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- キラキラ過多 3
- あやの 2024/07/25 このレビューを 2人の方が参考にしています。
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鬼婆(義母)がパパを誑かして遺言状を自分に都合よく書かせているシーンまでキラキラさせちゃダメだと思う。星合先生くらいゴージャスな画ならば、キラキラやお花も相乗効果で麗しさアップだけれど、淡泊な絵柄なので、人物が背景に負けてしまっているのが、手をかけているだけに惜しい。画の堅さは否定できないけれど、カラーが苦手な作家さんが多い中、ステキに描けているし、スゴイ勢いで実力が向上する作画さんも結構いるので、是非頑張ってほしい・・・って漫画懸賞の批評か。最初に皆さんのレビューを見て覚悟してから読んだせいか、突っ込み所は多々あれど、普通に読めました。ヒーローに依存するタイプのヒロインかと思いきや、父親が突然死して動揺していた時以外は、まだ若い世間知らずなお嬢さんなのに、結構頑張っているので(寧ろカーター兄さんしっかりしろよ、顔と性格は良いのに残念な男だ)、ヒーローよりよっぽど魅力的な当て馬の彼か弁護士さんと結ばれてほしかった。人や機を見る目が壊滅的にポンコツなうえ、同時進行の二股八つ当たりオトコなんてサイテーじゃん、ジェイコブズビルのオトコってかなり年下のヒロインにワケのわからんサイテーな悪態をついた上に隙あらばセクハラするクズばかりなんだろうか、と不思議に思うのでした。
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- やっぱりハッピーエンドはイイ! 5
- あやの 2024/03/16
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何と言っても画がキレイ、麗しい。娘ちゃんを養子に出さざるを得なかったエピソードは辛いけれど、その後に続く過酷な状況も娘に恥じない生き方をし続けた年若いヒロインに脱帽です。ヒーローもヒロインも娘ちゃんもみんな人の痛みがわかる優しい人達で、こういう人達が報われて幸せになるお話はこちらの心も癒やされます。この三人を救い続けた心優しいお義姉さんはいつまでも心に残り続けるでしょう。
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- ハザマ先生の表現力の素晴らしさ 5
- あやの 2024/03/13 このレビューを 17人の方が参考にしています。
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主人公のライバルもいなければ、大きな事件があるわけでもない。作画さんによっては「・・・で?」と言いたくなるような作品になりかねない。ベティさんの作品は似たような設定を少しだけ変えた(ベティさんファンの皆様失礼なコメントで申し訳ありません。これでも私、ベティさんのファンです)穏やかな日常の積み重ねを描いたものが多い印象ですが、ハザマ先生のこの作品を拝読して認識を改めました。文章だけでは淡々としていて捉えどころがない印象を時々抱いてしまっていたのですが、ヒーローのヒロインに向ける愛情溢れる眼差し、ヒロインに気持ちをわかってもらえない切なさ(ヒロインがヒーローの気持ちに「もしかして?」と気がついたところでタイミング悪くそれをぶち壊すようなコトを言ったり、したりするから仕方ないと思う)が見事に表現されていてとても読み応えがありました。私の感性が鈍く、本来ベティさんの伝えたかった世界ってこういうことなのかもしれない、と思った次第です。・・・と書きつつもハザマ先生の表現力が素晴らしいのだと思っています。これからもステキさ作品を描いてください。応援しています。
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- ヒストリカル風ファンタジー 5
- あやの 2023/11/26 このレビューを 2人の方が参考にしています。
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予定調和だろうが、何だろうがいいんです!ご都合主義だろうが何だろうが、読者がそれを望んでいるからこその予定調和。画もキレイ。キラっキラな画が持ち味な宮花先生ですが、苦難の道のりではほどよく控え目にここぞという時にキラキラ炸裂、眼福です。4巻ありましたが、あっという間に一気に読了しました。4巻あるのに冗長に感じること無く、最後まで読み応えたっぷり。宮花先生が後書きに書いていらした続編の内容が、当時は内容を知らなかった先生のアレンジとして本作のラストを飾っていたのもまた興味深いエピソードでした。この作品はファンタジーですが、ヒストリカルもこれくらいの尺をもらえれば、もっとハーレのコミカライズの魅力が増すのにな、と感じた作品でした。
