世界史の分岐点
激変する新世界秩序の読み方
100年に1度のターニングポイントが迫る!
予測の先の新時代に備えよ!
近いうちに、「世界史の分岐点」が訪れる。日本も世界も、その激動に呑み込まれるだろう。避けることはできない。本書は、それがどんなものか、なぜ起こるのか、詳しく論じている。ビジネスにたずさわる人びとも、市井の人びとも、その備えをしたほうがよい――(「まえがき」より)経済、科学技術、軍事、文明……「知の巨人」が語りつくす、新しい時代を読み解く針路。
まえがき
第1章 経済の分岐点──「アメリカ一極構造」が終わり、世界が多極化する
「アメリカ一極構造」の終わり
中国は、世界経済を乗っ取るのか?
「中国の特色ある……」
国際経済を迷走する日本
グローバル経済の行き着く先
教育に、戦略投資せよ
公共を支える気概
哲学が、経済と社会を支える
第2章 科学技術の分岐点──人類の叡智が、新しい世界を創造する
脱炭素、待ったなし
化石燃料と再生可能エネルギー
脱炭素への戦略
核融合発電こそ未来である
「啓蒙的理性」を育てる
量子コンピュータが世界を変える
驚くべき新技術(EDT)
第3章 軍事の分岐点──米中衝突で、世界の勢力図が塗り替わる
古くならない軍事学の古典
マハンが明かす「海戦の原則」
第一次世界大戦の衝撃
第二次世界大戦と核兵器の登場
冷戦とは何だったか
新兵器が、戦術・戦略を変える
米中が正面衝突する
これは「新冷戦」なのか
「中華帝国」と正面から向き合う
第4章 文明の分岐点──旧大陸の帝国が、覇権国の座を奪う
文明とは何か
陸の文明と海の文明
グローバル世界の形成
グローバル世界の分岐点
曲がり角の日本
日本外交の無意識
アメリカは、ジャイアンだ
ヤンキーが、地方を救う
「空虚」に対して戦う
資料編 「世界史の分岐点」を理解するための参考図書
あとがき
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(C) Daisaburo Hashizume,Masaru Sato 2022
出版日:2022/01/05