恋人を守り全身麻痺になったサイモンが必死に伝え続けた「ボク...ノ...モノ」という言葉。 ヒロインはそのまま「僕の物」と受け取りその通りその後の８年を彼に捧げました。 ですがよくみるといつも「僕の」と「物」の間にタメありますよね？ この答えは後半ヒーローがサイモンと面会したときの台詞「彼女は君の宝だ」と照らし合わせると見えてくると思います。彼はサイモンのつたえたかった真のメッセージを受け取っていたんですね。 原文はどういってたんだろう気になります。

「軽い気持ちでバージンと寝たら付きまとわれて怖い思いをしたのでバージンは苦手です＞＜」って告白したヒーローに、ヒロインが「かわいそうに！貴方わ悪くないのよ！＞＜」って言うシーンがありますけど、ヒーローは悪いからね！？エラさんとやら女がつきまとったのはバージンだからじゃなくて恋人になれるとおもったのにヒーローがホナサイナラしようとしたらでしょ。ちょっと２人とも共感できないなあ…。だからおじいちゃんは強引な手をつかってでもヒーローに責任取らせようとしたんだよ。おじいちゃんがいい人すぎる…。

いくらなんでも下着スケスケナイティで抱きつく友情はないわー。

中盤の恐ろしさとラストのあったかさで風邪を引きそうです！ヒロインがヒーローを信じて許せるためのエピソードが足りない気がしましたがそこは大人の事情（主にページの）なんでしょうね。最後の子供の「もうつかれちゃったよ！」は激しく同意です。いい意味ですよ？

ヒロインがとってもいい女です。恥辱をネタに脅されて従わず、いつでもヒーローの立場を慮った決断をしています。ついてしまった嘘もヒーローを思えば仕方ないといった状況。この子が嘘で責められるのを見るのは嫌だなぁと思いながら読んでいました。 だって、ハーレの世界って「なんで信じちゃうの！？」ってくらい簡単に騙されてヒロインをいじめるヒーローが本当に多いんです！なのでこのヒーローももしや…と疑ってしまった。よかった信じてくれた…本当に良かった。ごめんよごめんよ私の心は汚れていたよ…。真面目に巻末ページを開いて土下座をして二人に謝りました。思わぬところで信じないヒーローの心情をトレースしてしまった私です。

台詞と表情があっていないのかそもそも感情がないのか。 ヒロインとヒーローの心情の推移がまったく読み取れず、うす君の悪いラストになってしまいました。元からヒーローの事が好きだったらしいですが、他の男性と結婚すると決意したのに。本命からのレイプはレイプじゃなかったということ…？そんな、ばかな。この迷宮から私が脱出する日はないでしょう。

ヒーローに惹かれても、とある理由により毅然とした態度を取ろうとするヒロインには好感が持てます。対してヒーローは積極的にヒロインと距離を縮めようとするし、おいおい婚約者への罪悪感とかはないのか？といった印象。原作ではちゃんと補完されてるのかしら。ラストはもちろんヒーロー、ヒロインのハッピーエンドですが、これ義理の姉は元父の不倫相手だし、母は元婚約者と息子の結婚を望んでいたりでしばらく気まずいですね。

数々の強いヒロインを見てきましたが、このヒロインはナイーブな面を見せながらも、負った傷をバネにさらに成長を見せてくれました。そしてヒーローの拒絶を前にあの粘り...ただの強さではないこれはまさに強靭と言えましょう。ヒーローのウルトラヘビーな生い立ちから来るトラウマを打ち破るのは彼女しかいなかったと納得できるラストシーンです。

一言だけ 「お産を終えて退院って日になってから、ひょっこり現れて何を言っているの？」 父親もヒロインの入院を知らなかったようなので仕方ないとはいえのんびりしすぎでは？肥立ちが悪ければ死んでたかもしれないんですよ…？

始まりこそアレなんですが、すべてが繊細な飴細工で出来ているような優しい話でした。みんながそれぞれ罪悪感と愛しさと抱いていて（でもヒーロー父は…ないかな）それに振り回されているのが伝わってきます。この先生が描かれるヒロインはいつも妖精のように華奢で儚げなんですがこのヒロインはさらに清らかさがあっていいですね！！ヒーローはいつもの渋めのミドルです。ヒロインに夢中です。服を着ていたほうが格好いいです。

序盤こそ、浮世離れした天然発言に目を丸くするばかりでイラッとさせられるヒロインですが。作中でえんどう豆の姫様に例えられたとおり、彼女は「本物のお嬢様」です。知らないことについて配慮せよという方が無茶な話なのです。そう思って読み進めることにしました。するとどうでしょう。彼女が世間を知り庶民を知りどんどん強く輝いていく様がとても気持ちよく感じられるようになるじゃありませんか！守られっぱなしのヒロインがこんなに大きくなって…。完全に母目線ですが読み手の受け取り方次第なのだなと考えさせられる作品です。

独裁父の元に母親が残されたまま終わってモヤモヤが残った方もいるかと思いますが、このヒーロー・ヒロインが一緒なら必ず助け出せると思えるラストです。明るい未来を感じさせます。

顎の丸いキャラだったんですがその後弟はどうなったんでしょう（笑）あんなに曲者感醸し出していたのにあっさり片付けられちゃいましたね。話も終盤簡単にたたまれてしまって、心残りが多すぎます。

　ヒーローの復讐の対象は読んでいればすぐ予想がつきましたが、思いとどまったのかと思いきやしっかり完遂してたのにはおもわずツッコミを入れてしまいました。、ま、いいですけどね父親はもう救いようのないクズでしたし。 ぽっちゃり？していると描写があるのにスラッとしているヒロインもきになりますが、それよりなにより有名デザイナーに作らせたというウェディングドレスが酷い…。とにかくクリームを絞っただけのデコレーションケーキというか、肉のありったけ盛り合わせというか、ほんとうにひどい…。ハーレなのですからせめて着てみたいと思わせる素敵なドレスにしてほしかったです。影の薄い弟君の今後の活躍を願って♡１つけさせていただきました。

「自分は愛されたことないから愛なんて信じないんだー！（意訳）」 高らかに宣言してか～らの、ヒロインの過去の告白を受けて 「彼女も愛をしらないから、愛してるって言われても信じないぞー！（意訳）」 は、さすがに落ちた目玉が見つからないかと。 めんっっっどくさいよ！そこは何故彼女は愛を信じれるんだ！？って揺さぶられるところでしょ！ あと愛を信じないとかいいながら祖父母からは愛情たっぷりに育てられてるじゃないですか。おばあちゃんに失礼だよ。

三ヶ月の愛人契約をヒーローから提案するシーンはありますが、ヒロインは受け入れませんし実際そのようなことはありませんでした。 傲慢ヒーローを想像された方には期待はずれかもしれません。

ヒロインが人生捧げなきゃいけない覚悟で挑む公務の傍らで研究も続けるって、その場で決めていいことなんでしょうか。まあ幸せに暮らしたならその辺ツッコむのは野暮ってもんでしょう。