何なんだこのヒーローは。看護師から他の企業経営に着手で金儲け云々叩かれるならまだわかるけど、製薬会社がしっかりした経営理念の下に機能して、製薬・新薬開発するのは医療従事者にとってはむしろ有難いだろ。薬がなきゃ医者だって困るんだ。自分と同じ場所に立たなきゃ役に立たないとでも思ってるの？どれだけ視野狭窄なの？うん、コンプレックス以前に設定が酷い。あとヒロイン、何故その服でヘリに乗った？

いい年した大人が白馬の王子さまを夢見てるのも痛いけど、怪我人が運びこまれて、その人を勝手に私の王子さまーってキスして見蕩れてるなんてプロとして失格。救急現場では一分一秒が争われるのにいくら患者の状態が安定していてもありえないです、ヒロインは命を守る仕事をする資格がない。しかも、勝手にヒーローの王族発言を嘘って決めつけてヒーローかリアルな発言してても気にもとめず調べようともしないし、現実知ってもヒーローを攻め立てるし、ヒロインが子供すぎて一緒に居たら疲れそう。こんなんで、王太子妃が務まるの?

私は恋なんてしないと宣言したのに、舌の根も乾かないうちに初対面で手の甲にキスされた途端に「ドキッ」。 ヒロインあのさ、恋しないんじゃなかったのかい？ ヒーローと出会って話すたびに「ドキッ」っていう擬態語が書かれていて意識しまくりじゃないですか。 ドキッじゃねーわと思いながら見てたので内容が入ってこなかったです。

オレ様系が好きな私でもこのヒーローはありえない。みんなのいる前で水着脱がせたり、くず呼ばわりするなんて最低。 いくら心と裏腹に罵ったんだとしても、「くず」なんてありえない。ハッピーエンドなのに、納得できないからなんか後味悪い。

この手のヒーローは多いけど、ここまで冷たい仕打ちをして、さらに強情を張り続けるのには読んでてムカつきが止まらない。ヒロインが潔白を示そうと検査を受けようと言ってるのに、罵倒し続けて拒否するとは。大抵の作品は、どんなに傲慢なヒーローでもちゃんと心からの謝罪の場面があれば納得できるんだけど、この作品はダメでした。ヒーローは謝っているけど、その前が酷すぎて、腹立ちが収まらない。ヒロインが簡単に許しすぎだろ。

何とも、軽いというか…。ヒーローのしていることってモラハラとかDVとかですよね。避妊としてなかったの？で、子ども出来たらあの態度はないよね。それから、ヒロインの無知ぶりややヒーローの父親って自分の子どもがどんな人間に育っているかわからないの？ そもそも復讐ってことで、何をやっも許されると勘違いしてるところからあり得ない。

とにかくヒロインが子供過ぎたってことで。人の話は最後まできちんと聞け。わからないなら調べるなり質問するなりしろ。…まあこれが出来ない人々がHQの主な人物達ではあるのだけど、それじゃどんな世界でも成功出来ないでしょ。婚約解消→ヒロインの素性判明で元婚約者一家（特に母）がどんな反応したのか見てみたかった。

愛人の子呼ばわりするくらいなら最初から結婚するな。ヒロインを信じていない癖に簡単に「幸せにする」とか言うな。自己本位過ぎてついて行けない。でも原作よりはヒーローがマシと言うことなので頑張ったんだなと思う。でも泣くのは1回で十分。女々しさが爆発してるから。

と、乾いた笑いしか出てきません。佐々木さんは、これまでの作品でもさんざん「山なし谷なし」「あまりにも唐突なラスト」「H/H、一体いつ惹かれあった」といった評価を受けてますよね。これはもう原作うんぬんのレベルではなく、漫画家としてのスキルの低さなのでは。あのケンカ別れ？の場面から何のからみもなく、二か月後に再会、いきなり「愛してる」って・・まるきり読者置いてきぼりですやん！ ちなみにこの次女の話もたいがいひどいですが、長女の話もかなりオカシイです。二作とも、大人の女性を表現しているとは言えないロリ顔のヒロインが色欲全開でなんだこりゃって思いました。格好つけてるだけの、カン違いヒーローも魅力ゼロ。はあ、また一冊「怖いモノ」ならぬ「酷いモノ」見たさで購入してしまいました。私のバカっ(苦笑)

ヒーローを狙ってる女性の嘘を信じるって時点で終わってるだろ、このヒーロー。どこに愛と信頼があるんだ？ヒロインはヒロインで自分も再婚してた癖に、ヒーローの再婚に動揺するってどう言うことだ…流産と堕胎では明らかに違うだろうに誰もヒロインを信じなかったってどう言う状況？自宅で流産でも病院へは行くだろ。原作が酷いのか？

普通はそういう話は絶対にヒロインには聞かせないだろ。最初からヒロイン一人を犠牲にするつもりとしか思えない。弟が無罪放免なのもおかしい。2作目は割と良かった。単品なら♡3