婚約者が気の毒に思った作品はこれが初めてかも…。 ヒーローの躁鬱が激しすぎて、読んでいて疲れました。 暴言吐いて謝っての繰り返し。こんなに疲れる人と一緒にいられません。

科学も医学も万能では無いと分かっているはずなのに「俺の子ではない」の一点張り。ヒーローはどれだけのおバカさんなのかと。手術した理由は後半で分かりますが…。手術前に「後にこういう事、ああいう事になる可能性があります」と詳しく書かれた同意書みたいな物にサインしますよね？それをきちんと読み取れてなかったとか、忘れちゃったとか、どちらにしてもおバカさんですよね。偉い人がおバカさんなのは勘弁してほしいです。

ヒーローの周りの肉親・使用人のほとんどが「ヒロインが悪い」と攻めるけど、当時10代だったヒロインにしてみれば「あの現場」は衝撃だし、冒頭の結婚した理由を考えても、出て行くのは仕方がないんじゃないですか？ヒーローも「あれは相手の突然の罠だった。君以外は考えられない。愛してる」と言えば、もう少し早く修復できたんじゃないですか？自分の気持ちも分かっているんだし。大人なのに行動が突然で感情が読めないし、ヒロインじゃなくても伝わらないと思います。

ページ数が入りきるなら、プロローグは前半のどこかに差し込んだ方が読みやすかったと思います。その方が感情移入もしやすかったと。エンドを読んでからのプロローグ…「えっ…」って感想です。 皆さんヒロインを攻めますが、気持ちを自覚しながら、ヒロインが嫌がる方へとダメすぎな言動を繰り返すヒーローの方が信じられません。人の心理を読む事に長けてる人が経営者ではないのでしょうか？

どう見ても10代に見えますが、ヒーローにはなぜ成人女性に見えたんでしょうね？ヒロインがある面で達観しているためか、肉欲に負けて無意識に都合よく見えたのかな。「10代と分かってたら…」とか言い訳がましいです。プレイボーイのくせに（だからこそかな？）自分本位なアレとかいりません。気難しくて気分屋な男性は、若い女性には魅力的に映るかもしれませんが、いやもう一生面倒ですよ、こういう人は。皆さんのおっしゃる通り、ハーリーの方が数倍良いです。罵るヒーローも嫌ですが、このヒーローは自分本位すぎて嫌ですね。

よくヒーローが関係してから「ピルを飲んでいるのか？」と聞きますよね。（先に聞きなさいと…）と日本では医療用とか特殊なケースですけれど、欧米ではピル常用が普通なんですか？弱めでも薬だから副作用もあるでしょう。何だか、女性ばかりに避妊のリスクを背負わされているようで不快です。そしてピルの事を聞いてくるヒーローは、100％いつも最低な男です。

ヒロインの事が好きなのに妹と交際。元彼だっただけでも、遠慮したい気もしますが、何とか許せる範囲だったんです。でもその後が絶対ダメ・無理。一度だけでも関係して妊娠したとか。妹も軽率な女性ですが、ヒーローへの嫌悪感が拭えない。それで「ずっと好きだった」とか言われても100年の恋も冷めます。悪気が一切無いズレっぷりも嫌すぎる。ヒーロー母の事は、それまでのDVを考えれば逆に同情します。

「黄金とくずだ」発言がなければ、もう1個ハートを増やせたんですけれど、無理ですね。激情すぎるでしょ？ヒーローなのに。穏やかな性格のヒロインには、旅行で出てきた人や他の男性がお似合いだと思います。あと従姉妹にはもう少し報い的なものが欲しいですね。

今回のヒロインのようにトラウマで対人に不慣れな子を「経験あり」だと考えているのは、よほどヒーローに女性を見る目がないと思います。そしてなぜいつも「ヴァージン」だった事に怒るのか？多分、罪悪感が嫌で相手を罵る方に行くのでしょうけれど、その時点でそんな男は願い下げです。妊娠もプレイボーイほど迂闊なパターン。バカすぎますよ。