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- 結構よかった 3
- あやの 2023/03/22
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確かに、この首の長さは一体、とか人体のバランスとかデッサン的にパッと見ただけで気になることは多々あるのですが、ストーリー構成は上手だと思います。何人かの方がレビューしているように、コメディタッチの画は可愛らしいし。ヒロインの態度にも理由があるとはいえ、ヒーローの忍耐強さと愛情深さは驚嘆に値します。ヒーローが赤ちゃんに接する態度の柔らかさ、優しさに私はほっこりしましたし、結構難しい表現で中々できることじゃないと思う。まあ、私も画が受け付けないと「無~理~」と拒絶するタイプなので、無理だと仰るレビューは理解できます。本当にバランスさえどうにかすれば、あとは個性ということにして、評価4か5にするんだけれどなあ、もったいない。
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- 【ネタバレ】飛躍的に画が良くなっていて驚きました 4
- あやの 2023/02/20 このレビューを 2人の方が参考にしています。
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プロの漫画家さんに対して、非常に失礼な感想で申し訳ありませんが、正直な気持ちです。心優しいヒロインに、可愛いこどもに動物たち。今まで「部分的には」良いんだけれど・・・という印象の作画さんでしたが、画力が向上したことにより、但し書きなんか無しに「ハートフルな独特の魅力がある作品を描く作画さん」だと認識を改めました。脇役もなんだか味があって可愛らしい。イトコのキラキラしつつもエゴを全面に出したギラギラした悪役ぶりは作品の良いスパイスに。優しい雰囲気が魅力の作画さんは一定数いらっしゃって、癒やされますが、思わずほっこりする動物を描くことができる作画さんはそう多くはいないので、新たなジャンルを開拓されたのでは、と思いました。
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- 【ネタバレ】ヒーローの行動に釈然としない 3
- あやの 2022/11/27 このレビューを 3人の方が参考にしています。
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確かにヒーローは被害者には違いない。けれど、想像を超えた元妻の倫理観の欠如が原因とはいえ、ヒロインのもっともな言い分に耳をかさずに行動した結果だろう!大体「君の近況を教えてくれ」って、既に結婚している身で(しかもその時は「真実」も露見していない)一体貴様はナニをどうするつもりだったんだ、と胸ぐらつかんで問い詰めてやりたい。惚れた弱みでヒロインがヒーローを許したからこそのハッピーエンド。ただただ気の毒なヒロインが幸せになれたのは良かったけれど、10年間、ヒーローは我が身の不幸を嘆くばかりで、自業自得とは言え元妻も振り向いてもらえず、ヒロインは傷つきっぱなし・・・人間らしい弱さを持ったヒーローなんだろうけれど、なんかこのヒーロー好きになれない。中山先生の画はキレイです。
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- 情熱的とヒステリックは違うと思うんだけれどな 3
- あやの 2022/06/26 このレビューを 3人の方が参考にしています。
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ヒロイン父の書斎で「直接言葉を交わした」時のヒロインの行動は「それ、第三者的立場の人間ならともかく、愚弟の身内であるアナタが言っちゃダメなヤツ」とその責任転嫁甚だしい逆上ぶりに呆れたっけ。ただ妹以外はヒロインの足かせ(酷い言い方だけれど)でしかないこの状況では、不安でいっぱいで余裕なんてないのは理解できる。自分だったら、と思うとぞっとします。ヒーローに対して意識しまくりの本人も持て余す感情をぶつけられ、それにときめいちゃっているヒーロー、原作未読なので、画的には若々しく見える彼の年齢はわからないけれど(渋さを通り越してオヤジに見えるとガックリするからビジュアルには文句ありません)ヒロインと結構年の差があるのかな。大人の余裕という名のキャパシティが無いとあのヒロインを可愛いと思って受け止めるのは難しい~少なくとも私には無理だな!と思ってしまった作品でした。
