評価の高い順▼
-
原作より出来がいい!と思いました。
5
- ごろぞう暮らし 2011/04/07 このレビューを 10人の方が参考にしています。
-
漫画家さんが優秀なのか、原作よりずっとバランスの取れた、ちゃんとした物語になってるのに驚きました。特にヒーローは比較にならないほど魅力的です。原作では典型的な倣岸不遜の暴君でしたが、この漫画では、彼の抱く警戒心も無理なく感じられるよう表現に配慮されているし、合間にヒロインに虜にされていく気持ちもきちんと描かれているので、その相反する思いに揺れ動く男心(?)に思わずぐっときちゃいました。ヒロインも、原作より意志が強く筋が通っているように感じられて、素敵です。あとがきでは、強引過ぎるアプローチを心配されてましたが、むしろラブストーリーとしては、こちらのほうが上出来ではないでしょうか。ヒーローの爆発する激情、猜疑心によって抑圧されていた気持ちが一気に溢れ出る感じがよく伝わってきて、私個人としては漫画の方が好きです。それにHQのヒーローたちは紳士だから優しいというより、俺はどんな女も満足させるぜ的な、経験自慢のうぬぼれというか、即物的テクニック崇拝が感じられて、あまり好きではないせいかもしれませんが。
-
ご意見ありがとうございました!
参考になりましたか?
-
サスペンスと笑いのバランスが絶妙です。
5
- ごろぞう暮らし 2011/05/07 このレビューを 10人の方が参考にしています。
-
このお話は、サスペンスとしてもそれなりに楽しめるように作ってあって良かったです。その分ロマンスの要素が薄目になってしまいましたが、こういうあっさりと純情なのはむしろ好きです。特にヒーローは、リアルにマジ好みです。無口で無愛想で無表情でひたむきで不器用で誤解されやすい。いいですねえ。ヒロインもおっちょこちょいではあっても前向きでけなげで、素敵でした。
-
ご意見ありがとうございました!
参考になりましたか?
-
まさに悲劇のヒロイン!
5
- ごろぞう暮らし 2011/05/05 このレビューを 10人の方が参考にしています。
-
もうばっちりど真ん中の典型的なHQ作品で、納得の設定、納得の人物、納得の展開、納得のオチでした。ヒロインの誤解のされ方(貶められ方)がハンパなく、原因が身内というのも超HQ的です。そして真相がドロドロしてるのも。ヒーローの「憎まなくてはいけない相手なのに惹かれずにいられない」苦悩もお約束中のお約束です。いやあ、何もかも定石通りで、HQらしさをすっかり堪能しました。
-
ご意見ありがとうございました!
参考になりましたか?
-
【ネタバレ】プレイボーイのふりしてた誠実なヒーロー、理想です。
5
- ごろぞう暮らし 2011/04/21 このレビューを 10人の方が参考にしています。
-
このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを読む -
前半の軽妙な台詞の応酬がこじゃれていて素敵です。後半の思いつめた真摯な会話にはもっとぐっと来ます。間のメールの文章はできの悪い一言ネタみたいに意味不明で笑えます。プレイボーイのふりして優しく心をほぐして近づいてきてくれて、真剣に愛される、理想ですね。うらやましいです。
-
ご意見ありがとうございました!
参考になりましたか?
-
【ネタバレ】育ちが逆ってのがミソですね。
5
- ごろぞう暮らし 2011/04/16 このレビューを 9人の方が参考にしています。
-
このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを読む -
好きな男を見返すための変身を手伝ってるうちに…というのは、話としてはありがちだと思うのですが、二人の育ちが性格と逆だというところに感心してしまいました。お互いの理念を受け入れることが、コンプレックスになっていた家族へのこだわりを解いていくというのは秀逸です。ヒーローはもちろんですが、ヒロインがとってもキュートで素敵でした。佐柄先生の描くヒロインはいつも独特の明るい魅力があって、すごく好感が持てます。
-
ご意見ありがとうございました!
参考になりましたか?
