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地下室の令嬢江口美子/ベティ・ニールズ
穏やかな日々 評価3 3

穏やかな日々と穏やかなしあわせがいっぱい詰まっています。地下室というと、窓もなくじめじめしてかび臭くてものすごく暗いイメージにとらわれてしまいますが、ヒロインはあっという間に快適空間に変えてしまいます。ヒーローもヒロインも大人だし、穏やかなので、攻撃したり策略を巡らしたりすることがないので、読んでいて自分に赤面したくなったりします。どろどろの愛憎劇にないさわやかな作品です。

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ささやかな過ち愛甲玲/キャシー・ウィリアムズ
ささやかじゃない過ち 評価2 2

ヒロインは秘書だからと言って、これほどボスであるヒーローに振り回されても我慢しなくちゃいけないなんて、ちょっと信じられない気がします。まるでドアマットです。気の強いヒロインだったら接近禁止令出されても文句が言えない・・・。ヒーローの過ちっぷりはささやかどころじゃない。多重です。

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恋に落ちた大富豪土屋恵/アンナ・クリアリー
いまいち怪しいふたり 評価3 3

ヒーロー・ヒロインとも、隠し事があるためか、お互いに胡散臭さが長々と付きまとってしまい、それなのに恋愛に発展する気持ちにちょっと共感を抱きにくい展開が続きました。とはいえ、二人とも誠実でないようには見えません。ヒロインの事情説明があまりにもへたくそすぎて、行動が逐一怪しく見えてしまうがとてももどかしいです。

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月夜の誘惑西江璃子/アンナ・クリアリー
雰囲気がとても素敵 評価4 4

コミック版に流れる雰囲気と小説版と大きな違いはありませんが、細かなエピソードがよくわかり、ヒーローの人となりがより深く理解できました。ぞくぞくするような独特なロマンチックな雰囲気そのままです。ヒーローが時折見せる配慮のない対応に、ヒロインでなくても怒りたくもなりますが、許したくなってしまいます

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恋は突然に竹原麗/キャロル・モーティマー
かたくななふたり 評価3 3

打ちひしがれたヒロインを奮い立たせようとあえて悪者になろうとするヒーローですが、ヒロイン以外にはメロメロっぷりがだだもれです。年の差ゆえに自分を抑えようとする姿が、かたくななヒロインを助長しています。ああ素直じゃない・・とため息をついついついてしまう作品です。世話の焼ける年の差カップルというところでしょうか。まわりのフォローがナイスで、やっと、一安心でした。

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偽りのシンデレラ山田沙羅/マリー・フェラレーラ
【ネタバレ】コミック版では姪だけど 評価5 5

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花嫁は大株主三好陽子/ジェシカ・スティール
ヒロインが軽率 評価3 3

一目ぼれでぐいぐい迫ったヒロイン。それなのにヒーローがヒロインに興味を持ったきっかけが持ち株だったことがわかって、百年の恋が冷めてしまいます。ヒーローは素敵なのに、ちょっとデリカシーがない。きっかけは何であれ、確かに愛情を示されているのに、意固地になったヒロインはなかなか素直になれません。ヒーローが言葉足らずなので、仕方ない部分もある。ジェシカ・ヒロインにしては珍しく、それほどけなげじゃないちょっと幼いヒロインでした。

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復讐は大胆に真咲理央/キャロル・モーティマー
シスコン・ヒーロー 評価2 2

ダメダメ同士がたまたま自動車事故で、お互いに自殺したように死亡したことから始まり、ヒロインが比較的冷静に兄の死を受け入れているのに対し、洞察力に優れているはずのヒーローが、かたくなに妹が被害者であるように受け止め、このヒーローをもダメ・シスコンに貶めている感じがしました。けなげなヒロインが少し気の毒になりました。

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愛と憎しみの旅路千里悠/アン・メイザー
ふたりのすれ違いが痛い 評価3 3

祖母のそばにいるヒーローのことを愛しながらも激しく憎んでいるヒロイン。その心のぎすぎすっぷりが少し痛いです。ヒーローも、ヒロインの態度に合わせたかのようなつらい当たり方ばかりするので、お互いに傷つけあってばかりで痛々しいです。とにかく、痛い、その繰り返しでした。

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バージンロード雨宮朱里/ヘレン・ビアンチン
箱入り娘~ 評価3 3

