グッと話に幅が出て面白くなりました。 それまでは単調。 息子も可愛いけれど、ヒロインもヒーローも魅力を感じない、絵柄？ ラストは、ヒロインの夢が僅かでも進む様子を見せて欲しかった、後書きでもいいから。 ＨＱにはありがちだけど、愛が全て的ラストは好きじゃないです。

浮気はもちろんダメですが…。現実的な答えとして、子供がある程度（15歳以上？）大きいからとはいえ、すぐに連絡がつかない+長期間のアマゾンへ探検へ行ってしまう夫というのもどうかと思います。その間に相談したい事や何か大変な事が家族に起きたらどうするんだと。（初めから「探検家」だったのなら仕方ないですけれど。）自分が辛い目に遭って帰って来たのに〜と言われても。元妻もヒーローもかなり自分本位で、似た者夫婦ではないでしょうか。

花屋でのシーンですが、正直あれレイプですよね。お子ちゃま思想かもしれないけど、愛情があってもなくてもあれはダメでしょう。 ベッドシーンこみで漫画は美しいので好きですが、あの一連の描写で一気にレディコミ認定で、ハーレクインの夢ある感じがなくなりました。

とにかく気が強いイギリス女性。感情の起伏も激しくほぼ8割怒ってました。が、いつの間にやら甘い関係になってて、そのあたりの感情の変化に言及なし。こだわってた仕事は？キャリアは？エンディングも拍子抜けだし、残念でした。

ヒーローは絵に描いた様な傲慢男で、女性に拒絶されるかもなんて微塵も考えないタイプ。しかしヒロイン祖父とのビジネス上の画策で仕組まれたプロポーズをする。この秘密は絶対にヒロインに知られてはならない！と言うほどに、ヒーローの傲慢さが募るほどに、ラストで絶対ばれるな…ヒロインにけちょんけちょんにやられるんだろうな、楽しみー！と読み進めたのに。ヒロイン、あっという間に許してしまった。なんで！せめて一度実家に帰っちゃうとかあんたなんかもう欲しくないのよと言うとかして欲しかったな。姑小姑も味方につけてさ。そしてヒーローに追って来させて戻ってきてくれと懇願させる。実際は敷地内のプチ家出だけで、ヒロインから譲って話し合ってさっさと許してしまった。こんなんじゃカタルシスが無い。スカっとしない。

主要登場人物が全員自分勝手で惚れっぽい言動なので笑えました。 バレなかったけどヒロインに至っては犯罪じゃないの？って手段まで取る始末。居候のくせに勝手に夕食に客人を招くのとか個人的にあり得ない。図々しい人は現実世界でも好きではないので、誰一人共感を持てなかったです。 ある意味インパクトのあるマンガでした。

ヒーローは、過去の恋人の死に責任を感じているけれど、この恋人の行動はおかしい。ライバル会社一族の親戚に操られてスパイをしていたことがばれて酷くなじられて（当然！）、いたたまれなくて逃げ出すまではいいとして、何ヶ月もろくに食べずに栄養失調で未熟児を出産して子どもはすぐに死んでしまったって、おかしい。親も（まともな）親戚もいるんだし、本人若いと言っても子どもでもない。これは、責め方が酷かったせいの範疇を超えている。操られていたとはいえ悪いことをしたのだから、責められることも受け止めなくてはならないし、罪そのものを受け止めなくては仕方ないのに。ヒーローね過ちは、あまりにも頭か心かの弱い人を、考えなしに恋人にしたこと、妊娠させてしまったことではないでしょうか。こうもリアリティのない悲劇が核になっていては、楽しめませんでした。また、周辺の人物の性格の割振りなどは悪くないですが、その描き方に散漫な印象を受けました。

一番酷い暴言について謝ってない。 暴言を吐いたときは事情を知らないから仕方ないにしろ、事実が判明した時点で全力で謝るべきだと腹が立って仕方なかったです。 姉に毅然とした対応ができず、自分より弱い立場にだけ傲慢なずる賢いヒーロー。

お金のやり取りがあるのはちょっと何かを連想するようで，嫌かも。 魅力的な男性は高額取引されて，そうでない人は…といったスリルがやめられないんでしょうか。 しかも，大金を払うんだったら，ちゃんとその人のことを良く知ってから，とも思います。

代理母に離婚を求められてた妻にそっくりの人を雇うのって、それがとっても嫌。亡き妻はお金目当で結婚したって分かってるのに、そんな人の面影を求める、未練たらたらのヒーローが好きになれない。

はシークものの典型例だから、でしょうか。今回も兄の代わりにやってきたヒロインが砂漠の王国に囚われて、というプチ軟禁もの。序盤でヒーローが金髪ヒロインに惹かれる、って古代エジプトが舞台の某漫画を思い出してしまいました。原作の問題でしょうが、山場の殆ど無いストーリーは難ありでしょう。ナニー泣かせの甥っ子が余りに短時間で実母よりヒロイン懐いちゃう、というエピもちょっと頂けない。王位継承者の子息なら猶更だし、恋敵の振舞も余りにイージーでしょう。画風はオリジナリティ不足で余り魅力的ではありませんでした。