幼馴染の軍人さんと再婚した今の夫との三角関係、丁寧な衣装と背景の作画は良かったんですが…絵柄自体がう〜ん…少女漫画ですね。もう少し大人の雰囲気が出せれば良かったんですが…残念です。あと、あんな犯罪者と一対一で対峙するのは無茶で無謀ですよ。もっと策を練らないと。そこは軽率だったかなぁ。

よく「子供が望めない可能性が…」と言われ、恋人や奥さんに「僕の子じゃない！」と言い張って浮気を疑うヒーローがいますが、あくまで「可能性が高い」というだけで「0％」じゃないですよね？こういうヒーローは頭脳明晰で冷静な設定ですが「頭大丈夫ですか？」という言動。まぁ普段自信家なだけに、ショックが大きいのかもしれませんが「勉強できるけど、バカなんですね。」というオチ。どうしても疑うならDNA鑑定すればいいでしょう。

この話の被害者はヒロインと娘さんであって、決してヒーローではない。なのに真実が分かった途端に「僕も辛かったんだ」と被害者ぶるのはどうなのか？簡単に「愛してる」だけで許せないです。

最近の先生の、白い画面構成と雰囲気でだけで話が進む作品よりも、きちんと主人公達の心情が描かれていて、読み応えがありました。ヒロイン妹と義弟は確かに最悪。確かな情報はありませんが、こんな二人は近い将来、仕事も生活も行き詰まって犯罪に走るか薬の中毒で落ちぶれるかでしょうね。

面倒臭い2人ですね、特にヒーローが。 ラスト前「別れて金を送ったのに、喜ばない女がどこにいる!?」とか、頭が固い嫌な金持ちです。中盤辺りのセリフなら、その心情がラストに向けてどう変わるのかと期待できたんですが、後少しで言われるとガッカリ。まぁ、正直お金はほしいですけれどね。

よく「婚約したい女性を連れて行ったら、父親と恋人になった。」というヒーローの話を読みますが、その逆の流れでビックリ。そして最後は…。いや、何というか…ヒロインも10代で世間ずれしてない事もありますが…う〜ん。すっごいモヤモヤします。だって、清い関係だったとしても、結婚したら家族になるんですよ。みんなの心情が複雑すぎ。そんな家は嫌です。

せっかくの藤田先生の作品なのに、ヒーローがバカすぎて台無しです。「顔が良い」以外にヒーローに魅力がなく、嫉妬するくせに侮蔑の暴言、キスしそうになるとお決まりの「君が誘った」発言。最後の方までその繰り返し。後妻であるヒロインの母親の「娘に頼るほど落ちぶれていないわ!」は格好良かったです。

すごい露出のあるドレスとか衣装を、着慣れないヒロインが着る話が時々ありますが、今回もそれですよ。あんな衣装で「下心ありで近づくな」とか「そんな女じゃないわ」というけど、無理でしょう？そんな男しか寄ってこないよ。ページ半分、その衣装。そのせいで話が頭に入ってきませんでした。漫画オリジナルだけでも「上司に無理やり着せられたから、着替えさせて」と言った方が読者の好感度上がります。経験が乏しい割に肉食系な発言するし、ヒーロー含め男性に見られてるのが、もう耐えられないですよ。

名前が無いモブキャラ以外は、ヒーロー・ヒロインは元より、ヒーローの相棒も犬も恩人のおじ様もみんな素敵です!多少のトラウマはあっても、罵り合いも無く相手を思いやって話が進むのでストレス無し。最初の頃の二人のぎこちないやりとりも可愛かったけれど、愛を知り人間性を深めてゆく姿はとても爽やかです。

1コマごとが美しい…!!ため息が出ます。こちらの先生は濃い絵ですが、その濃さが外国人を表現するにはとても合っていて、HQにはバッチリだと思います。何冊か購入させていただいてます。先生が描くヒーローは、心に傷を負っていてもその傷がセクシーさに繋がっていて、ヒロインも美人なのに健気でどこか可愛らしいんですよね。不思議といつも読後がほっこりします。

父の横領の罪を隠すために結婚を…というパターンかと思いましたが「犯した罪は償うべき」というヒロインの真っ当な意見が新鮮でした。普通はそうですよ、罪のツケを子供の人生で支払わせる親とか…狂ってます。ただ他の皆さんのおっしゃる通り、ラストへの盛り上がりに欠けます。そこがハート-1です。

