前二作を読んでからだと感慨が深いかも。最終的にみんないい人・・・にまとまりました。ヒロインがいいこでいいこで、つらいくらいなのですが、姉二人が嫁ぎ、ヒーローいい人で子供二人もいいこなので、このくらい本質善人に囲まれてなければラストであの行動はとれなかったと思いました。少しびっくりしました。そして姉たちがまとまってなかったらこのラストはなかったろうなと。

他の方のレビューでもあるように、ラストシーンの直後がどうなったのかが描かれなかったのが残念でした。ちゃんと惹かれあってるところもヒーローの家族の葛藤も丁寧に描かれてるのに。これから闘いに挑むヒロインの前にヒーローが現れプロポーズ→ＯＫ→エピローグに突入した感じです。覚悟をきめたんじゃなかったの？マネージャーと情報を売った実母への反論会見はどうなった？と。もやもやっとしました。でもヒロインがいいこだったから読んでよかったです

事故→記憶喪失→別人のような妻＝別人＆双子の生き別れの姉妹。定番なのですが、お話が二転三転、奥行きがあるので面白く読み進めました。ここで終わり？かと思ったら続きがあって、ただのハッピーエンドじゃ終わらなかった。そしてなによりヒロインが魅力的！すごくポジティブ！特にラストでヒロインがひっかかっていたところにぎゅっとしました。誠実な人だなと思いました。

人を見る目がある二人。お互いが自分の罪を認識するところはぐっときました。常識ある良心的な二人でした。ラストの別離は必要な儀式だったと思います。ラストシーンのさりげなさがよかった。妙に情感あふれた感動的画面にしないところが、押し殺した感情の余韻が合ってよかったです。積極的に面白かった！というお話ではないけども読んでよかったなと思います＾＾

多少文字説明で終わらせる部分が多いのですが、不器用なヒーローがいじらしくがんばってます。ハイティーン(笑)の甘酸っぱいもどかしさがところどころにあり「なぜそこで言わない！」「押せ！そこで押せ！」とわきわきしました。ヒロインも仕事に育児に頑張ってて好感がもてます。そしてラストの日和見だった二人の決断にすっきりします。双子は・・・育児がんばれ。

頭の中がお花畑すぎて目が泳ぎました。シリーズ三話読みましたが、特に漫画家さんの絵柄綺麗ダナーで終わりました＾＾；。試し読みのとこまではいいのですが、そっから先だらだら話が進むだけで盛り上がりはなし。結婚が取りやめになると体を弱らしてる祖父が傷つくからと合意したのに、いざ取りやめになったらさっさと異国の酒場の歌姫に逆戻り。内容が無さ過ぎて祖国の事を考えなさすぎてプリンセス設定は意味ないなと思いました。絵柄はとっても綺麗でした！

女らしいことと疎遠だったヒロインが15の頃に婚約した幼馴染を誘惑する方法を兄の友人のヒーローに聞く。よくある話なのですが漫画家さんの味が出てて面白く・・・淡々と終わりました（原作の味）盛り上がりがあまりなかったこともなのですが、ヒロインのラストの発言にすうううと引いてしまった。男っぽい仕事してるけど、実は性格が女っぽいのは読んでわかったけどいきなりしなだれかかったみたいでもやっとしました。整備士はあっさり辞めるんでしょうね・・・・悪くないし内容はしっかりしてるのになんで読後感が微妙なのか・・・

カクカク動作で描かれてはちょっと・・・。表情に乏しいのでポイントである眉あげが印象に残らないし、大事な場面はほぼバストカットで背景も乏しいし・・・雰囲気がない。お話としてはキーである子供の存在を知るところで「ちょっと昔火遊びした相手に父親と言われ信じるとでも？」「経済的援助のために試してるのか」「罠にはめるならドレスアップしてから」など絵空事だとばかにしてヒーローは去ったのに、数コマで数時間が立ちいきなり自分の子供だ僕は君のお父さんだよと子供にいきなり告げる。 新生児が亡くなったからというが産院で亡くなるのは珍しいことじゃないのにあれだけ悪態ついて戻るまでの心の変化や葛藤が一切描いてない。とにかく全てをセリフで説明しようとしてるので感情移入が全くできませんでした。ヒロインがうだうだ言ってるのがメインでヒーローのかっこいいとこも描き切れず・・・申し訳ないけど原作がもったいない・・・

田舎っぽい自由なヒロインが好きだったはずなのに国に帰ったらきちんとした貴婦人であることを求めたヒーロー。うまくいくわけない。が・・・どうも王族って雰囲気ではないって画面？没落貴族っぽい華やかさにかける・・・特にビジネスにせわしない労働者なとこ。ヒロインも嫁ぎ先が王族ってわかってるのならＧパンにＴシャツで城の中うろうろして嫌みを言われて言い返すのが子供っぽすぎ。心理学を学んだという設定だから言い争いは多いのだけど相手が好きだと言う表現がそれほどなく、いがみあってるばっかりで、たぶんいつか離婚するだろうなと読み終わっても思いました。

