• 川上 徹也

弱者のための文章術

「ほんとうはこうしてほしい」（でも言えない）
「ほんとうはこれを買ってほしい」（でもゴリ押しなんて絶対できない）

そんな日本全国の気弱さんのための
戦わずしてペンで相手のYESを引き出す文章術
教えます！

あなたは言いたいことを言えなくて
悔しい思いをしたことがありませんか？
相手から「ナメられている」「軽んじられている」
と思ったことはありませんか？

この本は、「言いたいことが言えない気弱さん」が、
「文章で相手のYESを勝ち取る方法」を臆病ネコが
教えてくれるという本です。

言葉には「話し言葉」と「書き言葉」があります。
この2つの大きな違いは、
「話し言葉」は話者のキャラクターに
大きく影響されるということです。

どんなにいいことを言っても、
話し手がオドオドしていたら、説得力をもちません。
それに比べて書き言葉は、
書き手のキャラクターに依存しません。
つまり文章だけで相手を動かすことができるのです。

とはいえ気弱なあなたは、たとえ書き言葉でも、
強引な書き方をするのはよしとしないでしょう。
そこで本書では、相手にゴリゴリ押すのではなく、
知らない間に人を誘導していくような、
気弱さんにぴったりの文章術をご紹介していきます。
（しかもこれらは、科学的根拠に基づいた
エビデンスのある方法ばかり！）

この技術を手に入れれば、気弱さんでも
まわりから一目置かれるかもしれません。
ぜひ、日常に取り入れてみてください。

Chapter 1　ゴリ押しせずに主張を伝える
　01　催促したいけど催促できない
　02　お願いしたいけどお願いできない
　03　不安で企画書を書き込んでしまう
　04　規則を破られても何も言えない
　05　アピールしたいけどアピールできない
　06　忘れないでほしいけど忘れられる
　07　いつもズバッと断言できない
　08　約束をよくすっぽかされる
　09　断られると立ち直れない
　10　押しが弱い企画書しか書けない
Chapter 2　売れないものを売る
　11　「買って」「買って」とアピールできない
　12　弱点があるとモノを売れない
　13　おすすめがあるのにおすすめできない
　14　売れないのは自分のせいだと思ってしまう
　15　競合がいるとまったく売れない
　16　いいところを伝えられない
　17　「これがいい！」と断言できない
　18　断られるとひるんでしまう
　19　いつもオドオドしてしまう
Chapter 3　思い通りに人を動かす
　20　他人に強制できない
　21　人助けを依頼できない
　22　「お金をください」と言えない
　23　協力の依頼ができない
　24　よかれと思ってもすすめられない
　25　ズルされても責められない
　26　いつもおすすめ以外を選ばれる
　27　提案しても決めてもらえない
　28　とにかく決めてもらえない
Chapter 4　相手に伝わる文章を書く
　29　書いても書いても褒められない
　30　「読みにくい」と言われると凹んでしまう
　31　最後まで読んでもらえない
　32　説得しようとするとクドクドする
　33　まったく印象に残らない
　34　「言いたいことはわかるけど」と言われてしまう
　35　大事な部分が伝わらない
　36　上司から返信がこない
　37　相手の心を揺さぶれない
Chapter 5　モメずに意見を変えさせる
　38　ガンコな人を説得できない
　39　値段交渉で押し切られる
　40　お願いを聞いてもらえない
　41　失敗をできれば隠したい
　42　アピりたいけどアピれない
　43　いいことも強くお願いできない
　44　マイナスの情報を伝えられない
　45　お金の交渉がまったくできない
　46　とにかく誰からも嫌われたくない 続きを読む

(C) Tetsuya Kawakami 2020

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