ヒーローもヒロインもお互いに自己確立したしっかりとした大人。離れることができないほど惹かれあっているのに、反発したり口論もたびたび。どんな状況になっても最善を尽くそうとするヒロインと、小国ゆえの苦悩に苦しみながら自国を守ろうとするヒーロー。読み応えがあります。コミック版にない細かな設定がわかるのも小説版のだいご味です。

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手紙には書けるのに、口では何も言えないところ、かわいいとさえ思えてしまうヒーローです。まるで現代の若者だな、こりゃと思いました。どうしていいかわからないと犬に逃げる・・・とても珍しいパターン。子供の名前の由来を知ってもヒロインは多分怒ったりしないと思いました。

ヒーロー、どれだけ鈍いか！！とカツを入れたくなるようなもどかしさがありました。ヒロインが一途にヒーローのことが好きで、一生懸命なので、キャラクターにとても好感が持てます。ヒーローの迷惑なほど複雑な性格も、見ている分にはいいのですが、ほんと、たいへんそう・・・と思ってしまいました。

ヒロインのリオに迫りくる障害がこれでもかこれでもかとあらわれるので、何度も涙が流れました。サムの温かさが本当に自分のことのようにうれしくて、また涙。スピンオフの罪深き天使も面白かった！両方読んで初めてヒーローの継母と義妹の人となりが分かった気がしました。

デビュッタントが社交界を追放されるとなると、女性としての幸せは家族も含めて絶望的な時代。衝撃的な設定が気になって購入しました。公爵からの依頼が来るまでの間の葛藤や苦労があまり描かれていなかったので、少し肩すかし感がありましたが、ヒロインの心の広さに感動します。

全体的に物足りないし、あっけない終わり方ですね。

ヒーローは不幸な境遇から悪ぶっていたから、そのイメージを守ろうともっと気取ったりしていてもいいのに、ヒロインにかかわってからどんどん一生懸命な一途なヒーローに代わっていくのが素敵。度が過ぎる無菌培養のヒロインがヒーローによってだんだん成長していく様子が微笑ましいです。

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嫌いなはずのヒーローに「結婚して」と頼むため、練習しているヒロインがなんともかわいらしいです。ヒーローにやり込められていつもぶつぶつ言っている感じもまたかわいい。フランスマダムの色気過剰な感じと、おじさんがちょっとあくどすぎるのが、いやらしいんですが、ひたすら待ち続けるヒーローの忍耐強さに乾杯です

さすがにスペシャルなハウスキーパー、小うるさいはずのヒーロー母や妹にも上手に接しています。脱帽しました。ヒーローがなんだかんだ言ってメロメロになっていくのも当然かな。ヒロイン妹やヒーロー妹のその後はどうなったのか？？スピンオフはないのかしらと気にかかります。

HQというよりは、ほんわか可愛いほのぼの少女漫画でした。絵もかわいらしいです。

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ヒロインをうそつきだと言いながら、離れることもできないヒーロー。復讐してやるとか言いながら、本当にヒロインををいつも大事にしています。ヒーローの愛情深さがどんどんわかってくるので、その葛藤に心打たれました。

いくら暑かったからと言って、人んちの川で裸で泳ぎたい女性っているんだろうかといつも思うこのオープニング。またヒロインがお人よしなのをいいことに思いっきりヒーローがそこにつけこむあたり、腹立たしいです。3部作中一番好きになれないヒーローだったと思います。

読み進むにつれて‥「はぁ～？？？」って場面がテンコ盛りです。妹の過剰反応振りは笑えました。話の展開も大雑把に倍速？みたいな感じですね。でもヒーローのイジメの自己中なところがある意味病み付きになりそうです。

レントリー三部作の中で、一番好きな作品です。常人とはかけ離れているギデオンの感情の変化が、ごく普通の部分が多くて、素敵ですね。ホープのさっぱりしていながらかわいかったり凛としたところとか、とってもお似合いです。

出だしとは裏腹に、しっとりとした情感漂うお話。HQにはこれくらい大人っぽい男性が魅力があってよいですぅ。

荻丸先生は上手いですから安心して読めます。途中で泣けるシーンもありますし。ヒーロー真っ直ぐで良い人ですね。

ヒーローだけが尽くしてるような、すっきりしない読後感でした。

美女には見えなかったし、ヒーローも魅力的でもなかったので…。ロマンスも盛り上がりに欠けました。

ヒロイン、仮にも人妻のままっていうのが気に入らない。

その職業、なに?って思いますよね…。付添人とか、話し相手とか、そんなもんです。よくシャペロンと言われるやつですよ。いかがわしくはありません。話自体は明るい内容ではないですけど不思議と暗くなくて、キャンディスキャンプらしい面白い本でした。キャンディスキャンプの本の表紙は同じ作品でもなぜか二種類あって、このかわいい絵の方がぴったりで読む気になります。ページ数は多いけど、さくさく読めますよ。わたしが気に入っているシーンはヒロインが雇い主に啖呵きってさっさとやめていくところ。そのあと頼ったのが『オペラハウスの貴婦人』のヒロイン宅。まだ前夫が健在なのでこちらを先に読むのが順序です。

もうすぐシスターになる24歳の女性にしては騒がしかったです。感情的で騒ぎまくるヒロインって読んでいて疲れますね。よく知らないのですが、王子の養女ってこんなに簡単になれるものなのかな…。絵はきれいだと思います。

ヒロインの頬が赤い時が多いのもなんだか違和感。

お話に満足できても絵が残念だとハート４になってしまうし、恋愛だけだと深みが足りない気がして、やっぱりハートがマイナス評価になってしまう。でもこのお話は満足！ヒロインの変身、ヒーローの葛藤、復讐ものなのにどこかほっこりさせてくれる。ヒロインもヒーローも素敵でした。彼は前向きで素直なヒロインと再会したことで凝り固まっていた心が動いたのね。無心に信じられる相手なんてそうはいないもの。買って後悔しない素敵なお話でした。

ハーレのヒロインって、けなげで思わず応援したくなる人が多いのですが、このヒロインは考えなしで結構自分勝手。この素敵なヒーローにはもったいないとしみじみ思います。ヒロイン母に至っては、犯罪者。情状酌量の余地なし。両親とも考えなしで、ヒロインも考えなしなので、最後までヒロインを好きになれませんでした。

鬼畜ヒーローになりきれないヒーローと、誤解されっぱなしで切ないけなげなヒロイン。鬼畜な継父、死んでるけれど、何となく許せない。がんばって～～～！とヒロインを応援し、気が付けよ～～とヒーローにささやきたくなりました。

3代目くらいになると恐ろしく無能になる・・・ってよくある企業パターンですね。ヒロイン兄にカツを入れたくなってしまいます。非常に有能なヒーローがヒロインにきりきりメロメロ、振り回されている姿が楽しい反面、ヒーローがいつもいっぱいいっぱいなのが気の毒でした。