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- ベティさんのお約束 5
- あやの 2022/06/19 このレビューを 12人の方が参考にしています。
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途中まで「いつまで続くんだ、このループ」と卑屈なヒロインの態度にイライラしていましたが、自分の身に置き換えると、相手の容姿もバックボーンも何もかにもが煌びやかすぎて「そりゃ気後れするよ。この相手と比較して何にどう自信を持てるというのだ」と思い至りました。世界にひとつだけの花は、確かに心に響くんだけれど咲く場所って重要だと思います。それを言っちゃうとハーレの夢が無くなってしまうのですが、いい大人になると時々我に返ってしまう。圧倒的な画力と勢いで、ハーレの世界に引きずり込まれることもしばしばありますが、ベティさんの世界はそうではない。淡々と繰り返される描写をいかに退屈させずに(ベティさんは好きですが、時々おなかいっぱいになるのです、ごめんなさい)魅力的な作品に仕上げるかは作画さんの腕にかかっているんですが、葛城先生は、ベティワールドをそのままに表現したうえで、それを成し遂げる稀有な作画さんだと思います。激しい描写ではないのに、H/Hの感情を繊細に表現できるなんてすごい。このヒーローはベティヒーローの中では比較的、わかりやすく愛情を表現する方ですが、それでも「若い娘の方から言わせるって、どーゆーコト!?ずるくないか!?」とか「アナタが中途半端にしか本当のことを言わないから意地悪担当につけ込まれるんだよ(まあ意地悪する方が悪いが)」という感想を抱くのは、これまたベティヒーローのお約束ってことで。
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- 【ネタバレ】ハーレにふさわしい画です 5
- あやの 2022/01/31 このレビューを 1人の方が参考にしています。
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サラッと読めば、ヒロインを信じないで2度も逃げた最低野郎なんですが、彼のバックボーンを考えると理解できる面も。幼少期から恐怖と絶望を心身に刻み込まれて育っているからなあ、1年前にヒロインに不信感をぶつけて会社から去ったのも、根底に父に対する恐怖があったからだと思います。私にはこれだけ散々ヒーローに失望させられたら、絶対に復縁なんて無理ですが、ヒロインは強かった。自身も数々に性的な危険にさらされ、恐怖を味わっているのに、凜として揺るがない。ちっと頑張りすぎだよー!と思う所もありますが、だからこそのこのヒロイン。トラウマ満載の怯えるヒーローを毎回ヒロインが支え、許して続く関係は、本当ヒーロー、シッカリしろよと思うほかないので、結婚後は是非今までの分もオトコを見せてほしいものです。そして女性が強かった。長男のお嫁さんも、同じくトラウマ満載の夫を受け入れているし、ロクデナシ親父の4番目の奥様、おそらくあの後、親父に「お仕置き」しているっぽい。見てみたかったなー。更には、画の進化がすごい。ハーレ初期の画はちょっと酷かった(スミマセン)けれど、まず画柄が変わり、時々コメントでも指摘されていた男女間の極端な体格差も改善され、今作、手放しに「画がキレイ~」と思いました。お話の構成もよかった。漫画家さんの意地を見せて頂きました。お見事。
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- 【ネタバレ】可愛いは正義って言うけれど 5
- あやの 2022/01/22 このレビューを 4人の方が参考にしています。
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美しいもまた正義だと思った作品です。いや、勿論ソレが全てじゃないとも思っていますが。正直、最初花嫁になりすまして結婚式を挙げたヒロインの独善的な思考には全く共感できず、あまつさえヒーローに「優しくして」と懇願するくだりでは「できるワケないだろーっ」と苛立ちを募らせていましたとも。ヒーローは完全な被害者。それでも初夜を強行したヒーローに「え、できるの?オトコってヤツは」と(そうでなきゃ話は進まないけれど)呆れていましたが、そうですか、双方一目惚れか。ハッピ-エンドに向けて後半怒濤の告白ラッシュ、幸せオーラ全開のお話運びも星合先生の麗しい画によって「いいじゃないか、ご都合主義でも本人達が満足しているんだから」と私は満足。やっぱり画力と雰囲気作りは重要、コレ,作家さんによっては明暗わかれる作品じゃないでしょうか。
