ヒーローは最初からヒロインに一途だったし、誤解もとけてハッピーエンドになったからいいんだけど、あの秘書をあのままにするのはどうかと。亡き弟さんへの想いがあるから縁は切れないけど、ヒーローと一緒にいる時間が多い秘書ではない他の仕事を紹介して終わって欲しかった。同じようなトラブルがまた繰り返される気がします。

意地悪な継母とぐうたらの義姉達にこき使われて、 今どきの女性なら怒り心頭でもおかしくないのに飄々と受け流すように自分のすべきことをこなしているヒロイン。 ヒロインと出会ったことで生き方や自分自身の人生を振り返るようになったヒーロー。 家族に振り回されていた感のある二人が巣立つ話だったのかな。 色々な描き方のできるお話をじんわりと心温まる話に仕上げるくぼた先生の力量に今回もハートを大放出です。 若干、お話が短かったのが残念だったので一つ減らして４つに（＾＾； くぼた先生にかかると、ハーレが良い意味でハーレでなくなるのがいつも楽しみです。 これからもご活躍を楽しみにしています。

恋物語として、物足りなさをかんじました。 一途に思うほどでもないし・・・。 苦悩もさほど感じないし・・・。 でも、ふたりのキスで、ひとつになる感覚を持つところは好きです。 最後は、シークも自分の気持ちに素直になれて、ハッピーエンドでよかったです。

別れなければならない事情があるヒロインが嘘をついて、ヒーローはそれを恨みに思ってて、再会したあとヒロインに辛く当たって…というパターンはハーレでは珍しくはありませんよね。確かに、ヒロインに辛く当たるのはイヤですけど、でもこのヒーローは「真実に自分の力で辿り着くことができた」という点で評価します。偶然バレて、心を改めてみたいな展開だったら「ヒロイン、簡単に許すな～！」と思いますけど、このヒーローは真実を目にするよりも先に、ちゃんと自分で気付いている。気付いていて、だから真実を探した。そして、その真実を「それは君が僕を愛しているからだ」と彼女に突きつけて言い切るところにグッときました。ヘンにメソメソしない心の強いヒロインと、彼女を愛し続けていて、ちゃーんと１人で真実に辿り着けたヒーローだからこそ、ハッピーエンドでよかったと心から思えます。買って大満足です。

基本的にコミカルなもの大好きなのですが…これは相当笑えます。可笑しすぎ。特にトナカイのかぶりものしたヒーロー！私もかなり笑ってしまいました。深刻な事態なはずなのに、ほのぼのと進んでいくこのゆる～い感じが、とても大好きです。笑いたいときに、おすすめします！

やっぱり一緒に暮らしていたら、仲良くなっていくのは当たり前でしょ～お互いが初々しい感じで、少しずつ距離を縮めていく過程がよかった。ヒーローが冷静になろうと努めていたのが、すごい。最後に2か月間という期間が恋を確信させてくれたのかな～と思いますが、なんだかもどかしかったです。

読み終わった後に、ホンワカとする内容で、ヒロインもかわいいし、ヒーローもちょっと間抜けな感じでした。なんといってもヒーローママが、ナイスな理解者でお話の流れがスムーズで面白かったです。でも、見逃せない所が、ヒーローの二股と元彼女がちょっとかわいそうと思う所ですが、脇役の元彼女がいるからこ　そ、このハッピーエンドかなと、私には全ていい感じに思われるお話でした～！

おアツい場面が好みの方にはいい小説だと思う。 ヒーローがオンナったらしではないし、ヒロインも誠実だし ちょっとした勘違いはあるけれど、“あ～どうなっちゃうの～”とは思うけど、そこはＨＱだから！！ まちがい電話した相手がハンサム＆美女なんて、こんな偶然、現実にはなかなかないけどね。

始めはなんて自分勝手で傲慢なヒーローなのかと思ったけれども子供時代の育った環境とトラウマで、ヒロインに対してあんなにも偏見をもった勝手な見解を持ってしまったんですね。よく読むととても不幸な幼少時代を送ってしまったからだったんですね。やっぱりかわいそうとしか言いようがないです。そしてヒロインのことも良く知っていてそれを全部含めてどういう行動をとるかを知って二人の中を割くというのはすごい頭脳ですよ　ヒーローの父親は。悪魔のような人だけど敵としては凄い。ここまで人間性を考えて人間を駒の用に動かすとは敵にすると本当に怖い人間ですよね。本当にこういう人がいたら怖いです。ビジネスの社会ではこういう人もいそうですね。道徳的には本当に低い最低の人間だけど。 ヒーローとヒロインはただの犠牲者だったということはただただ可哀想なことですが、こういった逆境を乗り越えないと深い愛も生まれないんですよね。普通に幸せになったカップルはいざ大変なことが起こるとすぐだめになってしまうことも多いのでは。いろいろのことを乗り越えての愛は絆も強くてなかなか壊れないものです。

物語も良いしヒロインとヒーローも周囲に惑わされないのがとても良かったです。でも、ほかの方のレビューを見て期待しすぎたのかな…私の好みとしてはもう一つ足りない感じ。第一ヒーローは一目惚れなんだろうけど前半はそれが私には全く分かりませんでした。最初にカメラマン振り切る為にヒロインを利用したように、何か他の事を考えてるのかと思えちゃって。ヒーローがヒロインに想いを寄せる描写があるともっと良かったかなぁ。

評価が低かったので購入をためらっていたのですが、 くぼた先生はさすがです（＾＾） 私はありでした。 「口にできない愛」 愛し合っている二人が、ヒロイン側のある事情によって決別することに…。 ヒロインはヒーローを愛しているからこそ悪女を演じ、 ヒーローにきっぱりとヒロインを忘れてほしいと願ってプロポーズを断ります。 ヒーローはヒロインを愛しすぎて憎しみが消えず、 二人が再開したときにヒロインにつらく当たります。 でも、それって結局愛しているから無視できないってことに気がついたのだろうし、ヒロインがどういった人柄だったのか過ぎ去った歳月分だけ冷静になって判断したヒーローが再びヒロインへの愛を認める姿にほっとしました。 契約によって言い訳も説明も出来ないヒロインが、せめて今も愛し続けているヒーローへの思いゆえとった行動も切なかったです。 愚弟を守るのも大事だけど、何年たっても忘れられないような恋人のことも守ってあげないとだよ！ってのが唯一不満かなぁ。 「ひと夏だけの夢」 ヒーロー母とヒロイン兄達の掛け合いが楽しかった（笑）

物語の出だしから意味が分からず困惑しました。シリーズ前作でのエピソードだったんですね（ヒーローとの思い出、灰皿など）翡翠さんのレビューでも書かれていますが、私はこれだけ前作との関わりがあるなら明記して欲しいです。翡翠さんが書いてくれなかったら私には前作を探せませんでした（汗） 物語自体は私の好みです。特殊な環境下で互いに認め合って…というのは自然だし読んでいて楽しかったです。ドロドロした展開は苦手なので、スムーズに読めて好感の持てるカップルでした。ヒーローの君主としての強さも印象的でした。