観察力を高める
一流のクリエイターは世界をどう見ているのか
必要なのは、センスでも発想力でもない。
「観察力」こそが、鍛えるべきたったひとつの能力。
※本書は2021年9月に小社より刊行された『観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか』(SB新書)を加筆・改筆・再編集したものです。
観察力で人生が変わる!
絶対的な正解がない時代の今、
観察力の有無が、仕事や人生の質を大きく左右する。
アイデア発想、伝え方、問題解決、商品企画...
「観察力」は、あらゆるビジネスシーンで応用がきく、基礎となる力である。
事実、「宇宙兄弟」「ドラゴン桜」「マチネの終わりに」…メガヒットはすべて「観察」から始まっていた。
「観察力」とはつまり、「バイアスに気づき、まっさらな目で物事を見る力」のことである。
数多くのトップクリエイターに伴走し、新人漫画家を育成してきた、稀代のヒットメーカーがその鍛え方を説く!
【解像度を上げるためのChatGPT活用法も収録!】
※カバー画像が異なる場合があります。
第1章 観察力とは何か?―すべてのスキルの基礎となる力
「観察力」こそがドミノの一枚目
観察力が高まれば仕事はもちろん、人生が豊かになる
観察を阻むものから考える
自分という牢獄
第2章 どのように観察力を高めることができるのか?―「仮説」起点の観察サイクル
「仮説→観察→問い」のサイクルを回す
1 まずは愚直なディスクリプション
2 外部の「評価」を参照軸にする
3 記憶は信用せず、データに当たる
4 徹底的に真似る 型に気づく
5 自分だけのモノサシを育む
第3章 なぜ観察力が低いのか?―認知バイアスを武器に変える方法
人は自分がみたいものだけみている
信念を補完し、思い込みを利用する──確証バイアス
悲観を準備する力に変える──ネガティビティバイアス
みんなの意見に流されていないか──同調バイアス
レッテルを貼らず“今”の相手を見る──ハロー効果
成功者の話を真に受けすぎない──生存者バイアス
問題の原因を人の能力に求めない──根本的な帰属の誤り
現代の魔女狩りとは何か──後知恵バイアス・正常性バイアス
現実を見る準備はできているか
第4章 見えないものはどう観察するのか?―感情と関係性の解像度の高め方
人・社会・時代を見通すために
感情とは取り扱いの難しいセンサー
感情を「情動」と「混合感情」に分ける
個性は存在しない。他者との「関係性」に目を向けよ
第5章 観察力を高め続けるために―正解を手放す「アンラーン」のすすめ
観察とは本能に抗う行為
絶対の反対とは何か
多様性とはあいまいな世界
「すること」と「いること」
あいまいの4象限
観察とは愛である
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(C) Yohei Sadoshima 2024
出版日:2024/12/20