いくら家族のためでも、ヒロインは自分を犠牲にしすぎです。こんな7年間も酷く誤解されたままでなんて。妹も確かに「捨てられた方」として色々悪口を言われたのでしょうけれど、ヒロインほどの犠牲じゃない。ヒーローも例え嫉妬が混じっていたとしても、彼女への侮蔑的発言を少し控えるべきじゃないですか？依頼されたからではなく、ヒロインを信じて自分から最低男を調べた…なら、まだ救いがあった。最低なヒーローがまた一人増えました。

ヒロインに対しての自分の気持ちに気づいているのに「愛人提案」とか…。馬鹿すぎるヒーローにゲンナリします。肉欲だけでなく、本当の意味でその女性が欲しかったら、それなりの手順とか言葉とかありますよね。映画や舞台で昔からある「恋と愛のお話」をを知らない訳じゃないですよね？心の距離の詰め方を知らない、侮辱発言で近寄ってくる男はストーカー以下ですよ。

時代が古いならともかく、作中でもちゃんと「DNA鑑定」って出てくるんだから、10年もグダグダするなら調べた方が心の平穏にも良いと思いますが…。多分「ハッキリさせるのが怖かったから」が、男性の本音かな。意気地なし過ぎる。奥さんもですが、子供が一番可哀想。10年は長過ぎです。

少し年が離れた年上ヒーローって、本来は異性についても人生においても経験豊富で…のはずが、なぜヒロインに対しては10代男子みたいになるんですか？ストーリーの都合上…だけではフォローしきれない侮蔑の言動。男のプライドゆえ？それに初めての女性に対して怖がらせるって、どれだけの事したの？弟も自分の都合しか考えてなさそうだし、いい男性が出てこない話。

都合の良い所だけ相手に見せて、相手が自分の理想（完璧）からはみ出ると、自分勝手に怒って酷い言葉で傷つける。今までのハーレー男性に多いパターンですよね。その不平をおじ様が見事に論破してくれました。おじ様が一番いい男です。

ヒロインの言葉のように「血より育ち」という事ですね。ハーレーでは「親と同じ血が流れているから、○○になるんだ!」というセリフがありますけど、反面教師として忘れなければそうはならないと思います。自分で暗示をかけているのが呪いの呪縛ですね。ヒーローのトラウマが怖くて、真実はどうだったのかと少し気になります。

許す事は人生の…という理想はありますが、何年もの間のヒロインの苦渋を「許してくれ」の一言では「許せません」よ。周りの環境を自分ではどうしようもない11歳の子供に向かって「私生児」とか…。心無いモブキャラが言うセリフを、まさかヒーローが言うなんて前代未聞です。大好きな漫画家さんなので、ハート1つ増やしましたが、本当は1つです。様々な不満をヒロインに八つ当たりするヒーローは最悪です。

HQでは妊娠かお子さんがすでに生まれた状態だった事が分かると、すぐに男性が「責任を取る」と言って結婚しようとしますが、本当は違うのではないでしょうか？「その女性と子供を心から幸せにする事」が「本当の責任を取るという事」ですよね。それを理解していない男性はみんなお馬鹿。そしてHQはお馬鹿な男性が多すぎますね。

3年前、若さで突っ走ったヒロインも悪いとは思いますが、まだ10代でしたし。拒んだヒーローの心は理解しますが「目障りだ、消えてくれ」は言い過ぎでトラウマ級。それを「無し」にしてくれとか、大人の都合の良い言い訳です。父親の助言はタイミング悪かったですが、それで怒るとは、ヒーローの器量の狭さとプライドの高さが拗らせてる原因です。義理の家族になる事を考えたら、ヒーローの態度が一番子供すぎて意味分かりません。

父親も兄も「お金持ちのお金は返さなくていい」という、道徳観のない家族。厄介すぎます。一度借金ですごく怖い思いをした方がいいです。それでも、反省しなさそうですが。家族の問題が片付いてないからスッキリしません。絵は綺麗で丁寧なので、勿体ないです。