-
【ネタバレ】用意周到系ヒーロー。
5
- ごろぞう暮らし 2011/05/06 このレビューを 9人の方が参考にしています。
-
このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを読む -
罠をはるのに2年、気の長い話です。まさに「囲われ」てますね。ヒロインの家庭環境まで調べる念の入り用にはちょっと驚いてしまいましたが、そこまで調査しておきながら、ゴシップ記事が嘘だと気づかないのもたいがい大間抜けです。その辺が、文句なしに典型的な傲岸不遜系暴君(騙されやすさも折り紙つき)ですが、ここまで徹底して惚れられると、ちょっと許せちゃうかも、と思いました。傲慢ヒーローものの中では好きな方です。
-
ご意見ありがとうございました!
参考になりましたか?
-
【ネタバレ】精神的にリアルで、感心してしまいました。
5
- ごろぞう暮らし 2011/05/05 このレビューを 8人の方が参考にしています。
-
このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを読む -
HQとは思えないほど、精神的に嘘や誇張のない作品で、読み応え満載でした。HQでヒーローが等身大なのは、すごく珍しい気がします。親しいからこそ「辛すぎて見ていられない」なんて、なんて人間味のある弱さでしょう。その気持ち、分かります。私も痛みに苦しむ家族を見て、同じ気持ちを感じたことがあります。概して、男性の方がうろたえやすく、そういう気持ちに立ち向かえないようです。また、ヒロインの気持ちもすごく良く分かります。「ロマンスのヒロインのように美しく変身できない」リアルです。リアルすぎるほど。それがとても心を揺さぶります。いいお話です。
-
ご意見ありがとうございました!
参考になりましたか?
-
【ネタバレ】記憶喪失ってたいてい、
5
- ごろぞう暮らし 2011/04/21 このレビューを 7人の方が参考にしています。
-
このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを読む -
ラストまでに記憶がよみがえりめでたしめでたし、というのが常套ですが、この物語は最後まで思い出さず、それがむしろ味わいになっている気がします。ただ、いくらなんでも十三年は長すぎるような気がして、ヒロインが気の毒です。ヒーローはその間何も知らずのほほんと楽しく、ヒーローの姉夫婦はヒロインの幸せを身勝手に奪い去って幸福に暮らしていたことを考えると、ちょっと釈然としませんが、その分きっとハッピーエンドの喜びが大きくなっているのでしょう。
-
ご意見ありがとうございました!
参考になりましたか?
-
魅力的なキャラとしゃれたシチュエーション、リアルな心理、とても気に入りました!
5
- ごろぞう暮らし 2011/04/27 このレビューを 7人の方が参考にしています。
-
まるで、おしゃれで上質なアメリカ映画の小作品を見てるみたいでした。勿論絵柄のせいもあるのでしょうが、設定にも展開にも大仰さはなく、いわゆる道具立ての部分は地味ですが、全体によく作りこんである、といった印象です。特に主人公二人のキャラクターが実にリアルで生き生きしていて清々しく、とても気持ちよく読めました。心理的にも嘘や誇張がなく、特にヒロインが「別れの夢」を見るあたりなんか、心理学的によく調べてるなあ、と感心しました。ラストが急展開、というご意見も読みましたが、これがもしアメリカ映画だったとしたら、こんなもんではないでしょうか。あえて難点を挙げるなら、まともすぎだしきれいにまとまりすぎて、HQらしくない気がするところかな(笑)。
-
ご意見ありがとうございました!
参考になりましたか?
-
【ネタバレ】ナタリーって思ったよりずっといい人でした(笑)
5
- ごろぞう暮らし 2011/04/27 このレビューを 6人の方が参考にしています。
-
このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを読む -
文句なしに楽しく笑えて最高でした。HQは登場人物たちの我の強さに辟易してしまうことが多いのですが、このお話は間抜けだけどとてもいい人ばかりで、とても好感持てました。あと、このオチは、意外だけれど納得で、特に日本人には文化的になじみやすい気がします。それから、細かいことですが、二人の捜索のテクニックがどんどん磨かれていくのにちょっと感心しました。
-
ご意見ありがとうございました!
参考になりましたか?
-
【ネタバレ】珍しき「病弱」のヒーロー!
5
- ごろぞう暮らし 2011/04/16 このレビューを 6人の方が参考にしています。
-
このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを読む -
ハーレクインといえば、どれほど都会的で知的なタイプのヒーローでも、なぜか肉体と性格はワイルドというのが定番ですが、このヒーローはなんと「病弱」!その意外性にぞっこん参りました!このアレックス王子、確か「霧の中のシンデレラ」で「体の弱い皇太子」として「食が細い」とか「公務の後は静養」とか語られている人ですよね。この作品の中でも、ハーレクインの作品中では見たことのない種類の人間味に溢れていて好感度抜群でした。アレックス王子、かわいいっす!
