軽いノリでテンポよく進む話は、読みやすく、おもしろく読めました♪でも、作中で一番おもしろかったのが、ヒロインとヒーローよりも、二人の間に立ちはだかるベロニカの存在でした。おいしいところを上手く突っ込んできて、よくいるヒロインの嫌みで意地悪なライバルではなくとにかく「いい女」なヴェロニカが、最高のスパイスでした。正直、ヒロインよりもベロニカの方が好きです(笑)彼女が主役のを読みたいなーと思ったらありましたので、そちらも合わせて読むと、なおおもしろいと思います→「理想的な婚約者」

穏やかで、安心して読める話でした。あまりはらはらすることもなく、さほどどきどきすることもなく。人によっては物足りないと感じると思います。でも、個人的には、とても好きです。とても優しい、暖かい話で、読後感がとても気持ちいいです。

さりげなくクスッとさせてくれつつ、最後まで、おもしろく読めました。時折描かれるヒーローの感情がさりげなく読み取れる表情とか、大好きです。この漫画家さんは、「土下座して謝れ」と言いたくなるような嫌な男になりがちなヒーローを、嫌な感じに見せずに、横柄に傲慢に、でも、いとおしく描かれるので、大好きです。

このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。

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原作が最低なのでしょうね（あくまでも私の好みとして）。嫌いなタイプです。もう、設定自体が許せない。ハーレクインとしてあり得ないと感じるぐらい嫌い。漫画家さんが気の毒と思うぐらい嫌い。ですが、漫画自体はよくできていると思いました。この最低なヒーローを、同情の余地を残し、最後まで読み切れるぐらいに仕上げたのは、漫画家さんの腕だと思います。最低なヒーローがヒロインだけは手放せない最後には誰よりも大切にするというシチュエーションなので、好きな人は好きかも知れませんが、私個人としては、ヒーローが最低すぎて大っきらいです。

お互いがお互いを大切に思っていて、だからこそすれ違って、苦しんで、それでも互いへの思いやりが感じられる、ところが好きです。すれ違ったときの切なさとか、もう、最高！

評価は5ですが、単品での評価ではなく、サラの話（入れ替わった花嫁 ）との合わせての評価です。単品ならハート4つかな。両方合わせて、全部の謎が解け、四者四様の気持ち、思いやりがあるからこその足踏み、2冊合わせたからこその、おもしろさでした。

この漫画家さんは、本当に、読後感が良いと、私は感じます。横柄にヒロインを一方的におとしめるヒーローは嫌いなのですが、この方の表現にかかると、ヒーローの裏の苦しさが見え、そして、信頼関係の上にハッピーエンドが築かれ、気持ちよく読み終えることが出来ます。理性的にヒロインを嫌いながらも、ヒロインに惹かれる愛しさと苦しさ。ヒーローにおとしめられながらも、惹かれ、だからこそ苦しいヒロインの気持ち。両方の気持ちがバランスよく読めて、最後まで楽しんで読めました。

キャンキャンとかみついて吠えているような主人公は、好みじゃありません。かわいらしいと言えばかわいらしいし、自分の意志を持って主張していると言えばそうかも知れないけど、読んでいて疲れます。でも、まあ、好みじゃない部分を差し引いて考えると、素直になれないヒロインが、ヒーローにだんだんと惹かれてて素直に心を開いていく様子はおもしろいと思います。

ヒロインが優しくて、思いやりがあって、ハーレクインにありがちなやたらとヒーローに突っかかるような性格ではなくて、守ってあげたくなるようなヒロインが、とにかくかわいかったです。でも、道徳心というか、そういう面での意志はしっかり持っていて。そして、ヒーローの思いやりと優しさが要所要所ですごく表現されてて、だからこそ苦しむヒロインとか、ツボ過ぎる。おもしろかったです。

女性は顔が命って事だなって思いました(笑) 平凡な女性がお化粧して美女に大変身はあこがれですもんね！

突然、あっけなく終わったので、なんか消化不良な感じ……。金銭的な事情などをたてに、愛人契約を結び、ヒロインをおとしめるようなことを言うヒーローに惹かれていく……というのは、まあ、ハーレクインにありがちですが。それがおもしろかったと思えるかどうかは、ヒーローの最後の反省の仕方……というより謝罪の仕方にかかっていると言っても過言ではありません(個人的な趣味)。謝罪すらしないヒーローが多い中(せいぜい「僕の間違いだった」と、非を認める程度)、まあ、ぼちぼちでした。なので、後味はそれほど悪くないけれど、あっけなくて、物足りない感があります。途中経過が本当におもしろく展開されているだけに、残念でした。最後のページの前のページ。もう2ページ……見開き1枚分長めに丁寧に最後のシーンの展開をして欲しかったです！！

