認知症 「不可解な行動」には理由がある
認知症を身近に感じたときに読む本
なぜ認知症の人はあのような行動をとるのか?──20事例をもとに、認知症の人とその家族が抱える「心」の問題に迫る!
◎20事例でわかる「認知症の人」と「介護する人」の心
認知症の人はなぜあのような行動をとるのだろうか?
介護する人はどのように行動すればよいのだろうか?
◎認知症であることを自覚する苦しみ、見守る悲しみ
・「本人は何もわからない」わけではない
・診断と告知、心ない言葉に傷つく
・「この人は大変なのだ」という共感
・介護する人、される人という仮面
◎「認知症」とは認知がどうなった状態なのか
・「認知症」という病気があるわけではない
・ケース)なぜウソをウソだと言ってはいけないのか
・ケース)なぜオムツを強制してはいけないのか
・ケース)「ご飯を食べていない」と言うのはなぜか
・ケース)些細なことで感情が激変するのはなぜか など
◎これらの行動の裏にある心理とは?
・趣味に無関心になる
・人ごみで立ちすくむ
・人の話を聞かない
・常に何かを探す
・金銭にこだわる
・作り話やウソの話をする
・家の中を徘徊する
・紙などを食べる
・鏡に話しかける
◎認知症を身近に感じたとき読む本
認知症の人の数は、2010年時点で226万人、2015年には262万人に達すると言われている。
高齢者社会の日本では、もはや認知症は特別なものではなく、ごく当たり前のものとなっている。
誰もが認知症の人になったり、認知症を介護する人になる可能性があるのだ。
「認知症の人は、なぜ、あのような行動をとるのだろうか?」「介護する人は、どのように行動すればよいのだろうか?」──
こうした疑問に答えるために、認知症の人と介護する人の心と行動を、豊富な事例をもとに心理学・人間行動学の観点から読み解く。
■第1章 認知症の人が抱える不安、家族が抱える不安
■第2章 認知症とは、いったい何なのか?
■第3章 ケーススタディで理解する認知症(1)──認知症の初期に見られることが多い症状
■第4章 ケーススタディで理解する認知症(2)── 認知症が進行するにつれて現れることが多い症状
■第5章 ケーススタディで理解する認知症(3)──認知症が重くなると目立ってくることが多い症状
■第6章 認知症の原因はアルツハイマーだけではない
■第7章 「ケア」と背中合わせにある「コントロール」
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(C) Shinichi Sato
出版日:2012/08/16