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みんなボケるんだから

みんなボケるんだから

恐れず軽やかに老いを味わい尽くす

  • 和田秀樹

「ボケたら人生終わり」は大間違い!
ボケは不幸のどん底の病気ではない。
むしろ、だんだん幸せになっていく老化現象だ。

超高齢社会のなかで、誰もがもっとも恐れていること。それが「認知症」。
けれども「ボケなんて老化現象の一つ。“ボケたら人生終わり”と悲観するのは大きな間違い!」と喝破するのが、いま『80歳の壁』や『どうせ死ぬんだから』など、著作がヒットし続けている和田秀樹先生。
「認知症ほど誤解されている病気はない。誤解の1つは認知症は何もできなくなる病気ではないこと。
2つ目の誤解は、不幸のどん底のような病気みたいに思われているけど、実はだんだん幸せになっていく老化現象なんです」と、高齢者医療に長年携わったご自身の経験から、先生は語られます。

「みんな死ぬ」という真理と同じくらいに、年を取ると大なり小なり「みんなボケる」。
それにもかかわらず、正しい知識がないために認知症をむやみに恐れて、本来楽しくあるべき人生をつまらなくしてしまっているのは、もったいない。
認知症にまつわるあらゆる誤解を解き、ボケてもボケなくても幸せに老いることができる、和田先生の新提言満載の1冊です。

※カバー画像が異なる場合があります。

1章「みんなボケるんだから」
――私が認知症になったら、迷わずすること
 認知症になっても普通に暮らせる社会へ
 実現を推進する法律ができたのをご存知ですか?
 みんなボケるんだから
 85歳で4割、95歳で8割の人が認知症
 ボケたら何もできなくなるわけでなく、ボケるほどだんだん幸せになっていく
 治療法はないけれど、進行を遅らせたり症状を緩和したりできる
 「このままボケてしまうのでは……」 不安になればなるほど認知症は近づく など
2章 「ボケても意外になんでもできる」という事実
――私が認知症の人と向き合ってわかったこと
 私と認知症との出合い
 初めは怖い病気だと誤解していた
 高齢者専門の浴風会病院で認知症は老化現象だと気づく
 なぜ、鹿島の認知症の人は都内の人より進み方が遅いのか
 ゴキブリ御殿になってもしぶとく一人で生きている
 脳が萎縮しても必ずしも知能は低下しない など
3章 「ボケ上手」への第一歩
――自縛をほどいて自由気ままな思考に転換する
 認知症との上手な付き合い方。基本は「楽しく生きること」
 ボケてもボケなくても、かくあるべし思考では幸せになれない
 目指すは「年甲斐もない人」。もう実年齢にこだわる時代ではない!
 歳をとったらわがままでいい。古くさい「恥の文化」など捨ててしまえ
 楽しいことだけを追いかけられるのは「老いの特権」
 第二の人生は70歳から。あきらめるのはまだまだ早い
 人生は思い通りにいかないのだから、やってみないとわからない
 複眼思考で楽に生きる 答えは一つではない など
4章 「ボケても幸せな人」の生活習慣
――前頭葉を刺激して脳の老化を遅らせる
 脳を休ませない。前頭葉は40代から衰える
 インプットよりアウトプット
 知的な会話で前頭葉を刺激する
 ボケても今できることを減らさない
 一人暮らしの人ほど認知症は進まない
 文明の利器を使えるだけ使う。AIも味方にしよう
 つまらないテレビ番組は見ない。テレビの使い方を変える など
5章 ボケとは「幸せな人生」の総決算
――人はもともと「幸福脳」! ボケると“幸福度”は増す
 人生の幸福度が一番高くなるのは82歳を過ぎてから
 ボケ力は幸せになる力
 人間本来の「幸福脳」をとりもどせる?
 ボケたときが才能に出合えるチャンスかも など
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価格:1430円
出版日:2024/03/02

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