初めの数ページはヒーローが元奥さんの事故を知らされて、許してやり直したいって言ってたのに容態が良くなったと聞いたら、今度は子供を押し付けられて現恋人と会えないって嘆いてみたり、その恋人と別れて直ぐにヒロインをベッドに誘ったり、自分のせいで死んだって言ってたヒロインの名前を覚えてなかったり一貫性が無さすぎる。そもそも、ヒーローが勝手に元奥さんの浮気を赤ちゃんの髪の色とちょっと似てないって言う理由だけで疑って奥さんの話も聞かずに思い込みだけで非難したヒーローが悪であって被害者は奥さんと親友。 最後の巻き戻しがなければまだ、マシかなって思ったけどあれのせいでヒーローがただの性欲魔人になっただけだった

ヒロインはダイアンに嫉妬しながらも彼女を理解しようと頑張ってるのも良かったし、ろくでなしの元旦那と完全に縁が切れてよかったけど、元旦那の不倫相手のダイアンが何をしたかったか謎。よくも悪くも魅力はあるんだろうけど、今まで3回とも略奪結婚だし、奥さんに電話かけて不倫報告したり、略奪した相手の奥さんに自分の自伝かかそうとしたり、自分が要らなくなったし元奥さんに旦那を返すわって言ってみたり、本気で愛してくれる人が欲しいって言うわりに選ぶのは既婚者ばっかりで結婚後も浮気してるし何がしたかったんだろう？ダイアンのマネージャーも何がしたかったのか謎

うーんそもそも、ヒロインの母はヒロインを有名人にするためにヒーロー父に嘘の妊娠で再婚させてヒロインのレッスン代とか色々、お金使わしてヒロインのデビュー決まって離婚してヒーローは、それに対して思うところがあったしヒロインに対しての欲望もあったから距離を置いてたのに、ヒロインからの電話一本であっさりヒロインに陥落するし、ヒロインはヒロインで母親の行動でヒーローに申し訳ないと思うんなら、緊急事態でもないのに別荘貸してって頼めないでしょ。しかも、ヒーロー父に対してありがたいと思ってたのに自分の舞台チケット送ったりもしてなかったみたいだし…なんだか、このヒロインが図々しくって好きになれませんでした。

内容はすごくよかった。ヒーローは自分の事を役立たずって思っているけど、実際は王道な感じのヒーローでかなり頼りになるし、ヒロインは自分の事より相手を思いやる事ができる優しい人です。 だからこそ、悪役と小間使いのフィアにはイライラさせられました。ヒロインの夫に夜の相手を強制させられたのは可哀想だと思うし、殺されかけて怖かったのもかわるけど、ヒロインに優しくしてもらって逃がしてもらったのに、ヒロインの事は放置して逃亡。ヒロインが死刑になるのも知っていたし殺される危険性も理解していながら、自分可愛さにやっぱり放置。ヒロインと偶然出会って真実をヒーローや領主に訴えるチャンスがあっても、自分からは動かない。ヒロインは責めないし無事を喜んでくれてたのに...。何だか自分勝手だなって思ってイライラしちゃいました。最後は、好きな人に誇れる自分になりたいって証言しますって。意味が分からない、なのにヒーローもヒロインも小間使いと恋人にはお世話になったって言ってるし...なんかヒーローとヒロインが立派だっただけにモヤモヤしました。

ヒロインもさっぱりした性格で嫌みがないし、ヒーローもヒロインの言葉を聞いて娘への態度を反省してくれるし、ヒーローの恋人？のヴァネッサも下心はあったとしてもエミリーへプレゼント持ってきたり、ヒーローとヒロインが結婚するって噂を聞いても嫉妬したり嫌がらせしたりせずに、ヒロインにヒーローの情報を教えて忠告してくれるし、イライラさせられる人物がいなくて、読みやすかったです。

ヒーローもヒーロー父もありえない。 ヒーロー父の策略でヒーローから浮気を疑われて産まれた子供の存在を否定されて別居になったのに子供が誘拐されて初めて孫の顔見たとたんに孫を手放したくないってヒーロー父って最低って思ってしまいます。誰のせいで子供が2歳まで父親を知らずに育ったんだ！って言いたくなる。子供から2年も父親を奪った癖に孫が可愛いってありえない。 ヒーローだってヒロインの言うことを信じなかったくせに真実が分かっても、ヒロインに対して反省があんまり感じられないし。 ヒロインはよくあっさりと許せるなってもやもやしてしまいました。 正直、この親子捨ててヒロインは子供を可愛がってくれる人と再婚した方がいいんじゃない?って思いました。

ヒロインが可哀想。ヒーロー弟の運転で事故にあって昏睡状態になったのにヒーロー弟はその間に結婚してるし、最低。罪の意識もない感じだし、責任感もなさすぎ、こんなのと結婚しなくて良かったのかもしれないと思うほど頼りなさすぎ ヒーローはヒーローでヒロインを誘拐軟禁するし。

全体には面白かったけど、暴行された妹の事を考えると正直、スッキリしない。ある意味、ヒロインのせいだし。妹の気持ちを考えれば後味が悪い感じがします。