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　巻を追うごとに二人の気持ちが近づいていくのがいいです。この２巻の表紙は何をもってしてもモーラを守りきるというラスの強い意志が静かなる闘志とともに表現されていてかっこいいです。　道中様々な危機を乗りこえて深まっていく二人の気持ちと結ばれない運命と(信じている)のはざまで揺れ動くふたりの切なさがいいです。　このシリーズは最後までだれることなく面白く進んでいくので全巻読むのがお勧めです。

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貴族では無い身分のヒーローは、率直・開けっ広げで、生きる知恵があります。何か秘密を抱える家そして、秘密に押しつぶされそうでいて、気高い（気位の高い）ヒロインの心をほぐしていきます。そして、夫婦がうまくいったか？と思われた頃に、ミステリーが始まり、おぉ〜どうなるんだろう？となっていきます。お話が二部構成で、ただ愛を語るだけじゃない、お得感があって、大満足でした。

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ヒロインを思っていたヒーローが他人の子供を妊娠いていると思い込んでいる。それでもヒロインを断ち切る事が出来ずお腹の子供ごと迎え入れると言う愛の深さはわかりますがねぇ・・・記憶喪失物の亜流だと思いますが、全く無いとは言えないとしても二人とも医師という立場上、あまりにもあり得なさすぎて苦笑レベルでした。素人が知らなすぎる、想像できなさすぎる医療モノはしらけちゃうだけだと思います。

よくある誤解とすれ違いで過去に離れてしまったのはわかった。でも、なぜ10年近くも経って、しかもこういう現れ方をするのかなぁ。まぁ、そうじゃないとお話が成立しないんだろうけど、お互い子育てという責任を持っていながら、簡単に肉体的魅力に屈して、最後には、あれは誤解だったのね、ハッピーエンド。というのに、10年かかるというのは、納得しがたい話です。

コミックのほうを先に読みましたが、小説も良かったです。長いですが、シリーズ物だけあって、話が練れているし、場面展開も多くあり、静的な話の多いHQには珍しく、躍動感のある作品だと思います。普通に娯楽小説として楽しめる内容です。シリーズ全部読みたくなりますね。

個人的にはこの作品はパーフェクトだと思います。ケチのつけようがありません。ヒロインもヒーローも精神的に健全でとても好感が持てるので読後感も爽やかです。宗真先生のＨＱにしてはちょっと地味目な絵柄が落ちついた雰囲気を醸しだしていてピッタリでした。文句なし！

最初に読んだのは随分前になります。どう賞賛したらよいものかと悩みレビューが書けずにいましたが、細かいことはもういいや！*** 素晴らしい！*** の一言です。こんな作品に再び会いたいがために HQ 読み続けています。もちろん良い作品は他にもありますが、まだこれを超える作品には出会えていません。つまらない作品を立て続けに読んでしまったりすると「もう HQ 読むのやめようかなぁ…」と思うこともありますが、この作品を読み返すと「本作のような作品にまた出会いたい！」と前向きになれます。

　４巻があっという間に読破できる素晴らしいハーレのナンバーワンファンタジーです。ヒーローヒロインのキャラも絵柄とピッタリで二人の冒険と少しずつ惹かれあっていく関係もうまくできていて、読んでいて楽しくてワクワクします。　巻ごとに盛り上がるエピソードがあり続きはどうなるのと話に引き込まれるので飽きさせません。絵もかわいい系の綺麗なので魔法使いというヒロインの造形にピッタリです。とても楽しくて面白い作品ですので、全巻通して読むことをお勧めします。

この絵について、結構批判される方がおられますが、私的には、全然問題なしというか、むしろ内容とぴったり合っていて、ドキドキ感がより強くなり、大変満足しています。

ずいぶん前に、初版のものを読みました。翻訳も古臭くて、ロマンスってこんなもの?と思った記憶が…。ウエイド一族って言葉がしつこくて、外国ではそんなに『一族』に固執するのかしらと思いました。お姉さんもお母さんも幸せな結婚をしたのに、どうしてお父さんのウソを信じるかなあと…。しばらくこの作家の作品を避けるようになったくらいです。古い作品なので、貞操感覚とかも古臭い。時代を考えて読めば悪くないと思います。

　他の方も書いているように久々に絵が綺麗な新人さんです。プロとしてどうなのかと思うほどあまりにトホホな最近の新人作家さんを見せられてきた読者としてはうれしい誤算です。　背景やキルト姿などとても丁寧に描いてあって読んでいてストレスがないのはいいです。ストーリーはよくある話ですが、ヒーローの性格がウジウジ男なのが残念。もっとはっきりしゃっきりせんかとか突っ込み入れたくなります。ヒーローはお金持ちセレブなのですが、そのあたりのゴージャス感がいまいちだったのが惜しいです。　現代的なお話でもう少しどんとこい的な性格のヒーローや冷徹な傲慢キャラなんか描いてほしいですね。　次回作への期待も込めて❤ひとつおまけです。

