味の世界史

味の世界史

香辛料から砂糖、うま味調味料まで

食の多様性はいかにして生まれたのか?

東南アジアとカリブ海を目指して、ヨーロッパは拡大した!
経済史の視点から、資本主義の起源と展開に迫る。

世界は味で動いていた。香辛料(スパイス)から砂糖、そしてうま味調味料へといたる「味」の移り変わりは、資本主義が誕生し、ヨーロッパが覇権を握るプロセスと軌を一にする。本書では、ウォーラーステインの「近代世界システム」を参照し、さらにポメランツが提唱した「大分岐」論以降のさまざまの研究成果も踏まえつつ、「諸島」に焦点を当てることで、世界史の興亡を新しく描き直す。

※カバー画像が異なる場合があります。

序 章 なぜ「味」で世界史をたどるのか
第1章 世界史のなかの香辛料
第2章 香辛料貿易とヨーロッパの拡大
第3章 香辛料から砂糖へ
第4章 砂糖と資本主義経済
第5章 第二次産業革命がつくりあげた世界
終 章 諸島から見た世界史
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価格:1045円
出版日:2024/11/07

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