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- ハーレクインらしい画になってきたと思うけれど 4
- あやの 2021/12/26 このレビューを 2人の方が参考にしています。
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ハーレに登場されてきた頃は、申し訳ないけれど「ちょっと野暮ったい・・・」と感じていた画柄で、まりもさんのおっしゃることをソックリそのまま思っていましたが、ここ最近画柄がどんどん洗練されてきたなあ、というのが私の印象です。確かに綺羅 綺羅しいカンジはしませんが、キッチリ描きこんだ硬質な画は作画さんの個性だと思っているので、私は結構好きだったりします。まあこの作品の姫君はヒロイン本人も言っていますが「本当に小さな国の」数ある皇族のうちの一人だから「ザ・姫君」というワケではない。ヒーローも過去に受けた仕打ちで心に傷を持っているものの、ハーレヒーローにありがちな「だから女性にはナニしてもいいのだ」というトンデモ行為をせずに、愚直なまでにヒロインを想う行動を取るのが好印象でした。ヒーローという名のクズが跋扈するハーレの億万長者の中で貴重ですよ。いや、この基準もどうかとは思うけれど。安心して読める作品でした。
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- 確かにこの勢いは橋本先生 5
- あやの 2021/10/31 このレビューを 7人の方が参考にしています。
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何やらK〇DOK〇WAから出版されていそうな作品でした。多分「ハーレとはかくあるべき」って思うと、1巻でレビューされていた方の「ナニコレ」って感想になるんだろうし、それを否定する気もないのですが、私は普通に面白かった。途中からこのサイトの作品だってことは完全に忘れていましたが。私は画が好みで面白ければイイという雑食系なので、問題ありませんが、なろう系やティーン向けの作品には抵抗があるけれど、ハーレは好きってことでこのサイトを選んでいる方は確かに不満に思うかもしれません。たまたまこの作品は私の好みに合ったけれど、そうでなかったら、やっぱり私も不満だったと思います。運営サイドの問題をここで語るのは違う、と思いつつやっぱり冒険は程々にしたほうがイイんじゃないかなあ。
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- 父子揃ってクズ 2
- あやの 2021/05/22 このレビューを 13人の方が参考にしています。
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ブロードウェイスターさんがあまりにも良い人で、何故彼を当て馬にもならない便利君として登場させてのかサッパリわからない。そしてジュヌヴィエーブって一体ナニ様?ヒロインを不愉快にさせる為だけに登場したのか?極めつけはヒロインのスマホへの連投行為。ワケがわからない。社会人云々以前に人として常識がなさ過ぎる。もっともゲスなとんちんかん行動の最たるものはヒーローとされるクズの行動ですが。昔も今も終始一貫して思考がクズ、ヒロインをバカにするにも程がある。その自覚が欠片もナイって、やっぱり貴様ヒーローじゃないだろ。そしてクズが見返す対象として蔑んでいた父親もクズ。遺伝ってコワイ。画は決して悪くないのに、善人兄妹以外の登場人物の思考が支離滅裂すぎて、混乱のウチに読了しました。
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- 【ネタバレ】眠れる王子・・・その通り! 4
- あやの 2021/05/09 このレビューを 1人の方が参考にしています。
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というか、姫か!というのが終盤での印象。最初はヒーローが「良い人」に徹していたのはエライよ、10年かあ・・・と同情していたけれど、その後の両片思いを拗らせた大人二人の迷走が面倒くさいことこの上ない。ペニーさん十八番の迷走真っ最中の八つ当たりはヒーローがイイ人前提だから、他の作品よりはマイルドなので後味は悪くないんだけれど、ヒーロー、友人巻き込んでどうしてワケの分からん嘘設定を作り出すんだ。カーラさんとアッレクスさんはイイ迷惑だと思う。心の広いカーラさんに10回謝れ、と言いたい。DV被害者の傷ついたヒロインの思考を「ウジウジ」と言っていいものか悩むけれど、申し訳ないがそれ以外の表現が見つからない。でも、カーラさんの後押しがあったとはいえ、最後行動を起こしたのはヒロイン。時々ハーレでは「アナタ姫ですか」ってヒーローがいるけれど、正にこのヒーローはソレだった・・・包容力があって我慢強いヒーローだと思っていたから、ビックリしました。
