開成高校野球部の「弱くても勝つ」方法
限られた条件で最大の効果を出す非常識な考え方
常識を疑えば自分だけの勝ち方が見つかる!
東大進学率No.1。でも、野球部員は捕れない、投げられない選手ばかりで、グラウンドが使えるのは週1回だけ。「ドサクサまぎれに勝つ」「盗塁は足の速さよりも準備」「チームづくりはえこひいきから」など、限られた条件で最大の効果を出す方法を紹介。ビジネスは、そもそも不平等なところがあります。大きい会社もあれば、小さい会社もあるし、よーいドン、で何かが始まるわけでもありません。しかし、自分は不利な立場にいるからといって、あきらめることはありません。開成高校野球部は、学力は東大進学数No.1を誇りますが、野球は、うまいとはいえません。でも、自分たちにあった戦略(「ドサクサで勝つ」「とにかく打つ」)などを考え抜くことで、勝機を見出してきました。力が劣っても、状況が悪くても、誰かの「勝つためのセオリー」に疑問を持ち、自分たちの戦略をつくることができれば、勝つことはできるのだと思います。ビジネスパーソンにも、弱いチームを率いる監督にも、今すぐ使えるヒントがたくさんあります!
序章 「弱いから勝ちたい」
1章 「ルール」の裏に隠れた“可能性”を探せ【戦略の立て方】
2章 コールドでドサクサに紛れて勝とう 【戦術を成り立たせるために】
3章 週1日の全体練習で勝つ方法 【勝つための優先順位を意識せよ】
4章 「勝つと楽しいんだよ」というところから教えるべきなのか? 【頭で動く選手への指導法】
5章 試合に勝つより「自分たちの勝ち方」を修得せよ【練習試合】
6章 「まずはえこひいきからはじめる」【チーム作りも優先順位がある】
終章 「野球やらないで勝つっていうんだから、覚悟を持たなきゃ」【青木監督の仕事の流儀】
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(C) Junichiro Yamaoka 2014
出版日:2014/11/14