色々な状況に流されて結婚してしまうHQのパターンの中「あなたの事は愛しているけど、愛を否定するあなたとは結婚できない。」と、愛を告白しながら結婚できないと言うヒロインにスカッとしました。あと邦題は全然合っていません。秘書に「俺に色目使うな」と言いつつ、自分からセクハラ発言やボディタッチ、軽くでも口にキスするボスは最低の部類だと思いますよ。前の秘書は「お母さん的キャラ」だから、そういう事が起こらなかっただけでしょう？

「僕がどれだけ後悔したか、わかるか？」結構、HQでよくある謝罪シーンのセリフですけど…「知らんわ!そんなの!」と言いたいです。 「（CEOの〜・王族の〜）僕がこんなに後悔して落ち込んでるのに〜」って、かなり上から目線＆子供の駄々みたいで馬鹿っぽい。今回のヒロインは親子で人生台無しにされている。酷な言葉でいけば「被害者」ですよ。亡くなった父親にはもう償いようもないですし。和解して→結婚→幸せ〜じゃなくて、少し別のシーンを削って、時間をおいて何回めかのプロポーズを受ける流れでいいんじゃないかなと思います。

まずヒーロー、ヒロインの素性を調べてお金の使い道を「学費」だと思ったんなら、感心しても侮辱する所じゃないでしょ？散財したんじゃなくて学費ですよ。そこだけでも「苦労している」って理解できるじゃないですか。ヒロインも「自分を蔑んだ発言をしてくるヒーロー」を嫌だと思っているなら「家族の治療のために使った」と簡単に言えばいいじゃない。その機会が何回かあったわけですし。挙句、肉体関係でこじれて、最後は笑いあって済ます？2人共に私には理解不能です。兄か叔父が金を渡して別れろ…というHQには多いお話。結局その兄と結婚したら、義理家族になるからその後の人生フクザツすぎて嫌だなぁ。

娘とその母親を同一人物だと思って誤解して〜と、よくあるHQのパターンですが、今回のヒーローは芸術家ですよ、アーティスト！なのに、人物画を見たからといって実際にヒロインに会っても誤解してる。似てるけど違うって判別できないなんておかしくないですか？家政婦のおばさんは一目で分かったのに。（笑）ヒーローの芸術家としての資質が説得力ないですよ。

「下着姿を偶然見られ、強引にキスされ関係を迫られた。断って辞職しようとしたら脅され再び関係を迫られた。」って、文章にするとかなり酷いセクハラです。弁護しようもないほど…。あと、こういうタイプのヒーローが「母が亡くなって一年後にもう再婚した!」って、父親を恨みますけど「結婚してくれているだけ、女性をポイ捨てして次々つまみ食いするアナタよりはマシですよ。」と言いたいですね。父より酷い事してますよって、言ってくれるヒロインはいないかなぁ。

「田舎だから、契約外の仕事（家事）も（女なんだから）やってくれ」というのは、本当にド田舎の理屈です。このヒーロー、本当にPCのレクチャー聞く気あるんですか？乱暴に扱ってフリーズさせて壊すのがオチっぽいです。ワイルドな男性はかっこいいと言う方もいますが、今回は単に本能に従ってサカってるだけな感じ。若い時はそれでもいいけどね…という感想ですね。

確かに邦題と内容に違和感を感じますが、お話はほんわりしたヒロインと年上ヒーローの溺愛ぶりが良い感じだと思います。まずヒーローが暴言や誤解もなく「君に恋した」と告白もしてくれたので、それだけでストレス無し。ドクターなど脇役キャラがとても良い味を出してます。特にルーシー！表情が出ないツンデレ気味（？）な人ですが、いつも大事な時に頼りになります!! 元彼は短気で嫌な奴ですが、話の後半で怒るのは無理はない。（暴力は絶対ダメですが。）彼の母も本当はいい人そうなので、母親が可哀想ですね。でもベタベタなマザコンに育ててしまったので、そこは仕方がない…。クライマックス手前のパーティー準備で、風船をツンと突いてるヒーローがすごく微笑ましくて可愛かったです。

表紙のヒーローの目つきがサイコな人にしか見えなくて「カラーが苦手な漫画家さんなのかな？」と思ったら、本当に犯罪者だった…。ある意味ヒーロー（？）の本質を表していて「正しい表紙」でしたね。そんな酷い事をしたのに「君の経営が間違ってる」って、何様ですか？それともサイコな人だから「自分が悪いとは1％も思っていない」という？そんな話、読みたくありません。

