入れ換えについても、建物内も現代の明かりとも違うし、外はきっと私たちが想像つかないほど真っ暗でしょうし、ヒーローの子沢山も、日本だってついこの間まで身分の高い御方には側室とか当たり前だったし、時代の違いの価値観なのでしょう。 しかし、ヒロインの入れ換え作戦やそれに乗ったヒーローなど、お話しが突飛過ぎて少し引いた　笑 星４つは相変わらず美しい絵のアリスン先生に送ります。

神奈先生だから、この評価。先生の新作を楽しみにしている身としては、もっといい作品を選んで欲しいと願う。 諸悪の根源は妹とトム。主人公たちが丁寧に愛を育んでいるのに台無しにした二人。しかも、全く自覚無し！現実にもいますけどね。引っ掻き回すだけ回したくせに、それを親切や思いやりだと勘違いしてる人。物語だから大団円で収まったけど、現実ではデリケートな問題でボタンのかけ違いで元に戻るのは難しい。二人が愛を確かめ合うのも彼らの策略によるわけで、お互いの気持ちは間違いないのだから、そんな彼らの作戦と無縁なところで通じ合って欲しかった。

ハーレでなければ、上質な物語として良かったと思います。ただ、頭がハーレとして読んでいるので異質すぎて、感情移入出来なかった。だって、ハーレは絶対ハッピーエンドな訳で、どこでヒロインがシフトしてたんだ？　そこでこっちも切り替えられないと、とてもこの終末は受け入れられない。始めから、マリア主観で読み直せば違うかしら？

スピンオフ作品は、極力同じ作家にすべき！ 別のマンガで登場していなかったり、特に印象深いシーンのなかったキャラクターならまだしも、フレンチ先生は存在を示した役柄。この夫婦の絆の深さも、本作以上に印象深い。フレンチ先生も産休明けの本作のヒロインもイメージがついているのに、なぜ同じ作家に依頼しないのか？　運営側が読んでないか読んでも読解力が足りないのか？ もっと作品を理解して漫画化して欲しい。

妄想でヒロイン父に恨みを募らせ、復讐を企てるヒーロー。のちにヒーロー母によって誤解とわかるが、ただの思い込みの激しい浅はかな男にしか見えない。ヒロインはまだ誤解されている時にヒーローを愛し始めるが、こんな男のどこに好きになるような要素があったのか甚だ疑問。好きな漫画家さんでしたが、今回は残念だった。

誤解したまま一夜を共にしたという事は、欲望のまま気軽に遊べる相手とヒロインを見下しているわけで、たとえ誤解が解けたとしても、そんな人格の持ち主、わたしならお断り。ヒロインもなぜそんな最低な相手に惹かれたのか理解に苦しみます。ヒーローの思い込みも度が過ぎるけど、ヒロインも説明が足りな過ぎです。主役2人共魅力を感じられず、読んでいる間、ずっと気分が悪かった。

作家買いです。さすが絵は終始綺麗で相変わらずうっとりとさせられます。ハーレですから、どんな考え方のヒーローも最後には改心するってわかってはいるけどそういうヒーローは厭だ。お互いに本気になってはいけない、しかし惹かれあってしまう葛藤のようなものがストーリーの初めから感じられればまだ良かった。あまりにも皇太子が打算的で、ただの無くしたおもちゃが惜しくなってしまっただけの勝手な行動のようにしか見えなかった。放蕩王子は都合良く掟をも破ってしまうんだ〜というラストで、感動には程遠い。原作がダメなんでしょうけど、星合先生には、原作を選ぶか解釈も器用に変えて欲しい。

現実逃避して一夜限りの覚悟で結ばれた相手がフィアンセだったという甘ったるい題材なのに、何ごちゃごちゃ頭ン中悩んでいるのか、理解に苦しむ。最後、結ばれてめでたしめでたしも、はい？始めから障害なんてありませんでしたけど？と白けてしまった。絵が綺麗なのに構成の技量がない。編集担当にも責任があると思う。