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- 【ネタバレ】本橋先生、さすがです。 5
- あやの 2021/04/07 このレビューを 6人の方が参考にしています。
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キャンペーン期間中に原作を購入、「ミランダさんのお話だしなあ」とある程度の予想はしつつ、やっぱり可憐な邦題のイメーをぶちこわすH/H共に 肉欲を前面に出した内容でした。 本橋先生は画も端麗かつゴージャス、可憐な邦題にふさわしいアレンジをされています。ヒーローの選手現役時代の二人の邂逅もサイテーなヒーローの振る舞いを(しかもヒロインも実は満更でもなかった)誠実なナイスガイにアレンジしているではありませんか。 ヒロインの清純な可憐さのアップだけでなく、プレイボーイの真実の恋と言われても納得できる可愛らしさ。スゴイ、ゴージャスなイタリア人億万長者がなんだかとってもカワイイぞ。 こういう作品を読むと、作画の先生によって作品の印象って随分変わるんだなあ、という認識を新たにするんですよね。
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- 画もストーリーも好きになれない 1
- あやの 2021/03/01 このレビューを 29人の方が参考にしています。
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ヒロイン、頭と胸が大きすぎませんか?あ、目もか。ヒーローのビジュアルもお世辞にも魅力的とは言えない。二人の娘が一番マトモなビジュアルかな。 そしてヒーローの駄目っぷりが昔も今も半端ない。父親が生きていたから良かったものの、ヒーローが思い込んだとおり「殺っちゃた」のなら殺人犯じゃん、逃げちゃ駄目じゃん。そして、ゴムが破けたのは古いものを使ったからだとヒロインを責め、ヒロインの両親に良く思われていない、自分を認めてくれないとグチグチ言う。当たり前だ、こんなに無責任な真似しておいて良く思う親がどこにいるんだ。そしてプロポーズしておいて、またもや逃げようとするって、ヒロイン両親の判断の正しさを証明してどうする。画が美しかったらとんだ絵師さんの無駄遣いになっちゃうから、この画で良かったのかもしれないけれど、そうしたらどうしてコレを販売したんだ、という話になってしまう。どうしたものか。
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- 【ネタバレ】檀先生は頑張ったけれども 2
- あやの 2021/02/27 このレビューを 18人の方が参考にしています。
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時々ハーレで見かけますよね。今ある幸せが信じられない、後で失うくらいなら今自分から幸せを手放すというパターンが。自分一人で不幸に酔っているのなら、好きにしたらイイと思いますが、漏れなくパートナーが道連れに。ワケが分からない、なんだこりゃって読むたびに不愉快になるのですが、主人公の(この作品はヒロイン)の心の傷を理解できない私は想像力が欠如しているのか、思いやりが足りないのかと心配になっていましたが、良かった、同じ感想の方が結構いて。原作は最後まで読めば納得できるのか、と頑張って読了して時間を無駄にしたいう徒労感がありました。まあ原作がアレだから、檀先生の力を以てしてもこれが限界か。正直檀先生の無駄遣い。このジャンルって一体誰得なんだろう。
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- 何もかにもが眼福 5
- あやの 2021/02/13 このレビューを 8人の方が参考にしています。