ハートは本当は1つもないです。-5くらい。前半の「死んでくれればよかった。」というヒーローの告白で、後半の「愛の告白」なんて、心に響かないどころか怒りしか湧いてこないセリフNo,1ですよ。日本と比べて外国人は激情型だから…とか、そういう問題じゃないです。「人として信頼できるか？」レベル。「一生信用できないよ!この男!!」としか、もう…。他のレビューで「今までの中で一番最悪な男」と書きましたが、まさかの記録更新!（失笑）この話のヒーローが「一番最悪な男」でした。

ヒロインが言っていた「祖父の手下に一週間も監禁されて誓約書を書かされた」事が前半のうちに真実だったと証明されますが、それを分かってからもヒーローの言動がいただけない。女性が「監禁されて」いたんですよ。どんな酷い目にあったかもしれないのに「手切れ金をもらったから、やっぱり最低な女だ」って？いくら自分を裏切ったと思い込んでいても、ヒーローの方が人としてどうなんでしょうか？その後の謝罪シーンがあっても、私の中ではもう「目が曇りすぎてダメな男」にしか映りませんでした。

「俺は君のことは何でもわかってるよ」的な物言いですけど、だったらなぜベッドに持ち込む際に「好きだ」と伝えないんですか？ ヒーローの気持ちをヒロインは一番知りたかったし、ベスは誰なんだ？ってずっと思い悩んでいたわけじゃないですか。 全然わかってないですよ、この男。上から目線というか…ちょっとムッとくる人ですね。

ヒーローが情緒不安定にしか見えなくて、言動がくるくる変わって信頼できないです。弟の最低野郎な人格を理解していながら、ヒロインを「試す」とか何様のつもりですかね。意識不明の女性を…って、普通に犯罪ですし。ヒロインが真実を告白したなら、もっと深く謝罪してもいいでしょうに。HQでは「女性を侮蔑（誤解）していながら、欲望に負けてベッドイン」パターンで「君が誘惑したから〜」と言う事が多いですが、それって痴漢と同じ言い訳です。兄弟揃って最悪じゃないですか。

ヒロインが善良なのは理解できますが、ここまでアホの子では…。純真と世間知らずは紙一重という事でしょうか？親孝行のために旅先で借金! 異国では知識がないとお金関係は危ないですよね。せめてクレジットだったら、その後返せたかもしれないのに。私はサラ金と薬に手を出したら相当怖いという事を、小学生の頃に漫画で覚えました。ヒーローもカジノ経営してる割に迂闊すぎですが、ヒロインのおバカ加減が目立ちすぎて、少しかすみました。

皆さんのご感想の通り、ヒロインの親友の後半の「ヒロインが全部悪い！」という責めっぷりが「あなたこそ何なの？」と言いたいですね。ヒーローも妊娠を告げた時「君はそんな女性じゃないと思ったのに」的に責める。ヒロインが言ったように「僕は、僕は、」の主張ばかりでヒロインの気持ちは二の次ですし。（ハーレーにはそういう男性が多いですが。）ヒロインの生い立ちや「家族が欲しい」という願いを聞いているのに、その態度はどうなのかと。後から焦って言い訳されても釈然としません。

ギリシャのいつもの傲慢オレ様ヒーローかと思えば…ちゃんと仕事もできる有能な人で、色気もたっぷり。ヒロインとの距離の詰め方も強引でも、不愉快ではなく自然でしたし「あぁ、いつもの偽物じゃなくて、本当のプレイボーイってこういう人なんだな（笑）」と思いました。ちゃんとヒロインを対等の人間として扱ってくれているし、ポーカーフェイスになっていない所とか可愛いです。ヒロインも美人で「一人できちんと立っている」人で、大人のカップルとしてお似合いです。

レイプまがいの事をしておいて、まさかの愛人契約を持ちかけ脅迫。 この文章の内容からして、ヒーローのする事じゃないですよね？ただの最低なチンピラですよ。

どちらの2作もプレイボーイですが、ヒロインに対しての侮蔑言動に関しては、まだ2作目のヒーローの方がいいですね。どちらも下半身に正直なバカですが。

ヒロインを守りたかった筈なのに、全て裏目。若い時はそれも仕方がないですが、戻って来てからもその連続…というか、他人の評価を全て鵜呑みで、彼女を侮辱。真実がわかっても全く反省がありませんし。不快しかないですね、このヒーロー。

ヒロインが凛としてくじけず屈せずに戦っていて、とても綺麗でした。そしてそれ以上に、先生の向上心がすごいです。数年でお話の構成も画力も「これぞプロ!」というレベルに。作風も作品も素晴らしかったです。

浮気はもちろんダメですが…。現実的な答えとして、子供がある程度（15歳以上？）大きいからとはいえ、すぐに連絡がつかない+長期間のアマゾンへ探検へ行ってしまう夫というのもどうかと思います。その間に相談したい事や何か大変な事が家族に起きたらどうするんだと。（初めから「探検家」だったのなら仕方ないですけれど。）自分が辛い目に遭って帰って来たのに〜と言われても。元妻もヒーローもかなり自分本位で、似た者夫婦ではないでしょうか。