お祖母様の検査費の治療代にも困窮してる最中、スイスに逃避、そして何日も滞在するお金はどこからでているの？ 妹の話を読めばクリアになるのか？ それにしてもこんな脳足りんな妹がヒロインの話、とても心配。 さて、主役の二人も屁理屈と理論を擦り合わせながらお互いの気持ちを確かめ合っていく様は、数式を読んでいるようで、まったく感情移入できなかった。 黒田先生は、感情をとくとくと語っていくストーリーは得意なはずなのに、この作品ではただの説明になってしまったのが残念です。

数々の名作を持つ津谷先生ですが、私には最高傑作に感じました。展開もドラマティックでしたねー♡ トリスタンが、彼女の名前を連呼しながら駆け寄るシーン、キュン死しそうになるのをこらえて何度も読み返しちゃいました。 あの「彼」の話も早く読みたいです。もちろん津谷先生の絵じゃないと許しません！ 笑 どおりでムダに美形だと思っていたんですよね(^_−)−☆ あの辛い体験をどう乗り越えていくのでしょう。傷心の「彼」もさぞかし美しいでしょうね。レディサラからアニカまで5年近くかかりましたが、そんなに待たせないで！ 次回作くらいに期待します。それから、常々思うところですが、発売日考慮して下さい。他サイトより遅いのは考えものです。

津谷先生のファンなので、絵は相変わらず綺麗。ヒーローも凛々しく描けてます。ですが、肝心の話の筋書きはなんか変。弟の出生の真相も中盤で明らかになってるのになぜか引っ張り、終盤まで引っ張った割に府に落ちる話じゃなし。ヒロインも思い込みの激しさ、人の話に耳を傾けない姿勢といい、人間的にもどうかと思う。そんな性格のヒロインにヒーローはなぜ惹かれるのか、ラブストーリーとしても成立しない。 原作のストーリーは、きちんと構築してから出版して欲しい。

途中の伏線で、ヒロインに惹かれながらも何か理由があって彼女を選べなかったというようなヒーローの切ない心の内が描かれていたけど、その真相にはあまり触れられず、さらっと流されてしまったのが不完全燃焼です。その理由について丁寧な描写があれば、完成度が上がったのになあ。 TVのリアリティショーが題材なのは、新鮮でした。あ◯のりみたいな番組だったのかしら？

ヒロインがヒーローに先に出会っていたことも、ヒーローが亡くなった妻を心から愛している様も。 例えば、～従姉と出会う前、ヒーローがヒロインに惹かれているけれどヒロインはまだ幼くて気持ちを伝えられないでいた。そんな時、年齢が相応でヒロインに酷似した従姉が現れ、ヒロインの代わりに惹かれていくような描写があり、再会したときに最初に心を奪われたのは実はこのヒロインのほうだったと気が付く～　そのような伏線があれば、まだ救われたのでしょうが。 なんだか、最後まで従姉の身代わりにしか見えず、すごく悲しいお話で見ていられなかったです。

1読目は、テーマが沢山ありすぎてどこに感情を持っていこうか悩みましたが、背景を理解して読むととっても好みな話でした。 ヒーローは突然捨てられて（と思わざるを得ない状況で）、傷つきながら何年もヒロインを忘れられなかったのがひしひしと伝わってきたし、ヒロインもずっと恋焦がれてきたヒーローとの再会にこっちまでトキメキました。 ヒーローが、なんで娘が自分の子の可能性に気付かなかったのかは、ヒロインが自分の前からいきなり姿を消した状況から、ほかに好きな人ができたからなのかと悩んでもおかしくないし、終盤でのこれ以上はない判明の仕方は、スッキリさせてくれて良かったです。もっと夢の続きが見たかったな～♪ ちなみに、フレンチ先生のファンです。フレンチ先生のスピンオフ（こっちがスピンオフなのかしら？）「涙のわけは･･」も、ぜひ、三浦先生の絵で読みたいと切望します！