- 購入(閲覧期間:会員登録期間)
- お気に入りに追加
- お気に入りに追加
- マイリストに追加
- マイリストに追加
サッカー戦術の最前線
試合を見るのが10倍楽しくなる
サッカーの「何がどうしてそうなった?」のがわかる!
※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
「現代フットボールにおける戦術とは何か?」という問いに対して、答えることは簡単ではありません。筆者は偉大なる多くの監督がヨーロッパで築いてきた歴史、それに触れることが「戦術を知ること」だと考えています。それはボードゲームでも同じだと思いますが、将棋の「矢倉」という囲いの「定跡」を学ぶことは先人たちの思想を辿ることです。多くの人々が必死に考え続けたからこそ、今の世に定跡が受け継がれています。
弱点が発見されれば廃れることもありますが、それでも試行錯誤の歴史は変わりません。多くの名勝負が繰り返され、それが時代の足跡を刻んでいきます。フットボールというスポーツは、歴史的にチェスにも例えられてきました。欧州文化における「知の象徴」のように、両チーム11人の選手たちがボールを追いかけるスポーツも徐々に洗練されていきます。テーマが壮大であればあるほど、それに挑む価値はあると思います。そういう意味では、最先端のサッカー戦術を初心者でもわかるように説明するという本書は自分にとっても新たなチャレンジとなりました。それはある意味で最も難しく、軽視してはならないものだと思っています。物語仕立てということもあり、元々は小説を書きたかった過去がある自分にとっては、少し「懐かしい気持ち」にもなりました。この本を読んだ後、サッカーの戦術に少しでも興味や関心を抱いていただければ、これ以上の幸せはありません。
※カバー画像が異なる場合があります。
プロローグ サッカーを知れば、君の未来が大きく変わる
Chapter1 スーパースターがいるだけでは勝てない現代サッカー
Chapter2 なぜボゴタFCは相手のフリーキック時に手をつなぐのか?
Chapter3 すべてのフォーメーションは「1-1-8」(!)から始まった
Chapter4 2つの守備思想~マンツーマンとゾーン
Chapter5 相手より有利な位置に立つ「ポジショナルプレー」の台頭
Chapter6 後方から攻撃を組み立てるメカニズム「サリーダ・ラボルピアーナ」
Chapter7 攻撃時にサイドバックが中盤中央へ移動する「偽サイドバック」
Chapter8 ボールを奪う者たちの思想
エピローグ カルバーリョ先生の正体、そして旅立ち
続きを読む
(C) Kouhei Yuuki 2022
ページ数:208ページ
出版日:2022/11/01