サプライズを心から喜べるヒロインで、ほんと良かったね、という。終わりよければ細かいことは言いっこなし。個人的には、麻生先生の作品には時々、無性にツッコミ役が欲しくなります。

家族の借金のために結婚する話はハーレにはありがちで、それもどうかとは思うけど、家族のことを全く考えないヒロインも珍しい。逃げた後のことを考えず人任せでただ逃げて、それによって引き起こされた結果と向き合うこともせず、あまりに子供過ぎる。そうやって自分の問題とも向かい合うことの出来なかった女性が最高のセラピストって言われても説得力ないし。父親は自業自得とはいえ自殺までする結果になったのに、結局再会したらあっけなく元サヤってなんだか自分達のことしか考えてないH/Hというか。まぁ、ヒロイン父母も自分のことしか考えてない人達だったので、血筋なのかな。

ﾊｰﾚで野暮なことは言いたくないのですが･･･。時と場合と節度は欲しいなあぁ、と･･･。ﾊｰﾚには時々あるようですが、ｴﾚﾍﾞｰﾀｰの中で行為に及んでしまうというのが。ｷｽくらい(？)までならともかく(それでも･･･ですが、笑)、公共の空間ですよね。で、たいてい、監視ｶﾒﾗ、付いてますよね。ｾｷｭﾘﾃｨ上。そうなれば、ﾓﾗﾙ上の問題も勿論、自分たちの行動が誰かに見られる、更に悪い場合には、その映像がどこかに漏れる可能性もあるというのは、想像の範囲内です。なのに状況を認識して自分達を律しきれないというのは･･･立場ある者、いや公人(しかも、かたや政治家)としてどうなのかと(公序良俗及び判断)･･･。愛が強いのはわかるのですよ。男性主人公もｶｯｺｲｲし、ﾋﾛｲﾝの思いもわかるのですよ。三浦先生の作品も、好きなのですよ。(だから、なおさら、残念、口惜しい。更に、真に愛しているなら、ほんのしばしの間なんだから、抑制しなさいな･･･泣。)･･･とにもかくにも、日本だったら、考えられないお話、設定、ｼﾁｭｴｰｼｮﾝだなあぁ、と思う事しきりでした。(お国柄や民族性の違いなのかしら･･･。)

前にも似たような話のシリーズ物があったように思ったのですが。パターンが似ていてつまらない。それとヒーロー、勝手にヒロインが騙したと思い、勝手に怒っている。ヒーロー父も呪いのようなお言葉をヒロインに向けて言うし。。。ヒーロー母が魅力ある方だったのでそれが救いだからハートをプラス！（ヒーローの兄弟姉妹は今の時点よー分からん）ポイントで購入したけどそれが勿体なく感じた。著者さんは嫌いではないんですけどね、魅力に乏しい原作だった気がする（未読なのでそういう判断したくないけれど）

逃げ出すのに指輪つけっ放しなのが信じられない。結婚しないつもりでいるなら置いていくだろ、普通は！とツッコミ、暗殺者と疑ってるのにそのまま結婚するんかい？！とツッコミ。ちょっとぽろぽろと勿体無い。

原作未読なので内容が忠実に再現されてるとしたら、駆け足すぎて忙しない。 絵自体は悪くないだけに目線の不安定さ（斜視というか、瞳孔に入る光がバラバラ）が気になってストーリーに入り込めなかったです。

生後間もなく突然子供を亡くし、悲しく辛いのは夫も同じ。こう言う時は夫婦2人で乗り越えていくものでしょう。（現実は夫が逃げ出す事が多いようですが）私はこの妻を好きにはなれません。なのでこの評価

付き合ったのが三日といっても、一応一度は愛した人の兄に惹かれてしまうことへの葛藤とかないのでしょうか。話の構成はうまくできているとは思いますが、ヒーローのほうも、自分の弟の子供を身籠ってる女性に即プロポーズするのにはびっくり。そのあたり、思考が軽くてついていけなかったかなぁ。この著者の絵もちょっと苦手です。特に極端なほどとがった顎の顔のラインが気になりすぎて。。。

前半は、あらすじ通りで、使用人でもそっくりさんでもなく生まれ変わりのシークその人でお互い認めて「めでたしめでたし」・・・山も谷もなく。後半のほうが好き。でもやっぱり低い山谷かなぁ。皇太子お金ポンっと出し過ぎじゃない？！そして、それ使っちゃうんだっ！？と、突っ込みいれちゃった。そして妹の行動が訳分からないかな。全面拒否だったのがなぜ急に兄の味方に？描いてないところで交流があって兄の様子がおかしくて、認めたってことなんだろうと、結構長い時間を補う想像が必要・・・１冊2話はあらすじだけになってイマイチです。前半だけならハート１つかな

ヒーローの態度がつじつまが合わないような感じが全体にわたってあって、読んでいてもやもやする感じでした。 あと、ものすごく気になったのが、マナーハウスに行くシーンで、イギリスのはずなのに、背景がヴェネツィアのパラッツォ・ドゥカーレだったこと。。。ものすごく有名な建物なので、気づいた人もいたのでは？？ せめてイギリス風建築だったらごまかせたのに、と思いました。細かいことで恐縮ですが、どうしようもなく気になって。

ヒーローは感情表現が苦手で、さらにいえば頑固で、さらに言えば勝手に勘違いしちゃうタイプ？ いや、それ言うならヒロインもかー。 毒を持ったヒーローの弟の妻がとても悪役ぴったりなのがある意味爽快でしたが、弟がちょっとかわいそうな気が。 次はいい恋ができるといいなーと思いますが、ヒーローがヒロインを気に入ったきっかけがなんとも… 原作は未読なのですが、基本、綾部先生の描くお話は好きなのが多いのですが今回のはどこが苦手？というとはっきりはないものの、でもなんとなくもやもや残る感じでした。残念

うーん、評価が結構高かったので期待した分、肩透かしをくった感じです。 美大生の卒業製作課題破壊させる必要がどこにあったのか理解不能。 どうしても会いたかったはずの元恋人のはずなのに、あっさりと別れてヒロインを選ぶヒーロー。分からん。つまらん。