激しい恋愛でも大事件がおこるわけでもないのですが読んだ後ほっこりします。活発な姉の替わりに（頼まれたわけではないし確証もない）一度きりだけ母親の替わり・・・をするはずがお人よし＆優柔不断の連発で結局姉の危機を呼び込んでしまう。他の方の絵だと多分ものすごく苛ついてしまう展開のはずなのですが作画の方の雰囲気が良くてこのヒロインらしいと思いました。そして姉がかっこいいしキュン！逆にこの姉の話があるといいのにと思いました。

よくあるとはいえ死にかけた母親が夫に看病してほしいからと言って愛のない結婚をしんだらどうするの？と娘に強要するのはやだなぁと思ってしまう。最初から違和感はあったのだけど、初対面からヒーローに運命を感じながらも、計略結婚を仕組まれた妹の夫候補の会社に乗り込み妹と結婚するなと言い放ち（妹がどう思ってるかは不明）ヒーローは結婚相手はどっちでもいいと思ってはいるが姉への肉欲だけはひたすら受信中。簡単にベッドインして、親も結婚相手トレードOK。夫婦のことはしないと宣言したヒロインから速攻ヒーローを誘い（二回目）妊娠。ヒロインに翻弄されることに癇癪を起したヒーローが気仕事で自宅を長く留守にしたら会社に行き嫌み。子供を望んでないと思ってとヒロインが呟くが、ヒーローを拒絶してたのヒロインなんだが・・。平たくしたら全員生ぬるくそこまで葛藤もなく流されるまま中途半端に自己中心的でびっくりした。漫画家さんの画力と雰囲気でも誤魔化しきれない。買うんじゃなかった。

雰囲気も絵柄も好きです。が、どうもドラマティックに見えない。これが数年じゃなくて12年くらいたっていたのなら（HQらしくはないけど）まったり感も納得するのだけども。特に違和感を感じたのが大金持ちでもないのにポンとおうちを他人にあげちゃうところ。税金対策とはいえ・・・一人にあげるのじゃなく、これを機会にヒロインのような子供に救済ができる施設を増やしていくとか考えてたならヒーローがずっとヒロインのことを想っていたと納得できたかも。 いいお話なんですが、ヒーローが再会したから好きだったことを思い出したくらいにしか見えなかったです。良いお話なんだけど・・・

何一つ解決していない。悩んでるのか悩んでないのかヒーローの行動が一貫していないので最後の最後でもやもやしました。ヒロインの行動力は小気味いいです。

おもしろいんだけど・・Ｐ数、確かに足りない。この後が一波乱あるといいのにと思わせる内容でした。黒歴史の日記を取り戻すために不法侵入してばれて、デートを強要され・・・の後が物足りない。ヒーローがヒロインを好きになった理由が意外性＋毒舌＋幼いころの父親を慕う日記（まだ毒舌なし）で守りたい思った（ヒロイン想像）・・・？こう、人を好きになるのならもっと何か、恋い焦がれる描写が欲しかった。

楽しく読みました。原作を読んでいないかもしれませんが、本当の社長と初めて会った時に、一発で別人だと気が付いたヒーローならこの軽い展開も納得。もう少しページがあったらなとは思いますが、上杉先生のテンポが好きなので満足です。

ヒロインの婚約披露パーティ時に再会した二人。7年前行きずりで初対面で芝生でヤりかけた（その時もヒロインの婚約披露パーティー、しかもその現場を見て立腹した婚約者は目の前で事故死）。再会した二人は婚約パーティの直後だというのにヤってしまう。その後義理の妹に浮気を婚約者にばらされると、婚約者も浮気していて秘書のお腹に赤子も仕込み済み。 直後のセリフヒロイン「おめでとう！」元男「ありがとう君たちはまだなのかい？」秘書「まだ早いわよ」みんなで笑う。・・・え・・・？婚約者の妹が「浮気ものばっかじゃない！」と叫んだのですが、全くその通り。見失ってるのは貞操観念だと思うわ

父親と賭けをして男性のいない家に手伝いとして入ったヒロイン。だけど、家主の息子に威圧的な態度を取られ反発・・・だが次第に・・みたいなネタとしては定番なのですが、頭の一部に理性が二人とも残っていて恋愛感情に流され切らないところが好感もてました。最後、別れを切り出されたヒーローがヒロインの自宅で放った脅し言葉がキュートでした。まさかのへたくそ、そしてストレートに好意を示す潔さ。悪い人がいなくて素直に読めました。