ちょっとクラシックぽい作品です。両親を亡くしていて、義理の母親と、心惹かれる後家人に敷かれたレールを歩かざるを得ない境遇のヒロインです。この継母がとんでもない女・・・・というわけでもなく、後家人がギラギラした嫌な奴・・・でもなく、じゃプレイボーイ・・・でもない。基本的にちゃんとしています。ろくでなしが出てこない分、ハラハラ感にかけます。刺激が足りない!と言いたいのでしょうが、こんな人生だったら十分幸せじゃないかと思いました。

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忘れない夏富田美智子/ペニー・ジョーダン
最後まで楽しい♪ 評価5 5

人がいいので親友に振り回されることが多いヒロイン。その親友が恐れる親友の兄、どんな傲慢な奴かと思いきや、要所要所でおちゃめな対応を見せてくれ、相手にされていないと思い込んでいるヒロインを翻弄させつつ、めろめろっぷりがたっぷり感じられるのが楽しいヒーローです。二人の会話もアップテンポで楽しくて、にやにやわくわく最後まで楽しませてくれます。

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欲望のゲーム 上井上京子/ペニー・ジョーダン
長さを感じさせない逸品 評価4 4

一気に下巻まで突っ走って読んでしまいます。ヒーロー・ヒロインはブランとテイラーのみに収まりません。複雑な人間模様が織りなされています。ブランの息子がとにかく空恐ろしくて、こ、怖すぎるよ・・・と思わずひいてしまいました。読み進むにつれて、どんどん「怖いよ~~」と言いたくなる人物がでてきて事件に発展してくのがまた怖い。最後までハラハラし通しでした。でも、さわやかな読後感があり、単純なラブストーリーでは満足しきれなくなったときに、お勧めです!

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ジェイン・エア南亜希子/シャーロット・ブロンテ
ここで出会うとは思わなかった 評価5 5

元祖ロマンス小説といえる一品、すべてのロマンス小説の原点がここにあるように思います。堂々たる体躯のヒーロー、なんだかすっきりしない点も多い。幸薄いこれまでの人生から、自分を少し抑えたようなヒロインが、ヒーローに惹かれていくのは当然の流れ。ヒーローに娘がいるんだから当然いるはずの人物の存在に気が付いたとき、ヒロインでなくても私も愕然としました。切ないラストも心に響きます。忘れられない名作中の名作です。

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愛人と逃避行石川園枝/ルイーズ・アレン
まさに逃避行物 評価4 4

ヒストリカルらしくないタイトルと、荻丸先生のコミック版に惹かれて読みました。逃避行を扱った作品は多くありますが、比較的障害の少ない旅だったように思います。お互いの立場を考えての遠慮がヒーロー・ヒロインともにあり、もどかしい部分がありますが、できた息子の存在がきらりと光って後押ししてくれるのも楽しいです。

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結婚コンプレックス須賀孝子/キャロル・モーティマー
【ネタバレ】ヒーローが気の毒で 評価2 2

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幸せに続く道永幡みちこ/ペニー・ジョーダン
【ネタバレ】そりゃないよ~~ヒロイン 評価3 3

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魔法が解けた朝に鈴木けい/ジュリア・ジェイムズ
ヒロインの意外性にびっくり 評価3 3

ウエイトレスだったヒロインを見初めて愛人として連れまわすヒーロー。片時も離せないのがなぜなのか、恋多き男なのに全く分かっていません。また、ヒロインを連れ歩くための女としか見ていないので、その人間性について、考えたこともない。傷つけ、手放してしまって初めてその存在の大きさに気が付きます。ヒロインに許してもらえたからよかったものの、気が付くのが遅かったですね。

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架空の恋人水間朋/ヘレン・ブルックス
コミカルでもありさわやかでもあり 評価5 5

片思いに終止符を打つため、会社を辞めて引っ越そうとしているヒロインに、未練たらたらで待ったをかけるヒーロー。なんだかんだ言って、ヒロインとの別れを伸ばしていきます。ヒロインの片思いかと思いきや、ヒーローも片思いだと思っているから始末が悪いですね。岩崎先生のコミック版もとても素敵ですが、よりたくさんのエピソードが小説版には詰まっています。読後感がさわやかで、とても好きな作品の一つです。

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まやかしの社交界高木晶子/ヘレン・ビアンチン
【ネタバレ】すごく素敵なのに自信のないヒロイン 評価3 3

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罪深い喜び萩原ちさと/ペニー・ジョーダン
シリーズのラストなのに余分な感じ 評価2 2

