突っ込みどころが満載です。 勝手にお金を下ろすのも日本では考えられませんが、メモが風邪で飛ばされ、そして結構な月日がたってるのに、メモがまだ残ってる辺り漫画だな！と思いました。 最後もなんとなくありきたりと言うか… 有りがちな終わりで少しモヤモヤでした！

なんてつらいお話なんでしょう。 涙がホロリ。 義父の具体的な嫌がらせも知りたかったですし、ヒーローがどの段階から義姉妹から彼女を好きになったのかもよくわかりませんでした。 もう少しページ数が欲しい。もっと書いて欲しかったです。

復讐のためにヒーローに身をまかせるヒロインは他にもあるけれど、２００ポンドがその復讐心を際立たせます。 でも、そこまでの思いを持ちながら、意外とあっさりヒーローを許してしまうヒロイン。 愛の反対は無関心。愛の裏表は憎しみといいますが、このお話の場合は愛が強かった分憎しみも強かったというよりも、憎しみが強かった分その裏に隠された愛に気が付いたという感じでしょうか。

焼きすぎに気をつけていたはずのヒラメはいずこへｗあとヒロインの髪半年で伸びすぎだと思う。身持ちの悪い（悪かった？）ジャンヌと長男の結婚を皆よく許したものだ…。謎。あと子宮内膜症って子宮外妊娠の恐れがある気がするが私の勘違いだろうか。なんかいろいろ突っ込みどころがあった作品。でも「この人となら、どんな孤島でも暮らしていけそう」という場面は好きです＾＾

ヒーローが分別あると思い込んでいる女性がデリカシーのない発言をしたり犬をモノのように投げたり…不快でした…こちらの方が気になってしまって。

お坊ちゃんらしく悪気ないヒーロー。これがすべての災難の元なんでしょうね。妻が悪意満ちた仕打ちに苦しんでるのに、変わらず女友達とイチャイチャ。もういっそ、彼女が駆け落ちして幸せになってれば良かったのに。双子の妹(ヒロイン)はしっかりしてて、この天然バカを矯正するにはうってつけでお似合いなのですが、姉妹(今回は双子)ものはどうしても「この男はこの顔が好きなんだろうな」という思いが残って気持ちが寄り添えないです。

血がつながってないとは言っても一応兄妹な繋がりで結婚できるの？ あ、出生証明書が偽造だからオッケー? でも複雑。。。 親友に夫寝とられたら恨むのも無理ないと思う。まあ、受け入れられてよかったね。

不幸な境遇から愛を信じることができないヒロイン。一般的にはヒーローがそういう場合が多いのだけど、この作品は逆です。６年ぶりに会ったヒーローの挑発を受け、南の楽園で1ヶ月間ともに過ごすことになってしまうという話。ヒロイン18歳の時、ヒーローに自分の人生の理想と目標を笑い飛ばされ、それ以来、強烈な印象と不信感を彼に持っている。でも実際、南の島で一緒に過ごしたら、想像していた彼とは全然違い、あまりにも魅力的すぎて…。実は最初に出会った時からヒーローはヒロインに一目ぼれして、彼女が大人になるのを、ずっと見守り続けていたらしい。毎年、誕生日には赤い薔薇の花とカードを贈り続け。そのカードに書かれている一文が「人生の力と情熱は愛より生まれる」そして、原題もここから付けているのでしょう。このように立派すぎる完璧なヒーローなのだけど、私にはどうも違和感が残る。２人の初めての出会いでのヒーローのバカにした態度が許せないのかもしれない。何度見ても、彼がこの瞬間、ヒロインを運命の相手だと確信したとは感じられないし。それにしても、ヒロインは結末の後、どんな人生を歩むことにしたのだろう。父には途上国で医療活動をしたいと語っていたけれど…

ヒーローが情けなくて子供すぎる。 自分の妻を大切に扱わなかった大バカ者です。 痛い目にあって帰ってきたとしてももっと罰があった手もいいんじゃないかと思うぐらい子供な旦那を持ってしまったかわいそうなヒロインに同情しました。 ヒロインがずっと味わっていた苦痛をもっと謝れ

大公も大公だが(ｱﾝﾀだよっ、男性主人公･アレックス)、ﾀﾌﾞﾛｲﾄﾞ紙のｺﾞｼｯﾌﾟまがいの記事を真に受けて騒ぎ、宮殿の城門に押しかける島民も島民･･･と。ううーん。でも、島民も納得(⁈)し、アレックスも大反省しているので、まあ、ｲｲか。(←ｲｲのか？) それにしても大丈夫なのか？ベン。あんな女性を選んじゃって⁇ ･･･いろいろと、この作品は突っ込み所を楽しむ作品、と見ました。(違う⁈笑。) 全体として、楽しめました。(こんなアレックスが、ｼﾘｰｽﾞ作ではその主人公達にｱﾄﾞﾊﾞｲｽしていますが、クリセイスのステファノスへのｱﾄﾞﾊﾞｲｽには、“･･･実体験から､学んだな？”な一言が。合わせて読み返したら笑えました。)♥３．３。

話も良いし、男性キャラもかっこいいのですが、女性キャラが女性に見えないので少し興ざめです。画はお上手なのに、女性キャラがどうしても女装した男性に見えてしまって画面的にHQらしくないと感じてしまうのが残念です。

ヒロインはトラウマとシリーズ某問題児のせいでヒーローを全く信用していない。ちょっと思い込みが強いけどこのシリーズの中ではまだ親しみやすいタイプか。ヒーローが凄く大人に見える。ただいつの間にヒロインを好きになったのかは分かり難いのが残念。

素朴な疑問として、最初からやり直したかったというのなら、あの誤解されるような態度はないんじゃない？ 言いたいことだけ言って去って行くからそうなる。プロ意識の問題以前に、レース直前に動揺させるようなことを言うヒーローが悪い。それも、レースの後に詳しく言おうと思ってたのなら、最初からレースの後に言えば良い。 これなら、ハーレーでありがちな「大事なことを伝えたいけど、仕事やら何かのトラブルで最初の一文だけ伝えたら誤解された」のほうが、まだ納得がいく。 素人でさえ、試合の前に動揺させてはダメだとわかるのに伝説の調教師がわからない理由がわからない。 その自分の言いたいことだけいって去って行く癖辞めないと、そのうち取り返しのつかないことになると思う。

という感じでした。なので、筋立てや展開の想像も付きやすく、ある意味、安心して読めます。宮本先生のいつものｷﾗｷﾗと怒濤の(?)勢いとは幾分抑えられて、しっとりとした感じで進みます。この“しっとり”をじんわりと味わうか、物足りないと感じるかは、様々かと。それにしても、老婆心ながら、不安の残るﾗｽﾄなのですが。ﾋﾛｲﾝの義弟は世俗まみれの凡庸で、子爵家が不安。ﾋﾛｲﾝの継娘ジョージーナもまだ子供で、その彼女を溺愛する男性主人公の弟ジェイミーもまだまだといった感じで、伯爵家も不安。でもって、ﾋﾛｲﾝ･エマと男性主人公･アレックスも、新大陸行きって、この時代、命がけの大変さだよ～？等々で不安。･･･でも、愛が全てを解決するんですよね･･･。きっと。