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- チェリー 2024/02/18
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嘘をついてまで彼との縁をつくった彼女は罪人でしょうか?! でも、それが「罪」となるかどうかは、「王子様の判断」ということになるのではないかな? 「王子様」が「恋が成就するためのカワイイ嘘」と判断したならば惚れた弱みということで何も罪にはならないかも? 確かに、主人公が「階級」を偽るために「嘘」や「詐欺まがい」の行動は確かに褒められるものではありません。いつかはバレるもの。 でも、「王子様」は彼女の気取りの無い「普通さ」を気に入っていたのであり、別人に成りすました彼女を求めていたわけではなかった事が後にわかります。 つまり、本来の「彼女自身の笑顔と天真爛漫さ」と「ルックス」が超タイプだったということ。持ち物やブランド品や高級車に惹かれたわけでも何でもない、「彼女の本質」を彼は愛したということです。 こうなって始めて、彼女は「取り繕った詐欺まがいの嘘」がなんの意味も無かったことを知ります。 しかし、「この詐欺まがいの嘘」が無ければ彼との接点も無かったわけなので、「必要だった嘘」とも言えますね。 こうした「階級違いの恋」って実は貴族王族が居ないはずのアメリカでは意外にも、ほとんど無い文化なのです。 さらに「宗教や人種」が複雑に交差し、「クラス(階級)」が違うと恋愛も生まれにくいのが現代のアメリカ。 だからこそ、こんな恋愛成就のハッピーエンドが素敵に映るのかもしれません。
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