シリーズのラストなのに、余分な感じのする作品です。ようやく、シリーズ全体に嫌な影を出しまくっていたニックが駆逐されたのに、すっきりしません。初めから、こんなのと結婚しようと思い立ったのがそもそもの間違いじゃん、当てつけに結婚までするからじゃんと自業自得の感じが抜けません。ヒーローに、もっと、内に秘めた感情を爆発させるとか、してほしかったな。

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伯爵夫人の条件井上京子/ペニー・ジョーダン
超セレブカップル 評価3 3

なんでヒーローとヒロインが犬猿の仲なのか、不思議に思える二人です。お互いにとても気になるから、お互いにとてもお似合いだから、あえてきらっている、反発しあっている感じがします。きゃんきゃんいさかいが絶えないので残念カップルに見えます。それにしても前作同様、ニック最低。ヒロインに薬までもる徹底ぶり。やっぱりこいつ、本当に最低な奴だとしみじみ思います

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心まで奪われて茅野久枝/ペニー・ジョーダン
シリーズ2作目が読みたくなる一作目 評価3 3

ヒロインの友人の夫・ニックがどうしてもどうしても嫌な奴で、このシリーズ全体に嫌なムードを一人で作り出しています。出てくるシーンを読み飛ばしたくなるような嫌な雰囲気を存分に味あわせてくれます。こいつのせいでヒロインはヒーローに初めから誤解されています。もちろん、ヒロインだけでなく、ヒロインの会社そのものが誤解されている。もともと洞察力のあるヒーローだったから実際のことがわかるまでの道のりは長くなかったけれど、ハラハラしてしまいました。

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甘い闇の記憶有沢瞳子/ペニー・ジョーダン
【ネタバレ】まさに鬼畜ヒーロー 評価5 5

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アリスのめざめ平敦子/ヴァイオレット・ウィンズピア
妹には天罰が必要 評価3 3

妹の婚約者も妹自身も、問題が多すぎます。間違えて誘拐してくれたヒーローがいなかったら、ヒロインは今頃どうなっていたかと思うと、心穏やかではいられません。ヒーローのこの行動力があったからこそヒロインが連れ出せたからいいようなものの、こんな婚約をし、そのしりぬぐいを姉におしつける妹の気がしれません。

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罪深き天使高杉啓子/スーザン・フォックス
【ネタバレ】度量の大きいヒーロー 評価3 3

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嫉妬林真澄/シャーロット・ラム
ヒロインのうだうだっぷりがちょっと・・・。 評価3 3

貧困地区での医療活動に従事している遠縁のトムとどう見ても相思相愛ですが、ヒロインはとてもお嬢様なので、彼女に苦労させたくないというトムの気持ちもよくわかり、そのためヒーローが横からヒロインをかっさらってしまうわけですが、ヒーローが現れなくてもトムはあのままだったんじゃないかなと思います。そこまで仕事に信念を貫けるトムの人柄はあっぱれですが、こうなるともはや人間でないような。ここまでヒーローに思われるヒロインなのに、うだうだし続けるのがちょっと。

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愛なき砂漠大沢晶/ペニー・ジョーダン
すきです! 評価5 5

ヒーローがとてもとても屈折していますが、ヒロインに出会ってからは愛のあふれる砂漠の国だと思います。ヒロインが、むずかる赤ちゃんをほおっておけない優しい人であったばかりに、その生い立ちから思いっきり屈折せざるを得なかったヒーローと行動をともにせざるを得なくなり、お互いにだんだんと惹かれあっていきます。屈折していても、その魅力的な人柄がヒーローから十分に伝わってくるので、ヒロインがどんどん惹かれていく気持ちがよくわかりました。

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クリスマスプレゼントは私岡田久実子/ダイアナ・パーマー
やるなあ、兄弟! 評価5 5

タイトルから、クリスマスプレゼントに自分をささげようとするヒロインのお話かと思って読み始めると思いっきり肩透かしを食らいます。ヒーローも非常に不器用だと思うのですが、ヒーローの兄弟のハチャメチャぶりがものすごくて、楽しかった! ここまでまわりがアクティブだと、一度壊れた恋だから・・・とうじうじする余裕もなかった。

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美しい標的岡聖子/リンダ・ハワード
【ネタバレ】ヒーローに振り回されっぱなしのヒロイン 評価4 4

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名も顔も知らぬ妻田中淳子/モーリーン・チャイルド
【ネタバレ】謎解きのようでおもしろい 評価4 4

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