかっこよすぎて顧客なのに好きになってしまうってのは良くある事ですよね。ヒーローが情熱的にヒロインを求めてきて、それに翻弄されるヒロイン。恋愛としては素敵だけど、現実的にはそういうヒーローって惚れっぽいから、また同じ事を他でも？って考えてしまいます。でも面白かったから４つ星です。

こんなに終わってほっとした作品なんて初めてです。前作では私も皆さんもとても不満な終わり方でしたが、今作でやっと納得して読み終わらせてもらいました。ヒーローの傲慢や勝手なところとかに、色々な不満の声は上がるかもしれませんが、私的には納得して終わった作品です。

何度読んでも病み付きになりそうな面白さ！食べ物にたとえれば、かっぱえびせんのような、止められない止まらない？でしたっけ。

お話はHQと言うよりも村上ジュンコ流コメディーでとっても面白かったです。ただ二人の初めての夜のベッドシーンが、体位が露骨すぎ！逆ロマンチックとか卑猥というか、止めてください！と言いたかった。

この物語にでてくる場所、ニューメキシコのアルバカーキーというのが嬉しくて読ませてもらいましたが、お屋敷や図書館とかが、テキサスにある古い建築物を思わせるような建物に　すごく違和感を感じました。アルバカーキーに住んでいるので、こういったお宅はまったく見た事が無いです。サウスウェスタンでもテキサスと違ってスペイン風の古い建物やインディアン風の建物はありますが、ヨーロッパのお城風の家はありません。雰囲気が全然違うなと思いました。

ヒロインやヒーローが怒鳴りあっているシーンが多すぎで、とっても疲れました。絵が綺麗なのに、こういったストーリーラインだと私はついていけません。

いい話なんですけど、ロマンスを期待して読んだ者にとっては、いまいちですね。ロマンスが足りなくてもアクションがもっとあるとか、泣けるような感動大作でもないし、中途半端かな。

内容があまり無い割にはゴタゴタし過ぎて、読みにくかった。絵が可愛いのに、もったいないですね。ゴタゴタしてる部分は人間関係とか感情の移り変わりを表現されたかったのでしょうが、話が　余り纏まっていないように思われます。

やっぱり絵がすごく個性的で、好き嫌いが分かれるでしょうが、話の進め方はやっぱり上手いです。話もごたごたし過ぎず、とてもわかり易くて読みよかった。ヒロインが以前にゴシップ記事に取り上げられ、不倫疑惑やらを取りざたされて人々に誤解されたのに、そんな事はまったく惑わされないヒーローの懐の深さや男らしさが、気持ちよかった。ヒロインの義理の家族もとっても魅力的でした。

読んだ後の、あー楽しかったって言う満足感がいいですね。HQらしくは無いですけど、奇想天外なはなしで、この著者さんがそれを最高に盛り上げてくださいました。何度もおなかを抱えて笑うシーンもあり、映画でもこんなに面白い作品は最近見ないですね。

絵は悪くないですが、あまりにも庶民的な絵すぎて、伯爵だの美人シェフのイメージにあってなかったな。

男好きのヒロイン母には、家族みんなが騙されてヒーロ－とヒロインは大迷惑！ただヒロインは自分の母を見て育っている割には、自分の母の性格をわかって無さ過ぎますね。頭の良さそうな女性に限って人を見る目が無かったりとか。でもストーリーとしては面白かったです。ただ、最後のヒーローの言葉に何故か赤面してしまった私です。読んだ方は感想聞かせて欲しいかな？私の考えすぎでしょうか。

血がつながっていないのに、義理のおばあさんの面倒をみる、可愛くて思いやりのあるヒロインにとても好感がもてます。それに、やっぱり家族って血のつながりだけでなく、お互いに思いやる事が大切だなって思い出させてくれました。話も全体的にたのしかったから、４つ星です。

絵も綺麗だし、話が凄く面白そうな展開になりそうになって、中途半端に終わってしまった。最後のページになったときは、信じられずに、えッ本当に終わりかと確かめてしまった。あまりにもうじうじとヒロインの事故の話やヒーローの復讐計画などで、途中ページを無駄にしてしまったのでは。

絵が真面目なのに、著者さんのコミカルな性格が話の端々にあらわれて、とってもユニークな作品になってると思います。親権なのになんか笑ってしまうような。１６歳のヒーロー妹もおかしいぐらいわがままなのに、悪い人間ではない。ヒロイン姉も強引で勝手なのに、何故か憎めない、悪い人間の出てこない話だった。

この作品は好き嫌いが凄く分かれてるみたいですが、わたしはすきです。始め読んだときはインパクトが強すぎてなに？と思ったんですが、ヤッパリ面白い。何度読み返しても面白くて新鮮なのは私だけかもしれないけど、最後がすっきりして読んだ後にまた読んでもいい気になりませんか。

前回に比べて、話もヒロインの性格や描写がとても進歩したと思います。もちろん絵はもともと上手い方みたいなので、その点は好みだと思いますが、内容やヒロインの性格とか大人の成長していく様子など、とてもよく描かれてました。しいて言えば、ヒーローがつまらないことて、ヒロインを逆恨みしていた事が、うやむやに消えてしまったところがもう少しでした。３．５ですが、評価４までは届かなかった。

ヒーローとのことをまったく憶えていないなんて有り？酔いすぎて其の晩有った事の全てを忘れてしまうなんてできるんですかね。ヒロちゃんじゃないですが、ヒロインが鈍感すぎて面白かった。

この著者さんの絵はとても可愛らしいのですが、話はいつも処女のヒロインとヒーローは何故か、プリンスもしくは億万長者の話が多いような。話の筋が似すぎていてどれも覚えてません。可愛すぎるのかな。ギャップ燃えというような話でもないですよね。