健気なヒロインと素敵なヒーロー。美しい背景に大胆なコマ割り。クリスマスシーズンに相応しい物語です。ニューオリンズ。決して治安のよいところではないけれど、ヒーローとヒロインとで歴史ある街を未来に繋げてくれそうです。・・・ああああああ、ベニエが食べたくなってきた。

「コマさえ割ってあれば漫画や」、というセリフがどこかの漫画に載っていましたが、その定義で良いのであれば漫画にはなっています。絵は、皆様の仰る通り・・・　　なにより、支離滅裂なヒーローの心情が読んでいて不愉快。触れてはいけない花に触れたい気持ちを抑えられない揺れる心・・・　というよりはシーン毎に、連続性のないぶつ切りの感情を読まされている気分です。ハーレに向いているとかいないとかではなく、それ以前の問題ですね。

お人形ごっこのお芝居を見せられている気分になります。なにせ、子供が遊びでやっているお芝居ですから、言葉も設定も大人の真似をしているだけ。中身は何もありません。

後書きにもの凄い納得です。ハズレな原作が来てしまっても、なんとかハーレらしくイイ感じのロマンスに仕上げるのが漫画家さんの力量なのだと、激しく納得しました。

絵の線が固くてこなれていませんが、お話自体は悪くない。もう少し評価が高くてもいいと私も思います。個人的評価としては3くらい。この先、伸びてくれそうな作家さんにエールを込めて+1です。

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また荻丸先生に泣かされてしまいました。結婚式シーンで終わり、というマンネリな最後ではないのも嬉しいです。叔母様の暖かさを感じながらH&Hの行く末を思う、心に残る作品です。

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設定とセリフを追いかけるので精一杯。大好きな牧先生なのに。お話に自然な流れを感じられないのはどうしたことでしょう・・・

そらまめ辺りの頃に好きだった作者さんです。ストーリーの展開は相変わらずお上手なんですけど・・・　読み手が感情移入するにはH&H達の表情、喜怒哀楽の作画が地味過ぎでした。

ちょっと頼りないけれど、決めるところは決めてくれるヒーローが可愛くてカッコイイです。さちみ先生の作品は、立ち読み無しで購入しても後悔はありません！

読みづらいです。例えば時間経過を表すようなコマ割りがなかったり、会話の内容が唐突で何の話を始めたのかを読者が脳内補完しなければ理解できないからだと思います。ヒーローが、「僕に魅かれているはずだ」と叫んだときは、思い当たるシーンが無かったので、危ないストーカーに見えました。

最初の頃のヒロインは肩に力が入って随分と粋がっている感じですが、ヒーローとタッグを組んでからは少しずつほぐれていきます。２冊にすればサスペンスとLove要素をもっと盛り込めたのに・・・　せめてあと５ページだけでも増加して、おまけページをストーリー側に入れて余韻を残して下さると、最後のハートが付けられたに・・・　残念です。

本当に144頁しかないのでしょうか？ロマンスが高密度に詰まって、読後には溜息しか・・・　絵の美しさ。完成度の高さ。流石です。残念なのは、月並みな賛辞の言葉しか思い浮かばない我が身ばかりでございます。

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あらすじだけ冷静に考えれば、普通のHQ的ストーリーなのに、どうしてこんなにラブ度が低いのでしょうねぇ・・・　そうえいば、FRの頃の作者さんて、一人称が僕でしたっけ？男の子にも間違えられていたような？　乙女心、掻き集めて頑張ってください。

大人になった今だからこそ、良さが分かる作品ですね。愛を告白し合ってキスしてウエディングドレスでおしまい、的なマンネリなラストではないところも好いです。お姉さま方に見守られて、恋のために一生懸命背伸びしていたヒロインが可愛いくてなりません。

絵が雑で酷いけどお話を纏める力はある。というのは、たらこ唇で評価が低い作家さんと同じだと思うのですが、この方になると評価が高いのですねぇ・・・　唇とか、顔の輪郭とか、体のラインとか、酷い部分を探す方に気が行ってしまって、お話が頭に入りませんでした。

絵は上手だし、ドタバタで読者を楽しませようというサービス精神は感じました。が・・・　ストーリーがブツ切れでよくわかりません。原作を読んで、不足部分を脳内で補填しないと意味が分からない。　折角、ポテンシャルのある作家さんなのですから、編集の方がよく見てあげれば良いのにな、と思いました。

兄弟モノの一冊ですね。ぜひ、2刷合わせて読むことをお勧めします。

ハート「ゼロ」って評価はできないのかしら？

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中身が詰まったお話ですが、無理が無くて自然に読み進められました。パーティーのシーンなど、セリフで説明して端折る部分が多い割に気にならないのは、H&Hの言葉の掛け合いが楽しいからだと思います。セリフ造りのセンスが光っていますね～！

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何のヒネリもない。

2冊なのに話が薄いのか？ 2冊分で楽しめる話を薄くしたのか？ なんか、もっと描きようがあったのではないかと思います。

パターン化されたマンネリなストーリーを可愛く楽しくまとめてあります。ヘップバーンとかが出てきそうなお洒落な映画みたい。流石、津谷先生です。

絵も、セリフも、稚拙の一言につきます。途中でリタイヤしました。

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