岸田さんの絵は華やかで、特に男性が美麗かつ気品がありロイヤル物にはピッタリだと思います。ヒロインにいじけた所やヒネた所がなく、常に明るく前向きなのがいいですね～。皮肉にもその分お話がスンナリ進み過ぎて、ドキドキが足りなかった分ハート半分減…。

篠崎さんは知的で大人っぽい女性も巧みに描かれますが、私的な好みではシャーロットのようなプニプニ丸っこくて童顔の（でも胸は大きい…）ヒロインが好きです。行動も率直で大胆で、真面目一方のヒーローとの対比がとても面白いです。

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ディ・バラ家のシリーズはヒーローが全員兄弟なのに、全てタイプが違っていて、続けて読んでいると感心してしまいます。今回のヒーローは女好きというよりセッ◎ス依存症でアル中一歩手前の超美形という設定…現代物ならすごい重い話になりそうですが、そこは軽めに乗り越えていてやれやれ（笑）

牧さんのヒストリカルは男女ともスマートで格好いいし、風景・風俗も雰囲気が出ていて良いのですが、盗賊や下っ端の造形が５～４頭身のギャグ調で迫力に欠けるのが残念！（田舎芝居のどたばた立ち回りシーンみたいで…） このシリーズのストーリーはどれも、文句無しにドラマチックで面白いです。

医者と看護婦というカップルのせいか、プライベートな事情より常に職業意識が先に立っているところやグダグダ悩んでいないのが爽やかで良い話です。捨てられた彼氏を殴った直後のヒロインの握り拳＆仁王立ちポーズが男らしくてかっこいい！（笑）

英国物、ではなくてオーストラリアでの古城？ロマンス。綺麗な庭や村のお祭りの様子が丁寧に描きこまれていて、小旅行した気分になれました。それにしてもヒーローは、都会的でクールで現実的というより単に性格が悪くて不作法な『婚約者』の一体何処がいいと思ったのか謎ですねえ。

ヒーローと初対面の時、嫌な相手をグーで殴って鼻血出させてるシーンで笑ってしまいました。強い！（ヒロインのバトルシーンはその後も何度か出てきます） 若かったとはいえあまりに女性を見る目の無いヒーローの不器用さ、ライバルの女性のしたたかな悪女っぷり、あと別作品にも出てくる女たらしの友人や無表情で腕利きのメイドさんなど、どのキャラクターも活き活きとしていて面白いです。

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現代ものですがどこかヒストリカルな雰囲気のあるお話。二人の愛の行方は～～は少し後ろに引いて、素敵なヨーロッパ小国の風物を楽しみ、可哀想な小さな王子様にきゅんと来たり「子アルパカ超可愛いｖｖ」と萌えたりも出来てお得です。

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