いえ、このヒーロー見てても全然胸がキュンとしませんけど。母性本能もまったく刺激されなかったですけども。そもそも母親がらみで心に傷を負ってる男って苦手だなあ。裏を返せばそれだけマザコン度が高いってことだしね……。特に今回のヒーローは体だけ立派に育ったボクちゃんに見えて、うーん、生理的にちょっと、無理でした。

絵が細部までキラめいてます。好き嫌いはあると思いますが、私は舞台設定とベストマッチのきらびやかさだと思いました。アラビアの王宮という舞台にまさにピッタリ！　ビシッとしたネコ目（ツリ目？）のキャラも好み。話はバカっぽいですが、この絵柄でハート一つプラスしました。

だと思う。ハーレクインかどうか？と言われると、少し路線が違うのかもしれないけど。私は好きです、この淡々とした、何とも言えない雰囲気が。ずっと何かを求めていたヒーロー、最後にはちゃんと「わかった」んですね。

ただの純情野郎だった（笑）　純情万歳！　牧場万歳！　ヘンなひねりもなくハッピーなお話でよかったです。

私生児私生児うるさい。こう強調されると逆に、それってそんな大層なことか？と言いたくなってくる。で、これだけ私生児を差別対象扱いしておいて、ヒロインたちの子どもは私生児にならなくてよかったね、めでたしめでたし！って……いやいやちょっと待てよ、と。誰得の話だこれ。原作者は何を思ってこの作品を書いたんだろう。

ヒロインがヒーローを好きになった理由が、とてもよかった。胸がジーンとしました。美男子ヒーローだけど、顔じゃないんですね（たぶんヒロイン、顔の事ひとことも言ってない……原作では言ってるのかもしれないけど）。私もこんな恋がしたいなあ、とハーレ読んでて初めて思いました＾＾；　切なく小気味よく美しく、心温まるお話。どうぞ、御一読を。

よくよく読むとこのヒーロー、ヒロインに要求するばかりで最後まで何一つ与えてないんですよね。あげたのは子種ぐらいですね（笑）　加えて自分を変えようとする意志も、自分で過去を乗り越えようとする気もゼロ。で、何も与えない自分を、不幸な生い立ちを理由にしてこれでもかと正当化する。こりゃ好きになれないわ。申し訳ないけど。ラブストーリーではなく、寂しい坊やが優しい母親代わりを見つけた話にしか見えない。

なんでこんな評価低いかな。いいラブストーリーだと思ったけどな。王子が閉ざしてる心の扉を、まっすぐに開けにかかるヒロインがいい。王子様も心の優しい、いい人だしね。

友人歌手への助言といい、色々と最低さが目立つヒーローです。これだけ夢のない話を描くのも難しいんじゃないかと思うほど夢がないです。まず、ヒーローに人間の心を感じません。読んでてハラワタ煮えくりかえり系の話なら山ほど遭遇してきましたが、それでも読まない方がよかったと感じたことはなかったのですが……これは、本当に読まない方がよかった。それほどまでに読後感が悪いです。腐った沼の水でも飲んだみたいに気持ち悪い。

ヒーローの思考回路がまったく理解できません。単にバカなのでしょうか。秘書の人柄も見抜けない上ご自分では真相にたどり着けなかったようですし、単にバカなのでしょうね。

評価高いですが、私には苦手なタイプのヒロイン。男女問わず、衝動的に行動する元気系キャラって好感が持てなくて……。特にラスト、そりゃないぜ。二十年も自分を探し続けた父親と、しばらくぐらい一緒に暮らしてやれよ……。そこでまで自分の気持ちと都合を優先するんだ。へー。と、盛大に冷めました。自立心はご立派ですが、あまりにも思いやりがないし逆にお子様すぎる。ヒーローも無駄に衝動的で、銀行マンみたいな見た目と相まってけっこう苦手なタイプでした。

せめてあと２ページ！　その後の二人が見たいんです～。

このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。

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ヒロイン、自分を人間扱いしなかった父親にどうして肉親の情を持ち続けられるのか、それが不思議で仕方ない。砂漠の女性は人間扱いされないことに慣れているのかな。心身に傷を負ったヒーローが素敵で、ヒロインもまあまあ好みだったんだけど（かなりいきあたりばったりだけど１９歳ならあんなものでしょう）、父を見捨てたとキレるシーンでハートが減って３つになりました。人権蹂躙の人でなしに、きちんと鉄槌が下る話が読みたいなあ……。

罪をあがない中（？）のヒロインにけなげさが感じられないというか儚さが足りないというか……父親のことを図太いと言う割には自分もけっこう図太くないかなと思ったりした。ヒーローにいつかわかってもらえる希望を捨てないあたりが、特に。自分の犯した罪が自分次第でつぐなえると思っている人は、基本、苦手です。どちらかと言えばヒーローが踏んだり蹴ったりのように感じる。……が、これも人の話を聞かない自業自得かな。

