あ、ルックスは良かったか。そして金持ち。多少性格に難があってもある程度はカバーできるはずのポイントを帳消しにしてお釣りがくるバカ男ぶり。ヒロインの色々な事情がなかったとしても、かなり年下の若すぎる女性に対する許しがたい言動の数々。ヒロインも言っていたけれど「君を傷つけないと約束したのに」アッサリその約束を破りこっ酷く傷つけた後にまだ「僕は君を傷つけない」と宣う厚顔無恥ぶりには開いた口が塞がらなかった。これだけ色々やらかしたら、普通二度とヒロインの前に姿を現すなんてできないよ。まして、許しを請うだけならともかく、ヒロインの不幸な事故のドサクサに紛れて迫りまくるとか有り得ない。しかも出会ったころからの数々の無礼を「君を僕から守るため」とは恐れ入った。繰り返されるDV、挙句レイプ未遂って犯罪者だよ・・・。地に足のついた現実的なヒロインなのに、男の趣味が悪すぎる。違う話になってもイイから、ヒロインにはこの男を「きらいになって」縋られようがなんだろうが、他の素晴らしい男性とこれみよがしに幸せになって欲しかったです。

この手のお話って、「子どもができない→できた」で終わるのが多いけれど、本当に千差万別、いろいろな状況の方といろいろな考え方の方が存在することを考えると、安易に「できちゃいました～。うふっ」って終わるの止めてほしい。二人でいて幸せ、その延長線上に子ども、というのが自分的には理想だし、何より同じ状態の方はこれを読んだら辛いだけじゃないのかなぁ～とか思ってしまった。ヒロインは、ヒーロががっかりするだろうと身を引いたようだけれど、二人の問題は二人で解決するべき。それに８年の間に結婚していたのなら、好きだったヒーローから離れた意味なくない？　子どものいない家庭でも良いって了解してくれたから結婚した……って、訳わかんない。

庶子の存在で白けますね。 原作にその設定があっても漫画版では改変して下されば多くの人が楽しめる良い作品だったと思うのですが…… 残念。

どちらのヒーローも傲慢で自己中で上から目線が鼻につく ガキっぽいおと子だ。原作では最初から一夜の相手にしか過ぎないから覚えてなくて当然で（でもどこかであったようなと感じる）ヒロインは若すぎたんだなと感じた・・・ しかしヒーロー妊娠は女性だけの責任じゃないんだぞ！ それに彼女が裕福な家の人間じゃないの知ってて子供の環境 等でヒロイン睨みつけて責めまくる・・お前の家の基準で 物言うな！妊娠の連絡ガできなかったのだってそっちが拒否してたんだし、むしろ貧しいなかで懸命に子供を育てたことを認めてあげようよ！他作品の傲慢ヒーローでもその点は認めてる奴も多いのに。ヒロイン最後には別れを決意してホント芯が強い！イングリットも他の奴と結婚出きてよかったね！後他の人もいってましたけど、ヒーローよ、色気以外の コミュニケーションを知らんのか？

ストーリー的には悪くなかったんだけど･･･記憶喪失前は背伸びしてて、それが窮屈で駄々こねてただけだと分かったことだし、ヒーローはいつものパターンだったし。 ただ、幼馴染のピーター君が可哀想だった。彼にも恋人がいたのにね。パパラッチのせいにしてたけど、ヒロインにも責任があるよねぇ？反省して欲しかったなぁ。 あと、家政婦さんにも天誅欲しかったなぁ。

ヒロインには好感が持てるし、家族からの愛情に気づけずに無謀な行動を繰り返すヒーローも、子どもっぽいとは思うけど感じは悪くなかったです。でもいかんせん話の流れがダイジェストっぽくて感情移入が出来ませんでした。ヒーローが自分の生き方を変えるほどヒロインを好きになる理由がどの辺か分からない。あのやり取りでヒーローがヒロインに感じるのはせいぜい、”別れた旦那に有る理由から逆恨みされて命を狙われているのに、女手一つで子供を2人育てて偉いな”位なものでは無いかと。もう少し丁寧に感情の変化を描けるくらいページ数が有ったら違ったのかなと思いますが、その程度で自分を変えられるなら、ヒーローはもっと早い段階でいろいろ変わってたんじゃないかとおもったり。子連れの女性が王族と結婚（王子は初婚）とか問題にならないの？王族側が王子が初めて女性に本気になったと手放しで応援したってヒロインの方はもう少し葛藤しないか普通。とか、なんというか、ご都合主義でとても安っぽい関係に見えてしまってたのですが。ご都合主義はＨＱの十八番だけど、キャラクターが悪くなかっただけにもったいないな～と思ったのでハートは2つです。あと、欲を言えば話に子供出すなら、子どもらしさが欲しいです。話自体には子供が重要じゃなかったんでしょうけど、襲われた後母親に抱きつくでも泣くでもないって異常な気がします。

勝手に中絶だと解釈したヒロインが悪い ヒロインが誤解したから、父が今際の際まで孫に会えなかった だから、贖罪のために結婚しろっておかしいでしょ。 あの言い方「愛人に子供がいて嬉しい人はいない」「子供は計画にない」「医者を用意する」となれば誤解して当然。 自分でも「そう取られてしまった」とか酷い事を言ったという思いがあるなら、「誤解するような酷い事を言ってしまった」と、まずは謝罪するべき。 なのに酷い言葉を重ねて、最後の最後で漸くって。 だいたい、そこまで愛してるなら、愛人の…って言葉出ないと思うんだけど。 絵が綺麗なのと、ヒロインがある程度言うべきことを言っているのはよかったので★2．ヒーローの態度は★－5．

どんなに兄がヒロインを誉めたとしてもヒーロー弟と貴殿方二人は人の人生を操って言い訳がない。どんな理由があっても二人でどうにかするべきだったね。王族ならなにしても許されると思ったら大間違い。どんだけ傲慢なの、最後はハッピーエンドたからヒロインはよかったけどね。画は好きですが原作は無理です。

綾部瑞穂さんの作画は美しく、主役キャラ両人も素敵でしたが、とっても気になるポイントがありました。それは、貴族社会のお話なのに、正装にブーツか!?と見紛うような靴だったこと。ラストのショッキング・ピングの髪色よりもワタシにはビックリで、ダメージがありました(((；ﾟДﾟ)))