ホーム > 一般書籍 > 作品一覧 > SB新書 > 戦後民主主義に僕から一票

戦後民主主義に僕から一票

戦後民主主義に僕から一票

政治、民主主義、憲法、教育、未来を占う

雑誌・新聞掲載原稿、解説、講演を大幅加筆修正、書下ろしを加え、未来の日本がどのような変化を遂げていくべきか、日本の根幹を創る「民主主義」「政治」「憲法」「教育」の4項目について論じる、内田イズムが詰まった1冊。

戦後民主主義の価値観はどのように生まれ、どのような変遷をたどったのか?
「戦後民主主義」の含意は、さまざまであるが、日本国憲法に示された主権在民、平和主義、基本的人権の尊重、また教育基本法が背景にあることには誰しも異論がないだろう。占領下に生まれた戦後民主主義はこれからどこへ向かうのか? 日本の国の根幹を支える「民意」の反映は、もう失われてしまったのか? 道徳的「インテグリティ」が欠如する政治、日本社会が「株式会社化」する民主主義、沈黙の憲法制定過程問題、貧して鈍して劣化する教育。

日本の未来を創るうえで最重要となる4大イシューを取り上げ、日本を代表する論客が日本のイディオクラシーを批判するとともに、この国の未来を問う。

まえがき
第1章 民主主義 日本社会の「株式会社化」
 民主主義の時代
 『民主主義』解説
 租税回避と国民国家の解体
 対米従属テクノクラートの哀しみ
 「語り継ぐこの国のかたち」
第2章 政治 道徳的「インテグリティ」の欠如
 愛国的リバタリアンという怪物
 政治指導者の資質とは
 独裁者とイエスマン
 対米従属のいくつかの病態
 「気まずい共存」
 リアリズムとは何か
第3章 憲法 制定過程の主体は誰か?
 憲法の話
 憲法について
 憲法と自衛隊
 法治から人治へ
第4章 教育 貧して鈍して劣化する
 教養教育とは何か
 大学院の変容・貧乏シフト
 大学教育は生き延びられるのか?
 国語教育について
 英語の未来
 コロナが学校教育に問いかけたこと
あとがき
続きを読む

価格:990円
出版日:2021/11/05

マイポイントで購入できる作品について

会員登録(無料)

登録すると、ブック・月額コースの購入や立ち読みページの増加などより一層お楽しみいただけます。