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と思うような、前半のヒーローのいじわるっぷりにに、まともな謝罪もなかったので、ハートマイナス1。ここが、日本人と欧米人との差なのか。気になったからいじめるとか、小学生です。でも、後半の、ヒーローらしさは、完璧でした！

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漫画家さんを好きというところも大きいけれど、おもしろかった！ちょっと無骨で、愛情表現の下手なヒーローが、本当に、わたし好みに描かれていて♪　ヒロインのまっすぐなところとかもかわいいし。絵の好みは多少人によってわかれるかなーとは思う物の、感情表現や構成は、本当に丁寧で、読みやすくおもしろいです。

ハーレクインで一番嫌いなのが、ヒロインを信用せず、さんざんおとしめて傷つけた末に、言い訳だけして謝罪しないヒーローです。今回のヒーローも、その典型。愛情を築く上で最も大切な信頼を欠いた関係が、不快なこと、この上ない。ヒロインが言ったことは信じないのに、他人が同じ事を言うと信じるとか、確認するまでは黒扱いとか、最低すぎる。ヒーローたる物、もっとも信頼する相手は、他人でも、事実でもなく、彼女だろうと。他のジャンルならともかく、恋愛を売りにするハーレクインなら、そうあって欲しい物です。なので、非常にもやもや感が残るハッピーエンドでした。虐げられて切ないヒロインにきゅんきゅんするＭな読者ばかりではないので。それ以外は、おもしろかったです。願わくば。言い訳ではなく、自分の失敗を懺悔し、反省し、謝罪にもっと心を込めるヒーローが増えると良いなーと思うぐらいには、もやもやしました。

これは、原作者と、漫画家さんの雰囲気がぴったり合っている作品じゃないかなぁと思います。穏やかで優しいヒーローと、控えめながらも、自分の力でしっかりと立ち生きていくヒロイン。そんな二人の歩む道が重なるまでの、穏やかに流れるような時間。劇的なことはないけれど、ゆっくりと心が暖まっていくような話です。

お嬢様育ちで何もできないけれども　素直で可愛いヒロインに　sex目的で「そんなにしたいか！」って酷い事する奴でありながら　ヒロインに翻弄されて自滅する駄目すぎるヒーローが最高です。途中から復讐する事になったのに　空回り。 この二人　大好きです。

ヒーローのマリクのかっこ良さといったら無いです。それにヒロインのソレルの純粋さと一途さに涙なしには読めませんでした。長髪男性は小越さんの書かれるマリクが一番好きです！！

ヒーローと初対面の時、嫌な相手をグーで殴って鼻血出させてるシーンで笑ってしまいました。強い！（ヒロインのバトルシーンはその後も何度か出てきます） 若かったとはいえあまりに女性を見る目の無いヒーローの不器用さ、ライバルの女性のしたたかな悪女っぷり、あと別作品にも出てくる女たらしの友人や無表情で腕利きのメイドさんなど、どのキャラクターも活き活きとしていて面白いです。

1巻だけの評価ではなく、全巻通しての評価です。とてもおもしろく、読み応えのある作品です。ハーレクインというより、日本の少女漫画的なファンタジーのようで、取っつきやすかったです。日本のコミックの恋愛に特化したファンタジーが好きな人には、特にお勧め。割と、初期で、最後のオチ（？）が想像ついてしまいますが、そういうところも含めて楽しめました。ハート5つにしなかったのは、私の萌え度が少なかっただけで、作品としては、楽しめる作品だと思います。

予想外な最後が、大好きですw

ヒロインがわたし好みじゃないので、ハート3つ。わがままで、自分勝手なヒロインは、苦手です。まあ、一本気で、まっすぐで、かわいいと言えなくもないけど。

こんなデートしてみたい、と思いました♪　プログラマーのヒロインは、頭脳明晰の上、外見もヒーロー好みに見事に変身し、素敵。ヒーローも、誠実な印象で好感度◎。ただ、ラストに至る下りで、ヒーローが真相を知る部分は、それって他人の携帯を勝手に見るのと同じじゃないかな〜と思えて、ちょっと残念かな。

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