-
ご意見ありがとうございました!
参考になりましたか?
-
キャットの猫顔かわええっす
5
- ごろぞう暮らし 2011/04/16 このレビューを 6人の方が参考にしています。
-
細かい突っ込みですが、キャットの後見人はいないのでしょうか?通常、貴族の独身女性は結婚するまで後見人がいるはずなのですが。貴族じゃないってこと?ちなみにキャットの顔両脇の縦ロール、後ろの髪をほどくとまるで懐かしの聖子ちゃんカットみたい、と思いました。
-
ご意見ありがとうございました!
参考になりましたか?
-
無表情なヒーローの内心がカワイイ!
5
- ごろぞう暮らし 2011/04/21 このレビューを 6人の方が参考にしています。
-
妹二人の物語(「運命のお相手は?」と「ささやかな復讐」)ではしっかり者の頼れる姉だったヒロインが、一人残されて孤軍奮闘している姿が健気でした。
-
ご意見ありがとうございました!
参考になりましたか?
-
心おきなく笑えます!
5
- ごろぞう暮らし 2011/04/21 このレビューを 6人の方が参考にしています。
-
登場人物たちがみんなキュートで嫌味がなく、ヒーローもヒロインもとっても純情で愛らしくて、ひたすら胸キュンな恋物語です。読後の清涼感と爽快感と幸福感は出色!ヒーローとヒロインが普通の人同士で性格的にも釣り合いが取れていて、実にいい感じです。とにかく気分いいです。
-
ご意見ありがとうございました!
参考になりましたか?
-
【ネタバレ】気の毒過ぎるヒーローに思わず同情!
5
- ごろぞう暮らし 2011/04/21 このレビューを 6人の方が参考にしています。
-
このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを読む -
顔も覚えられてなかったのに、ヒロインを心のよすがにして悲惨な戦場を生き延びたなんて、ヒーローは知らぬが仏過ぎですよね。とはいえ、一度に沢山の人に引き合わされて、顔を覚えていられなかったヒロインの気持ちも経験上分からないではないですが…。いくら義父が人でなしで母親が気弱だったとはいえ、どう考えても身勝手で子供っぽく思いやりに欠けるヒロインですが、憎めない無邪気さと純情さのおかげで救われてます。しかし、兄は偉そうな割に、実は無力すぎやしませんか。もう少ししっかりサポートして二人を助けてやるべきだったのでは?
-
ご意見ありがとうございました!
参考になりましたか?
-
イタリアものは初めてです。
5
- ごろぞう暮らし 2011/04/21 このレビューを 6人の方が参考にしています。
-
ヒストリカルといえばほぼイギリスで、時々アメリカやフランスを見かけますが、イタリアの、それも中世は初めてです。現実世界では近世までは長くヨーロッパ文化の中心地、いわば本場だったのに、ヒストリカルではまず見かけない舞台です。ちょっと異色で面白かったです。
-
ご意見ありがとうございました!
参考になりましたか?
-
原作より漫画の方が好きです!
5
- ごろぞう暮らし 2011/05/05 このレビューを 5人の方が参考にしています。
-
漫画を読んで、このお話ってこんなにいい話だったっけ?と思いました。私の印象では、原作のヒーローはもっと傲慢で自分勝手なひどい奴(ジュリア・ジェイムズ作品の典型)だったという気がしていたので。そういえば、「仮面の花嫁」でもそう思ったような…。藤田先生の絵のせいなのか、組みなおし方がうまいのか。ヒーローがかなりいい人になっている気がします。
-
ご意見ありがとうございました!
参考になりましたか?
-
エンジェルより、ヒーローの笑顔のほうが印象的でした。
5
- ごろぞう暮らし 2011/05/02 このレビューを 5人の方が参考にしています。
-
この漫画家さんの描くヒーローは、大抵無表情な感じなのですが、この作品では、ヒーローが実に素敵な笑顔を見せてくれていて、それが彼をとても魅力的にしていると思いました。原作ではもっとクールで醒めた印象だったので、ちょっと意外な感じがしたくらいです。ヒロインも原作よりおちゃめで明るい感じがして、素敵でした。死んだ夫(ダメ人間)の兄弟(しっかり者)、というHQ的にはありがちな設定ですが、その中でも抜きん出た出来だという気がします。
-
ご意見ありがとうございました!