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松尾先生の作品はいついかなる時も美しく、本当にうっとりします。繊細でありながら華やかでもある作画は言うに及ばず、人間の描き方も美しい。ヒロインの置かれていた山岳地帯の過酷な生活ぶりも表現されているので、ただ綺麗な画をかかれるだけの方ではありません。ヒロインが優しく健気なのは勿論ですが(しかも向上心があって聡明)、ヒーローが兄国王より大人だ・・・! お兄ちゃんがヒーローの時はヒロインに八つ当たりばかりして「この野郎」と呆れることしばしばだったけれど、軽薄なフリして出来ることに全力を尽くす周囲への気配りを忘れない今作ヒーローの方が私の目には魅力的に映りました。切ない美しさを描けば天下一品ですが、希望に満ちた明るいハッピーエンドのお話もステキでした。何もかにもが眼福です。
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- 優しいハーレクイン 5
- あやの 2021/01/24 このレビューを 10人の方が参考にしています。
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時としてヒロイン以外の美女として描かれているはずの女性陣にはちょっと首をかしげてしまうのですが、そんなことは些末に感じてしまう河村先生の優しい雰囲気のハーレが大好きです。煌びやかなハーレも大好物ですが、それとは対局にある癒やし系。ここに河村先生お得意のカワイイお子様が加われば最強です。ソフィアちゃん、カワイイ!ヒーローそっちのけで二人で抱き合って再会を喜ぶシーンは思わず笑っちゃいました。ヒーローもね、ステキではあるんですよ。でも、箱入り故に天然で優しいヒロインは勿論、そんなヒロインを大切にしている家族の描かれ方とか、ソッチに目がいってホッコリしてしまう。 お子様だけでなく、全年齢の人物を優しく描けるってステキなことだと思います。
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- 【ネタバレ】許しの精神?ちょっと理解できません。 2
- あやの 2020/11/23 このレビューを 8人の方が参考にしています。
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もう最初から「自分が楽になりたいだけだろ」と腹が立って仕方なかった。セカンドレイプに遭ってボロボロの少女に、さも親身になっているかのように近寄っておいてその後の仕打ちが、醜悪極まりなく、反省したからと言って許せるものじゃない。そもそも被告の弁護士がヒロインにあえて、性を強調する服を着せて、性犯罪者の劣情を正当化するなんて、アメリカじゃ許されるの?陪審員がまともな判決下したのに、ゲスいゴシップ記事で世論を誘導し、更に人間不信に追い込むなんて言語道断。癒やしたいとか救ってあげたいとか思い上がりも甚だしい。本気で償いたいなら、二度と姿は見せずに人知れず、ヒロインが立ち直るように手を尽くすべきなのに、要は自分がヒロインを手に入れたかったんじゃん。もう無理、本当にこの男無理。 それでも前に進もう、人間を信じようと傷つきながらも相手を許すヒロインは、本当に立派なんだけれど、この男にはご褒美になっちゃったワケで釈然としない。できることならコイツの目の前で、ヒーローと呼ぶにふさわしい男性の手を取って幸せになってほしかった。私にとっては最悪の結末ですが、賛否両論の難しいテーマに取り組んで限られたページで、結構な数の皆さんを感動させた漫画家さんはスゴイと思います。
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- 【ネタバレ】どいつもこいつも 4
- あやの 2020/09/20 このレビューを 9人の方が参考にしています。
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依存症だあ!?姉の苦労も苦しみも知っているクセにいつまで甘えているんだ、愚弟!なあにが後悔だ、仕事の為とはいえお前のやった事はセカンドレイプなんだよ、ヒロインに謝罪して自分が重荷を下ろしたかっただけだろー!?反省なら一人でしろ、ナニこの弁護士!そして、無神経の最たる男はヒーローだ。ヒロインを連れ戻した時には事情を知っていたクセに、嫉妬に負けてさらに傷つけるって、どういうコトだ!しかも傷心のヒロインより優先したのが、元カノの父親の事故でも命に関わる状態とはほど遠い暑気あたりって・・・。どいつもこいつもロクでもない。しかも無神経なバカどもが3人が3人ともビジュアルがイイというのがまた。モブのはずのストウとフレディが素朴なお顔立ちながら良い人で、男は顔じゃナイってシミジミ思ったハーレでした。3人とも本質的には悪い人じゃないんだけれど、如何せん無神経すぎる、そしてヒロインに甘えすぎ!瀬川先生の画も傷つきながらも幸せをつかんだヒロインの姿には心を打たれるんだけれど、男どもがなあ・・・。
