横暴な祖父の命で政略結婚した二人がすれ違いつつも、次第に自尊心を取り戻し共に敵に立ち向かう様子がギリシアの美しい風景と共に描かれます。 前半はヒロイン祖父のコピーの様だったニコスがアンドレアにより変っていくのが良かった。

トコニが果てしなく可愛い。そして、出てくる人もみんないい人でした。特に施設長、素晴らしい人柄でした。 母との思い出にトラウマを抱える二人。乗り越えるにはとてつもない努力が必要になりそうな境遇(特にヒーロー)ですが、愛の力で乗り越える流れに説得力がありました。 「トコニのママはとてもトコニを愛していた、だからトコニはとても幸せ」…このシーンで涙しました。 子どもが子どもらしく、また大人が「大人らしい」作品です。このコミックは読んでよかった。

前半は病に倒れた艦長オリヴァーと貧しくても人への優しさを忘れないナナののんびり日常系。 お互いが好きあっていく模様が丁寧に描かれつつも、忍び寄る戦争の影や陰謀が二人に影を落とします。 周囲を取り巻く人たちも優しく魅力的で物語に引き込まれました。 華やかな展開を望む人には肩透かしかもしれないけれど、きっとこんなカップルが実際に居たかもと思わせる、リアルさがある良いお話でした。 作者は戦時中の軍人の妻になる難しさを書きたいのかもしれませんね。未訳の別作品でも同様のテーマが出てきます。

序盤、ヒーローとヒロインがまだ出会う前、同じようなことをお互い考えていて、これはもうお似合いの二人だなとわかって、早く二人が出会うシーンが読みたくてページを捲る手が止まりませんでした。ヒロインがヒーローに文句を言いつつも、ヒーローに惹かれていく姿にニヤニヤ。ヒロイン妹は甘やかされて育ったと聞いて、トラブルメイカータイプかなと思いきや、家事を手伝ったり姉の恋のアシストしたり、キッパリ自分の意志を貫くところがいい意味で裏切られました。プロポーズシーンで終わりかと思いきや、結婚後のエピローグもありロマンスとしては大満足の作品でした。(ただしサスペンス要素ははっきり解決しないのでそこは気になる人はいるかもしれません)

元婚約者以外はみんな誠実で優しく、温かい人達。 この作画家さんの絵は個性的だけれど、かえってそれがヒーローやヒーロー母の意外な優しさ･愛情とのギャップにつながり、読みごたえありました。 ゲームおたくカップルなので、新作ゲームの1コマも最後にあったら、尚良かったかも

お互い強烈に惹かれあっているのに再会から間もないため信頼するまでに少し時間が必要だった。いろんなことが次から次に起こる出来事にワクワクしながら最後の切ないお互いの思いまで普段はあまりないが一気読みしてしまった。間違いなくお気に入りの1冊になった。

元婚約者以外はみんな誠実で優しく、温かい人達。 この作画家さんの絵は個性的だけれど、かえってそれがヒーローやヒーロー母の意外な優しさ･愛情とのギャップにつながり、読みごたえありました。 ゲームおたくカップルなので、新作ゲームの1コマも最後にあったら、尚良かったかも

コミカライズの漫画家さんが、特撮ヒーロー＆美少女戦士もののファンか、又は、そのファンのお子さん持ち、ということはわかりました。 物語本編は、タイトルと伏線が見事に絡んで、ラストのハッピーエンドにつながります！ 特典に、本編のプラスアルファをお求めの方は、同じ漫画家さんの「過去への扉」をどうぞ。 物語のプロローグの一幕が読めますよ！

プロを目指しロマンス小説執筆の参考にジゴロを雇ったヒロイン。しかしジゴロと勘違いした相手は、新しいプロジェクトで共働する予定の経営者で･･･から始まる恋。 前半ヒーローの猛攻から一転、ヒロインのターンになってからが良かった。しかしあの髪についたカブトムシのシーンがラストへの伏線だったとは。ホット度高めです。

これまでの3作もそれぞれのヒロイン&ヒーローの恋の成り行きを楽しめたけど、この大トリの2人の熟成された愛の結末は最高のフィナーレで満足感半端ナシ！ できれば、4組のヒロイン&ヒーローをそれぞれ魅力的に描き分けられる力量のある漫画家さんにコミカライズしてもらえないかと切望してしまう。 岩崎陽子さんがロックフォード公爵を描いてくれたら、さぞや素敵だろうな…

シモーンの急変にはドキドキでした これ以上怖い事になってほしく無い！ みんな幸せになって良かった。

贅沢な暮らしの為に娘を捨てた母親 まぁほっといても地獄に堕ちるのでしょ うけど幼い頃に不幸だった分２人には 温かい家庭を築いて欲しいですね。

多くの女性達と関係を持っていた父親のせいで、そして、父を見限って振り返りもせず出て行く母の後ろ姿を見送ってしまったヒーローは、４人兄弟の中で、一番やっかいな人になってしまってました。ヒロインとはお互い一目惚れで、しかも二人して、恋に慣れなくて、ジリジリと感情を通わせて関係を築いて行きますが、、ヒーローは、両親の離婚は、父になびいた女達のせいだ！と（不誠実な父の姿を認められず）女性にねじれた感情を持ち、愛にも不信感があり、ヒロインとの愛のある関係を認めようとしません。。いわゆる定番。　それを打ち破ったのが、数多くいる兄弟とその妻達との家族愛、そして、ルイーズ。　特にルイーズの悲しいけれど強いそして寛大な心に沿った生き方に、ヒーローもようやく目が覚めます。。　傷を負った男性が、真の愛に目が覚めるまでの葛藤は切ないですね。心の傷を抱えても踏ん張って、外見は普通に素敵な男性にみえますし…やっかい。　彼らは大抵本質を認められず、原因を違うもののせいにしたり、HQではヒロインのせいにしたりして鬼畜になりがちですが、本作品では、ルイーズが代わりに辛い思いをして、ヒロインに対しては鬼畜では無いので、読みやすいかもしれません。

自分の研究のためにとりあえず便宜結婚してみましょう、というヒロインの考え方にぎょっとさせられてしまい、また、困り果てたヒーローの日常にもぎょっとさせられてしまいます。こんな二人、いったいどうなるんだ・・・と、全く読めない展開にハラハラさせられっぱなしです。しょっぱなの行動が突飛であきれたヒロインですが、よくよく読み進めていくと細やかな心遣いもできる素敵な人。こんな風に始まる二人も、ありかなぁとおもいました。とはいえ、ヒロイン姉の旦那さん、私もお金もらってもいらないや

大好きな作家さんだし、面白いんだけど、他の作品に比べるとドキドキが足りないんだなあ。途中まではすごく良かったのに。ヒーローが駆けつける理由がヒロインの命が叔父に狙われそうだからじゃなくて、ヒロインへの想いが溢れ過ぎてだったら良かったのかも。またはヒロインがヒーローを助けるのが、ピストルじゃなくて身を挺してとか。