ヒーローが「祖父を敬え。それがギリシャだ」というけれど…。その直前に爺さんにヒロインがバシバシ叩かれてましたよね。しかも「ムチでお前も叩け」とか。そんな場面を直接見ていたのに「敬え」って??それがギリシャなんですか？中世の話ですか？それで会社のトップなんて、頭おかしくないですか？ヒーロー。イギリスだろうとどんな国だろうと、女性や子供に理不尽な暴力を振るう奴は敬えませんよ。あと結婚式に「どうして母親を呼ばないのか？」って聞きますよね、普通。お金持ちはいつも、自分が結婚する女性の（多少の）身辺調査をするものだと思っていました。

いきなり暗殺場面でサスペンス色が強く、黒幕の執念もすごいなというお話でした。ですが、ヒロインの父親の銅像で吹き出してしまいました。あのポーズ! どこのメンズモデルですか？ラストにも出てきますし、インパクト大。

ヒーローの口説き方がエロオヤジっぽいです。ヒロインのような修道女を目指す女性には不向きすぎですよね。肉体や本能の欲求を語るんじゃなくて、情感とか心に響く事を言わなくちゃ。さらに元婚約者への仕打ちがちょっと…。裏切り者は許さない!って態度がダメですね。本当に男らしい・頼もしい人ってもっと度量の広い人でしょう？ナニーも怖かったですが、人によって態度を変える分かりやすい人だったのに、それを監督するはずのヒーローがまったく気づいていないのも、家長としてダメすぎかな。

皆さんのおっしゃる通り、ヒーローがネチネチ男子です。「君は人生を楽しんでいない、退屈な人間だ」って分析しますけど、余計なお世話です。あなたこそ過去の一人の女性との諍いだけで、他の女性を侮蔑するのはどうかと。ハーレーはそういう男性ばかりですけどね。人の分析より自分自身を分析しなさい。全編通してネチネチしすぎてがっかりでした。

ヒーローが「騙された!嘘をついた彼女が悪い!」と言いますが…。確かに偽った事はダメだと思いますが、そもそも違法だったと知ってもなお「子供たちに面会させない、関わらないでくれ」と拒絶したのはあなたでしょうと。自分だけ被害者、他が悪い。という言い草はどうでしょう!?ヒーローが母親を拒む理由が分からず。絵が素敵なので余計に残念です。

はい、無理です。ヒーローが家を出てくれるならまだしも、家族全員いるんでしょ？弟も「リハビリ次第で良くなるかも」でコロッと解決。いやいやサイコっぽいし、リハビリじゃ精神（心根）は治らない。こんな一族と一生一緒は無理です。

こちらの先生は絵はとても綺麗ですが、（原作がそういうストーリーなのか）今まではお話が「すん…」と終わってしまう事が多く勿体無いと思っていました。ようやくハッピーエンドまで盛り上がれる作品に出会えました。悪意のある人は多少いますが、みんな過去の人。ヒーロー・ヒロインともに清々しく微笑ましいカップルです。ヒーローがヒロインの仕事に理解を示し、寄り添ってくれる所も最高です。

ヒーローが自分のトラウマ（かなり重いけど）ばっかり叫んで、ヒロインに対して「中身が美しければ〜」的な綺麗事を言いますが、今までそばにいなかった・ヒロインのその後を知ろうとしなかったくせに「何を言ってるの？この男…」という感じです。前半から結局自分の事ばかりで、後半もあまり変わらず。こんな人に国政を担って欲しくないです。冒頭で「傷に気づかないくらいにヒロインに魅了された」シーンがあれば「愛してる」という言葉も響きますが、「女性の温もりや慰めがほしい。都合よく癒してほしいだけ」に感じてしまうので、このヒーローは無理です。

前からの疑問ですけれど、女性関係も含めてそれなりの経験をしてきた年上の男性が、初々しいヒロインの初夜を怯えさせるほどに「致して」しまうのかと…。もうちょっと最初から、思いやりを込めて大切に接していけばよかったんじゃないですか？それじゃ物語にならないといえばそうですけれど。ヒーローの愛情表現が下手すぎる。心と体が違いすぎる。悪役の継母はもうコントみたいな感じですけれど、ヒモが怖かった。

義母も実母も「お母さん」はみんな素敵な人だった。「強い人でも傷つくわ。隠すのが上手いだけ。」というセリフはジーンときました。父も弟も使用人もいい人ばかり。身内が全員いい人って、ハーレーでは珍しいかも。