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- 【ネタバレ】ヨレヨレ姿でプロポーズ 5
- あやの 2020/09/20 このレビューを 14人の方が参考にしています。
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ヒーロー、自分でも言っていたけれど、本当に傷ついた動物だった・・・。自分の傷を隠すためになんちゅう暴言をヒロインにぶつけるのか、と腹が立ったけれど、あの姿で心情告げられたら、ヒロインでなくても許せるよなあ。愛した相手に傷つけられた過去といい、最初の目的を忘れて早い段階で相手に惹かれる所といいソックリな二人。お互い洗練された姿というのも本質の一部なんだろうに、素の状態でのプロポーズというのがホッコリ。きっとヒーローはビシッと決めた状態でプロポーズしたかったんだろうけれど。そして安定のはやさか先生クオリティ。H/Hの麗しさは勿論、優しいマリアさんも可愛い子供にも癒やされます。身も蓋もない原題にドン引きしただけに(笑)。
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- ハーレではよくある話 4
- あやの 2020/09/12 このレビューを 8人の方が参考にしています。
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それなのに飽きることなく読んでしまう私。ちょっと堅い画だな、と思うけれど、ダイアナ・ハミルトンのクラッシックな感じのする作風とマッチしていました。ヒーローが不器用だけれど、人でなしじゃないよ。それだけで安心して読めます。安定のハミルトン作品。定番だけれどスキです。
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- 【ネタバレ】こんなに無欲で優しい人は滅多にいないから 5
- あやの 2020/08/10 このレビューを 2人の方が参考にしています。
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ヒーローがハナからヒロインの行動を信じられないのは分かる。しかも「父親の教育の賜物」のお陰で、幼少期から偏った考えをたたき込まれているから尚更。だからと言って、初対面のヒロインを何の根拠も無く、思い込みだけで貶めてよい、ということにはならない。父親の晩年の姿をなかなか信じられないヒーローの為に誠心誠意、足跡行脚に付き合うヒロインにお礼を言わんか、その前に謝らんかーい!とプリプリしているウチに二人で朝を迎え、最早定番の更なる侮辱。私なら絶対許さないけれど、善良だけれど芯の強いヒロインは許しちゃうんだな、やっぱり。遺産のほとんどを寄付、までは理解できるんだけれど、全米中を駆け回ってその手配をするなんて、中々できることじゃありません。ヒロインがどこまでも善良だから、お父さんの晩年は寂しいだけじゃなかったし、まるでスクルージのようだったヒーローまで、許されて幸せになりました。ホットなシーンは結構あるものの、ラストシーンもとっても綺麗だし、なんだか不思議な作品でした。
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- ヒーロー、ヤンデレでは? 3
- あやの 2020/07/18
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互いにエキセントリックで、相手を翻弄しまくるある意味、似た者同士のカップル。貞操堅固が信条とぶち上げておきながら、相手が自分に好意(あるいは執着)を寄せているのが明らかなのに、その場その場でその事実を都合良く忘れて振る舞うヒロインがあまりに軽率でなんだかなあ、と思う。嫉妬深いヒーローは数あれど、このヒーローのはヤンデレの域に達している。怖いよ。この作品のヒロインの場合、ヒーローだけに非があるとは言えないし、最終的にヒロインが受け入れているから、割れ鍋に閉じ鍋か。気の毒なマシューさんが、マトモナな女性と幸せになれたのは良かった。
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- 【ネタバレ】涙が美しい 5
- あやの 2020/07/12 このレビューを 14人の方が参考にしています。