参考になりましたか?
-
【ネタバレ】モ、モンティかわゆす。
5
- ごろぞう暮らし 2011/05/02 このレビューを 5人の方が参考にしています。
-
このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを読む -
面白かったです。構成もしゃれていて、ロマンス小説というより、まるでよく出来たショートミステリーでした。この漫画家さんはいつも、キャラクター達(動物も含めて)に独特の味付けをしていて、そこから醸し出されるなんともいえない愛嬌が好きです。最後に、細かい話ですが、ヒーローの顔面の打撲跡が左右逆ではないでしょうか。右ストレートを受けた場合、左頬を殴られるはずです。確かに6ページ目の最後では、正しく左頬を殴られて右側に吹っ飛んでいるのですが、何故か次の7ページ目の最初のコマからは、全て右頬にあざが出来ています。特にラスト近くの「右ストレートに気をつけろ!」のアップで右頬に跡があるのは、せっかくのしゃれた台詞がだいなしだと思います。勿体無いです。
-
ご意見ありがとうございました!
参考になりましたか?
-
心おきなく笑えます!
5
- ごろぞう暮らし 2011/04/21 このレビューを 4人の方が参考にしています。
-
登場人物たちがみんなキュートで嫌味がなく、ヒーローもヒロインもとっても純情で愛らしくて、ひたすら胸キュンな恋物語です。読後の清涼感と爽快感と幸福感は出色!ヒーローとヒロインが普通の人同士で性格的にも釣り合いが取れていて、実にいい感じです。とにかく気分いいです。
-
ご意見ありがとうございました!
参考になりましたか?
-
【ネタバレ】登場人物全員がどこか偏屈で面白いです。
5
- ごろぞう暮らし 2011/04/21 このレビューを 4人の方が参考にしています。
-
このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを読む -
ヒーローとおばあ様はすぐ分かりますが、実はヒロインも目立たないながら偏屈(二人の言い争いを聞いても動じないとか、男性の付き添いを命じられても逃げ出さないところとか)で、そこがとても魅力的です。ヒーローが後半、自分はヒロインに異性として意識されていないのではと思い悩むところには胸がきゅんとなりました。とっても素敵なお話です。
-
ご意見ありがとうございました!
参考になりましたか?
-
【ネタバレ】こんな王様にならさらわれたい!
5
- ごろぞう暮らし 2011/05/05 このレビューを 3人の方が参考にしています。
-
このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを読む -
ヒーローは実際には独裁的な王様で、行動も支配的で強引なのに、何故か傲慢には見えません。ヒロインに隠し事をし、実は一種の軟禁状態においているのに、なんかそれが逆に無口で謎めいて見えてかっこいいです。これは原作からそうなのか、岩崎先生の力量なのかどっちなんでしょう?ちなみにヒロインは「プリンスと水の精」のヒーローの宿敵(父の敵)の娘ですよね。まあ実際は彼女も被害者で、母親は夫に散々苦しめられた挙句、何とか逃げ出して亡命、隠れ住んでいたわけですから。コンシディーン一族のお話は他にもいっぱいあるので、是非漫画化してもらいたいです。
-
ご意見ありがとうございました!
参考になりましたか?
-
素敵です!
5
- ごろぞう暮らし 2011/04/15 このレビューを 1人の方が参考にしています。
-
この作品、才色兼備なセレブのカップル、とよく考えるとむかつく組み合わせなのに、実にうまく設計されていて、思わずうなってしまいます。笑いながらせつなくほろ苦く泣ける、素敵な作品だと思います。ちなみに、カバナ家の二人の姉妹の話もきっとあるんだろうな、と思うのですが見つけられません。
-
ご意見ありがとうございました!
参考になりましたか?
