前作から注目している作家さんです。この方の作風は余白を効果的に使って言葉に出ない思いを読者に悟らせるというもので、静けさの中で揺れ動く人々の思いが却って雄弁に描かれています。静かですが、間の取り方が絶妙なのでダラダラせずテンポいいのです。ヒーローは感情を表に出さず何を考えているか最後の方まで描かれませんが、ヒロインへのささやかな心遣い一つ一つが彼の優しさを示しており、ヒロインもそこに惚れたということが分かりやすいです。なおかつ、ヒゲも剃らず髪も乱れた状態でうたた寝する姿を見てヒロインが狼狽えるシーンは「この作者分かってる！」と心の中でサムズアップしてしまいましたw ただ今回ハートを一つ減らしたのは少し分からないところがあったから。私の読解力不足のせいかもしれませんが、トラック運転手を助けた後でヒーローはなぜヒロインの腰を後ろから抱いて立たせたのか。衣服の破れに気づくのはその後だからここでは関係ないですよね？あと、これは原作がそうなので仕方ないと思いますが、呼吸器外科医が足を切断とか診断できるものなのかなあ？まさかその場で切断した訳じゃないと思いますが、縫合してる描写はあるので何を縫ったんだろうとちょっと疑問でした。こういうところに突っ込むのは野暮と思いつつ、他の作品で医学的に間違ってる描写を見て途端に冷めてしまったことがあったので触れさせて頂きました。最後にこれも蛇足ですが、このヒーロー、ワーカホリックすぎてヒロインと結ばれても家庭を蔑ろにしてギクシャクしないかなあとちょっと心配してしまいましたw

妹の写真が出た段階で話はよめました。 絵柄については好みではないものの時々素敵なヒーローのコマもあったし、 今どきのゴテゴテした絵柄の方が苦手なので、ハーレクインらしくて悪くないです。 途中で限界にならず最後まで読めたので評価3です。

前半のウジウジ、プールでいきなり脱いだり、パーティーで騒いだりで限界かなーと思ってたら後半まぁまぁ受け入れられました(笑) 何も出来ないし仕事もしてなさそうなヒロインに秘書がいるのが謎でした。

偽装結婚物はハーレクインの定番です。 シンデレラストーリーも定番です。ありふれた話が名作になりました。ヒロインの凛とした強さは周りの登場人物の懲りかたまった悪意を少しずつ解していきます。その姿に引かれたヒーローがヒロインと幸せになる。これが凡百とあるハーレクインの作品ですが、まりと先生は違います。主題を二つ成立させているのです。ヒロインの幸せはハーレクインなら当たり前ですがヒーローの再生物語としても秀逸なのです。 不遇な少年期、理不尽な大人達に抗いながら妹を必死に守り抜いた辛い過去、その過去からの脱却物語です。最後の一頁に全てが詰まっています。人生には希望が有ると読者に語っています。だから名作なのです。あの構成のセンス、まりと先生あっぱれです。

ヒロイン、バージンだったの！？　尚更ヒーローは人質とバレる前に抱いちゃダメでしょー。騙されたヒロインがかわいそう。でも両親は毒親なのかと思ったら、実は彼らなりの愛情があったとわかったのでまあ良かったかな。

によくあるちゃんと説明すればいいのにってやつ　 仕事で疲れてたとは言え 他の人も書いてるけどヒロインのどこを好きになったんだろう ハーレクインに一定数いる親がヤク中のヒロインだけど王子って後継求められると思うけど大丈夫なんだろうか？この作品に限らずだけどそういう層向けのシンデレラ物として書いてるのか日本の大家族スペシャルみたいに自分より下を見て安心する層向けに書いているのかどっちなんだろう

自分勝手な人間ばかりでびっくりしました。 ヒーローは自分で仕事を決めたのに、なぜヒロインは止めてくれなかったのかって。。。 ヒロインは自分で抱いてと言っておきながら、一夜の慰みものにしたって。。。 しかも旦那が病気になったのが愛してないのに結婚した罰って。。。 人のせいにし過ぎでしょーーー その上教授と愛人が出て来て自分勝手はおなかいっぱいです！！

ヒーローにもっとギャフンと言わせたかった。なぜ、ヒーローの母は荷物を取りに来させようとして、鉢合わせようとしたのか？ヒロインの国まで行く愛情を見せて欲しかった。なので、腹立たしさばかり残るので、星一つ。

後味の悪い終わり方！ 変態じゃ無いですよって これは立派な変態じゃないかなぁ？

悲劇的なシーンですし、必死さや悲壮感は構わないのですが、泣き叫ぶ表情が汚ならしいと言うか、ちょっと不快感がありました。 それにヒーローさんが陰湿すぎて、私は読者として許せませんでした。 「僕たちはなんて回り道をしてしまったのか」みたいなセリフがありましたが、あんただけでしょ。って感じです。 自分が素直にアプローチできなかったことで起きたこと全てを、かたや納得して相手を選んだヒロインにまで責任を半分負わせて、屋敷を盾にヒロインを手に入れた上に、追い詰められその身を投げ出したヒロインを屈辱的なセリフで侮辱してから抱く。その卑劣さ品性下劣さに、軽蔑通り越して購入リストから削除してほしいくらい不快です。 全てが明らかになったら、まともに謝罪せず愛を囁きだして、まるでDV男のハネムーン期でゾッとしました。 すぐに許したヒロインにも疑問です。 読み返すことはないと思います。

もそうだけどシリーズ物だから仕方ないけど途中で尻切れ 子供妊娠したって時最初のお守りの話した時は避妊してたから大丈夫って言ってたけど妊娠した時は避妊しなかったんだろうか？ 同じ作家なだけマシだけどシリーズ物に飛べるようにして欲しい