物語の中に小さな事件は色々とありますが、それよりも物語の大半を占めるのがヒロインのネガティブな妄想です。ヒーローも恋に落ちてからはネガになってるけど、それには不自然な感じがしませんでした。とにかくヒロインのネガネガネガな思考のオンパレードで読んでて疲れました。

ＨＱでありがちなのはヒーローがヒロインを誘拐ですが、この作品は逆で、ヒロインがヒーローを誘拐。その時点でワクワクして読み進めることができました。誘拐されながらもヒーローは余裕しゃくしゃくでヒロインの方が倒れてしまいそう。でも復讐の為にやむなく誘拐したヒロインの必死さ、繊細なのに振り絞った勇気に感動しました。復讐話しですが読後感は爽やかです。ヒーローのキャラのお陰かな。

田舎者で純朴で古風な考えのヒロイン。愛する家族の為に必死になってやることなすことが全てちょっと甘いぞ！と思ってしまうのですが、そんな天然なヒロインに結局振り回されてしまうヒーローは父性愛を刺激されまくりだったんだろうなって思います。ありがちな設定ですが世間擦れしてなくて愛情いっぱい受けて育ったであろうヒロインの自然な自己主張や我侭も微笑ましかったです。

ヒーローが設定通りの野心家の仕事人間に見えない。ヒロインが美しく見えない。ヒーローがヒロインのどこに魅かれたのか不明。表紙を見た時点で期待してませんでしたが、思った通りに話しの進め方が稚拙です。チャットや台詞回しも説明的でコミックである必要を感じませんでした。

チャールズのお話があるなら是非読みたい。絶対にチャールズの方が波乱万丈の人生だと思う。ロマンス要素ゼロになりそうな気もするけど。脇役のチャールズ押しのレビューですが、本作の方も素敵でした。もうすこし子供時代の部分を濃くして欲しかったですが、ページの関係で無理だったのかな？それでも面白い話でした。

男性陣が全員悪人顔に見えてしまうのが残念。

子供を思う母親の気持ちに打たれました。作画がちょっと残念ですが・・・。

駆け落ち結婚３日後に妻を置き去りにして失踪。せめて離婚手続きをして彼女を自由の身にしてから失踪しろよ！彼女を法律で縛っておきながら６年後にふつーに戻ってきて、こんな屑にまったく怒らないヒロインにもビックリです。

コミックは設定を借りた別のお話の様です。コミックはコミックで完成されていて素晴らしかった。原作の方は本当に切ないお話でした。こういう傲慢だけど心に傷を追ったヒーローって大好物です。ヒーローが色々と画策してヒロインを手に入れようとしているのですが、田舎者で律義者のヒロインには洗練された手管は通用せず、ヒロインの予想外の反応にメロメロになっていくところが素敵でした。だけど傲慢貴族なので素直に気持ちを表せられないのよね。

ヒーローの切ない気持が伝わってくるお話でした。すごく良かったのですが、翻訳のせいなのか文章の分かり難い所が目立ちました。読み下せば理解できるのですが、のめり込んでる気持ちが所々の分かり難さでブレーキかかってしまうのが残念でした。でも、その点を差し引いても皆さんにお薦めできるお話です。

悪くはないんだけど、いつも通りの安定感です。そして相変わらず、どの話しを読んでも同じに見えてしまう。ポイント１０倍でなければ購入しなかったと思います。

藤田先生大好きですが、今回は残念なことに山なし谷なし落ちなしで退屈でした。作画はいつも通りに素晴らしいのでハート３つですが、他の作家さんでしたら１つかも。

手段の為には処女にでも手を出す鬼畜。ヒーローを許すどころか、自分がゴミの様に扱われたことすら気付かないヒロインにもビックリ。絵はとってもかわいかったです。

このお話は好感もてました。プリンセスが本当に一所懸命で応援したくなります。ただちょっと話が駆け足だったかな。

話にもそれほど無理がないと思う。ただ、ヒロインがヒーローをいつ好きになったのかが分からなかった。

面白さが前半に凝縮され過ぎて、後半はありがちな話をうすーく引き伸ばして字数を稼いだ印象。後半に入ってからは読み進めるのが少々苦痛でした。

いつも通りで安心です。麻生先生の作品は全て同じに見えるのですが、そういう原作ばかりを選ばれて書かれてるのかな？？？？？

コミックの方を先に読んでいて、すごく良かったので小説版も読みました。コミックの方では大きく削られてるエピソードが読めて良かったです。後半ではヒーローの本心になかなか気付けないヒロインが、ヒーローを振り回す振り回す。（でもヒロインはヒーローの方が鈍感だと思ってるんですよね。結構お互い様な鈍感同士。）ヒーローが可哀そうになってきました。でもヒロインの心が綺麗で愛情から出た行動なので全てが微笑ましく読めました。

ヒーローがヒロインに手を上げようとしたり、ヒーロー側の事情がわかる後半まで、本当に胸糞悪いヒーローでした。 戦前ぐらいの時代設定と脳内変換するなり、どこかの発展途上国の物語と思えばすんなりと読めるかも。

表紙絵を見てあまり期待してなかったのですが月額コースに含まれていたので読みました。ところが予想に反してすごく良かった。絵は好みが分かれるかもしれませんが、ストーリーが素晴らしく、すぐに気にならなくなりました。強いて言うと「嵐が丘」の現代版です。ＨＱですので最後はハッピーエンドですが。

なぜ遺産相続の条件に結婚が必要なのか、父親がどういう気持ちでその様な遺言を残したのかがわからんかった・・・残念

日高先生の作品にハズレはありませんが、今までで一番感動しました。 少しだけ残念なのは赤ちゃんが赤ちゃんっぽく見えないところだけ。

が、ロマンス度ゼロ

２度読みしました。最初のダダダダダダダダダダでは涙が出る程笑わせて貰いました。

この作家さんの他の本でもレビューを書きましたが、この方はセンスはすごくあると思います。話の運びも上手い。ただ主役級キャラの顔がいまいち。でも今回、ヒロインはずいぶん綺麗になったと思います。あとはヒーローの顔かなぁ。と、ケチをつけてはいるものの好きな作家さんです。お話上手なので、数をこなしていれば読者側（私）の絵に慣れてしまうのかもしれません。お話の方は原作を読んでいないので認識を間違えているかもしれませんが、ありきたりな話でした。でも作家さんの力量で最後まで一気に読ませてくれました。

他の人も書いてるけど・・・。 お話の方は消化不良なところがありますが、そこそこまとまっています。

ヒロインの廻りへの想像力の無さ思いやりの欠如に終始イライラしっぱなしでした。 王女なのに王女の義務を何も知らないと言うか無頓着すぎ。 王女としての利益は甘受し安穏と生きてきたクセに、いざ王女としての義務になると「今は２１世紀なのよー」とお決まりのセリフ。あんたは前時代の階級制度に守られて生きてきたくせに何言ってんだ！とイライライライライライライライラの止まらないお話でした。

話の運び方にも無理がなく素直に感情移入できました。難点を一つあげるとすると、ヒロインのまつ毛をもう少し自然に書いて欲しいです。棘にしか見えないです。

絶対にトニーでしょ！なんでジャックがいいんだよ！ はぁあああ原作読んだらジャックの良さが分かるのかしら？コミックだとジャックはただのクソ野郎です。てかトニーに惚れました。