-
【ネタバレ】ほんとは愚かなのはヒーロー一人ではないのです。
4
- ごろぞう暮らし 2011/04/21 このレビューを 61人の方が参考にしています。
-
このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを読む -
漫画では、ヒロインがやたら寛大ないい人に見えますが、原作では、人生に何も期待していない慎ましやかな女性に描かれてます。苦労人で幼くして老成し諦観しており、使用人扱いでのけ者にされていた為ヒーローを人知れず観察でき、若き日の彼の高慢さや脆弱さ、虚栄心を事件の前から十分見抜いています。だから原作では結婚を選択した彼の道徳心にむしろ驚き、おじの家から救い出してくれたと感謝しているくらいなのです。ある意味、ヒロインより可哀相なのは息子のハリーです。かりにも子爵家のれっきとした跡継ぎなのに、噂だけで私生児扱いはひどすぎです。何の罪もないのにそんな目に遭うわけは、原作ではヒーローだけにではなく彼の母親、つまりハリーの実の祖母にあります。本来なら事態の収拾役を務めて「家を守る」べき女主人である母親が、愚かにも息子の本性を見抜けず、彼の話だけを一方的に鵜呑みにし、嫁にも孫にも会うのを一切拒否し続け、息子が死んだと報せを受けるや否や、息子を破滅させたのはヒロインだと決めつけて、理不尽にも即座に二人を子爵家から叩き出すのです。本来最重要であるはずの子爵家の存続もへったくれもなくです(そこを従兄弟につけ込まれるわけです)。彼女は馬鹿っ母で、ひたすら息子を盲愛し、ただただ溺愛してスポイルした張本人です。当然甘やかされたヒーローもいい加減で無自覚で無責任なので、自分が母親に何をどう嘆いたかはすっかり忘れ、自分が不在の間は母親が二人の面倒を見てくれているはずだと勝手に思い込んでいました。ちなみに、ヒーローは帰宅後、母がハリーを一目見ればすぐ自分の孫だと分かったはずなのにと嘆くのですが、それはお前が悪いんだろと思わず突っ込みを入れたくなります。漫画ではヒーローだけがダメ人間ですが、原作では親子二代での最強大馬鹿タッグで、事態を最悪にしているのです。こんな母息子では領地が荒れ果てるの納得で、従兄弟がヒーローを復位させたがらないのも当然でしょう。
-
ご意見ありがとうございました!
参考になりましたか?
-
【ネタバレ】ヒロインだって被害者なのに…。ひどすぎる!
4
- ごろぞう暮らし 2011/05/04 このレビューを 35人の方が参考にしています。
-
このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを読む -
このヒロインはいくらなんでも可哀想過ぎです。母にも恋人にも捨てられ、里親のためにせっかく起した事業も倒産寸前、見ず知らずのヒーローに突然金で愛人役をやらされ、あげくに騙されてヒーローの復讐に利用されてマスコミにさらされる、これはさすがにひどすぎです。ヒーロー自身も許されないと自覚していますが、そりゃそうだよ、と思わず納得してしまいました。こういう復讐譚は大抵、ヒーローがヒロインを誤解して、復讐相手と同じような残酷な人間だと思い込んでいるものですが、この作品では、ヒロインもまた被害者であることは最初から分かっているので、よけいひどい気がしました。
-
ご意見ありがとうございました!
参考になりましたか?
-
【ネタバレ】実際に類似の事件でもあったのでしょうか?
4
- ごろぞう暮らし 2011/05/07 このレビューを 26人の方が参考にしています。
-
このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを読む -
驚きました。「3人のメリークリスマス」と前半の設定に共通点がありすぎです。まずヒーローが大学生、ヒロインが高校生の時、旅行中に海で出会いプロポーズ、その直後ヒーローがスポーツ中の頭部の怪我が原因で短期間の記憶を喪失、ヒロインが妊娠、女児を出産、十数年後(この作品は12年、「3人の~」は13年)、ヒーローは兄姉夫婦を事故で亡くして甥姪を引き取り、彼らがきっかけで、記憶が戻らないままで再会。まるで同じ素材に違う味付けをしたみたいで、もしかして同じ何かにインスパイアされたのではないかと思いました。実際に同様の記憶喪失の事件があったとか、大ヒットした映画や小説等の作品があったとか。でも、これほど共通点があっても、後半は全然違う経過を辿り、全然違う終わり方をしているので、それぞれ楽しむことが出来ました。類似点と同じくらい独自性も感じられたので、満足です。
-
ご意見ありがとうございました!
参考になりましたか?