1分間君主論
差がつく実学教養(3)
リーダーは愛されるより怖れられろ
『君主論』は“西洋の『孫子の兵法』”とも呼ばれ、リーダーのための教科書として知られています。
中世イタリアの官僚ニッコロ・マキャベリが、自らの経験を基に「成功する組織の作り方」「統治の技術」「人間の本質」などについて著しています。
※『君主論』とは? ……権謀術数の書として物議を醸し、現代では帝王学として切り貼りされがち。
しかし、それが政庁への再雇用を求めて権力者に献呈された論文だったことはあまり知られていない。
ルネサンス期のフィレンツェで書かれた、乱世を生き抜く政治哲学。
本書は、その『君主論』を現代のビジネスマンが読んでも分り易いように“ビジネス語訳”し再構成、理解の助けとなる事例を加えています。
リーダーシップは先天的な素質ではなく、訓練して身に付けるもの。「人を思いのままに動かす方法」を会得できるヒントにもなります。
「厳しい世の中をサバイブする知恵がここにある」「慎重であるより、果断であれ」というメッセージを打ち出します。
1 優れたリーダーは「巧みに振る舞う」
2 強いリーダーは「黒い心理術」も使える
3 賢いリーダーは用意周到である
4 一流のリーダーは「戦争」がめっぽう巧い
5 慕われるリーダーはイノベーターである
6 結果を出すリーダーは断固決断する
7 頭のいいリーダーは部下の頭も酷使する
8 本物のリーダーは運に頼らず運に乗る
9 よきリーダーは懐が果てしなく深い
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(C) Takashi Saito 2018
出版日:2018/06/12