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先にレビューされているお二人が指摘するように「リングレの定番ヒーロー」ですが、以前よく目にしたヒーローとは変化が見られて驚きました。お話の半分くらいまでには安定のクズっぷりを披露し、思いっきりムカつかせてくれていましたが(お約束)、まさか自分の所業を一から十まで反省するとは! スゴイよ、ヒーローの謝罪がきちんと謝罪だよ!中世ヨーロッパなら、這いつくばるとかひれ伏すとかもアリですが、現代のイタリアで跪いて謝罪って、最大級の謝罪ぶりで驚きました。作中のヒロインの全てを諦めた涙は哀しいけれど美しく、ヒロインの拒絶にざっくり心を抉られるヒーローにはある種の爽快感を覚えてしまった。そして、ヒーローの涙もまた美しい。二人の涙が幸せの涙に変わる様は必見です。 バカ者に対する一族の態度もなんとも清々しく、H/Hが心を通わせた時点でエンディング、というハーレが多い中、キッチリその後も描いてくれていて大満足です。元々ヒーローを魅力的に描いていた高倉先生ですが、ヒロインも美しく描かれるようになっていて文句なく画が美しいと称賛いたします。
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- ちょっと分からない 4
- あやの 2020/06/28 このレビューを 2人の方が参考にしています。
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カワイイお話でしたよ~、ソコは文句ない。でも、なんで一族で寄ってたかって二人の邪魔をしたのか分からない。恩人の娘として責任を持って大切にしようと決めていたから、身内と結ばれた後、もしも破局したら家族でいるのも難しくなるからってコト?それとも大切な娘を大切にしなければならないのに、自分たちの身内が傷つけるなんてもっての外!ということ?お陰で、ヒーローはヤケクソの余りしなくてもイイ女遊びはしちゃうし(ヒロインの純情とは対局で全くもっていただけないけれど)、ちょっと分からない。
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- 柔道初段の設定は必要でした 5
- あやの 2020/06/28 このレビューを 4人の方が参考にしています。
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「その設定いる?」というツッコミ不要、まさに必要なヒロインのスキルでした。ハーレにありがちな人の心に土足で踏み込んだり押しつけがましいヒロインだと、共感なんてもっての外、イライラが募りますが、ヒーローの気持ちは尊重しつつも素朴な打算なしの優しさでヒーローの心を癒やすヒロイン、なんてイイ娘さんなんだ。ヒーローも優しさの中に隠したヒロインの寂しさに気がつくことができるこちらもまた優しい性格だから、心暖まる作品になりました。作画さんの描く画は麗しく、今回は人物だけでなくクリスマスの描写にいかんなくその画力が発揮されたクリスマスにピッタリの素敵な作品です。
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- 【ネタバレ】魔王様VS聖女 5
- あやの 2020/06/17 このレビューを 15人の方が参考にしています。
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苦労も痛みも知らない聖女様から差し伸べられた慈悲深い手に、ありがたいと縋れる人ばかりじゃないと思うのです。 今まで家族からも周囲からも心身ともに虐げられてきたヒロインが、相手を許し、前に進もうと手を指しのべれば、そりゃもうその手をとっちゃうってば!あの場面で、ヒーローにそう言うか、姉にそう言うか、聖女の浄化パワーすごい。これが乙女ゲームだと(興味はあれどやったことナイ)魔王様を攻略して、お姉ちゃんにはザマア展開、実はそれを期待していたけれど、ご都合展開だろうが、後味がとっても良かった。ヒロインが作中で言っている「しなやかで強い」って言葉がぴったりです。そして画がハーレらしくとってもゴージャス、以前から好きな絵柄ではありましたが、クセが個性に昇華して好みど真ん中の画になりました。 まさかジーサンまでもが己を振り返れるとは思わなかった、ヒーローも立派でした。【追記】原作読みました。原作は「ソウダネー現実はそんなもんだよね」という内容。端的に言うと姉も父も反省なんかしやしないし、かと言ってザマア展開もありません。コミカライズにあたってペンペンさんの仰るとおりにアレンジなさったんだと思います。よりドラマチックに感動的にアレンジされたのだと。ご都合主義とする向きもあるかと思いますが、私は美しくまとまったこちらの方が好きです。
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