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良い意味でさらりと読めます。変にドロドロしてないし、適度にヒールもいるので山場もあるし楽しめます。ヒロインは最初天然というか、少しイタイくらいの女性に見えましたが、後半になるにつれてイメージは払拭。代わりにヒーローが無理難題を押し付ける傲慢男かと思ってたら、ラストおちゃめでした。

元々コミックを読んで、好きだったので小説を読みました。ほぼ同じような流れで、コミック化で大きく変えた部分は無かったようでしたが、ページ数の関係もあってか、やっぱり小説の方がヒロインの心の移り変わりが分かる分、安心して読めます。傲慢だけどメロメロなヒーローと、おこちゃまで良いとこ育ちのヒロインなので、あて馬がいるとは言え、これで良かった！と思える仕上がりです。

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ヒーローは「こうなりたい」自分を目指して頑張って来たけれど、本当はそのままの自分を受け入れて包み込んでくれる人が必要だったんじゃないかな。よく頑張った、でも、しんどいこともあるよね？ここでは肩の力を抜いていいんだよ、って言ってくれる存在を求めていた。自然体のヒロインにペースを乱され、心をかき乱され、懸命にその存在を求める姿が微笑ましい。可愛いヒーローでした。

ヒロインが頑ななので、ちょっとうんざり。生い立ちや、背負っているものが重くのしかかっていたとは思うけれど。祖父のやり方はひどいと思うし。対してヒーローはいいところと悪いところをトータルして「よく頑張りました」と言ってあげてもいい。結婚しても愛人がいる、というのはいけないけれど、そうなった経緯を考えると仕方がないのかな？ふたりに実質結婚生活はないのだけれど、そんな関係のときにいつかヒロインと落ち着いて一緒に生活を・・・と夢想するヒーローは可愛げがある。まわりに悪意のある人がいるとこんなふうになってしまうのか、と思うと暗い気持ちになってしまった。

同じことを言っていても、経験がない場合と、ある場合で受け止め方って違うと思う。ヒロインは未経験なバージンなので、知識はあってもそれがどういうことか分かっていない。明らかに未経験なヒロインに迫られて、焦りまくるヒーロー。汚してはいけない神聖な対象に欲情してしまう自分も情けないと思っているのねー。当人同士はものすごく真面目で、だからこそ笑える。これって、ハーレなのよね？と突っ込みながら楽しませていただきました。最高♪

ずっーとコミックなるのを待ってました。最初DSで読み、その後文庫化になってDSでは削られていた文章も増えてて、早く麻生先生か真崎先生でコミックにならないかと思ってたら、ついに麻生先生でコミツクになって、やっと念願がかないました。 私の初めてのハーレクインはDSと遅咲きだったのですが、中でも「愛するがゆえの罰」は「DSでは題名が違っていて{甘美な代償}」もっとも忘れられない小説でした。 未だに私の中でNO1です。 確かに少ないページ数の中にも関わらず、原作に忠実でしたのでとても良かったです。さすが麻生先生です。ポイントはしっかり捕まえていると思います。 書籍になったら愛蔵本として永久保存しておきます。原作本と共に.....。

しっかり者で弁護士で頭が切れる設定の長女のお話でしたが…。あまりしっかりしていなかった…、ちょっと残念なところが可愛かった今回のお話。 無表情なヒーローがよかったです。

橋本先生のヒーローで、黒髪なのにちょっと「嫌な感じ！」と思わせる今作のヒーロー。ヒロインは一途で可愛いく優柔不断。原作ってどんなだったんでしょう？しかしそれでもこれだけ面白く読ませてしまう先生の演出に脱帽です。はっきり言います。 「漫画として面白いです」

ヒロインのアッパーカットはハーレ一かも知れません。

　リングレ作品には傲慢鬼畜ヒーローにこれでもかといじめられるヒロインがよく出てきますが、このヒロインの運命といったらあまりにも過酷です。そして、ヒロインに過酷な運命をたどらせるのがヒーローではないところがポイントです。ヒロインが起こした交通事故（詳細な記憶なし）でヒロインはたった一人の心の支えだった親友を失い、そのため服役します。この経験によりヒロインはとても自省的で辛抱強い人間に生まれ変わりますが、ハーレで服役した過去のあるヒロインっているのかしら…。　ヒーローとの恋愛話はまあまあいいのですが、それよりも後半からラストで明かされる衝撃の真実（判明する過程がちょっとあっさりしすぎのきらいはあるが）にびっくり仰天です。こんな怒涛の展開あり…？！というくらい衝撃的です。　すべてが明らかになった後のヒーローが取った行動とヒロインの頑張りには大拍手です。ハーレなのでラストはハッピーエンドと分かっていても、あまりの衝撃に本当に驚きました。