ネガティブ・ヘビー・どシリアス……。「最愛」という言葉の持つ重さにふさわしく、ひたすらに暗く重苦しい雰囲気が、けっこう……よかった。最愛の人に嫌われ、避けられ続けたらこうなるわな。というヒロインのどん底加減がこれでもかと表現されているので、恋で傷ついた時に読んだらデトックス効果がありそう。家族とか仕事とか子どもとか、いつものハーレにありがちなものを取り払ったロマンス純度の高い作品で、私は好きです。ヒーローの後悔する姿もきっちり描いてくれてますしね（笑）

人として心根に美しさのないヒーローだと思った。なんとなく、こりゃだめだ。脇でヒロインにちょっかい出す、モブキャラみたいな性格設定なんだもん。あのジェフリーとかいう建築家と、人間レベルには大差ない気が……。でもあの育ちにしてこの性格あり、ってのは不遇な育ちだけれどもまっとうに育ったという話よりは現実味があったかな。それだけに夢がないとも言えるけど。そういえばヒロインも、どことなく心根の美しさは欠けて見えた。どことなく、なんとなーくみんな、利己的なニオイがするんだよね。妹も、下手したらハッセルさんもね。

いや、現代だよな。と、私にいらない確認をさせてくれたヒーローが己のアホさ加減に気付いて後悔する姿を見たかったんだけど、ヒロインが菩薩すぎて思いのほか丸くまとまってしまった……。逆恨みという言葉すらもったいないほど的外れなヒーローの復讐プランを聞いた時に、「じゃあみんなで損をしましょう」とニッコリ笑ってくれるヒロイン、ハーレにはいないのかなあ……。

ロマンスどころじゃなーい！　終盤で明かされた、ヒーローの過去の悲劇に意識がフォーカスされてしまってハッピーエンドどころじゃない！　シチュエーションを事細かに想像してしまって、なんかもう胃が痛い。それと、ヒロインがあまりにも無邪気というか鈍いというか……あれが売春宿でなかったら一体なんだというのでしょう……？　しかもそこで愛の営み？　ずっとそこで働く女性たちを見てきただろうに、純粋培養のお嬢様もびっくりの感性を発揮するヒロインに、魅力のミの字も感じられなかった。

おお～、逆ギレヒーローにまともに反論してるヒロインを初めて見た。なんとなく感動。が、評価ポイントそこだけなのでハート一つ。しかしまあ、なんという弁解の多いヒーローでしょう。台詞のほとんどが自虐と自己弁護と自己憐憫ですネ。相手の気持ちよりも自分の事に必死なあなたはご自分でおっしゃってるとーり、確かに結婚してはいけないヒトですねー。

ヒーローね。うん、悪くない。無自覚なベタ惚れは見てて楽しい。けど、上からものを言うヒトは嫌いなので、ハートは一つ減りました。ヒロインがもうちょっと薄幸の美少女な感じだったらプラマイゼロだったかな？

最初からいちいち引っかかりを感じるヒーローでしたが、何がサイテーってヒロインを抱き逃げした理由がよもやそんなくだらないこととは……。ポン引き発言に触発されたわけじゃーないですが、昭和のギャグ漫画よろしくズッコケそうになりました。そして自分がふった女がまだ自分の事を好きで、自分が告白しさえすればなびくと信じている厚顔さがこれまたサイテー。こういう男は窓からお帰り願うのが筋かと思いますが、簡単に受け入れて喜んじゃうヒロインにもついていけないものを感じたのでハート１つ。しかしポン引きっていいとこの坊ちゃんが使う言葉じゃないよな。

何枚あっても足らないな、釘の皮袋（笑）　無理のないハッピーエンドでほっこりできる、いいお話でした。が、私は以前、親の勧める見合い相手とまさにこのヒロインと同じようなダメデートを繰り返したことがあって……いやもうこれ私の事か！？と＾＾；　ドアマット根性はいけませんね、うん。

もーこんなんばっかりー。母親にあそこまで言われても、それまで散々に扱ってきたヒロインに謝罪ではなく愛を伝えに行っちゃうのがハーレ流だよね……。愛は免罪符にはならないヨー。これ私流。しかしこの作品はヒロインもちょっとヘンだな。

またバカな話を読んでしまった……。生殖能力のある幼児みたいなヒーロー、もういいですからハーレさん。そしてそんな幼児に惚れる頭の弱いヒロインもいらないですから。

の、誤解を繰り返しては自虐と他虐にいそしむヒーロー。見ていてあまりにも面倒くさく、何かもう腹立てるのも面倒になって流し読み。そもそも顔がウザいし誤解以外何もしてない分際で何が清らかさだバカヤロー。（結局ムカついてる）

ヒーローとヒロインのアホっぽいノリで、最初挫折しかけましたが何とか読了。しましたがヒーロー、さすがに頭が軽すぎる気が……。根がいい人ならいいというわけじゃないと思ってしまうんですよね。結局自分の過去は彼女に話さずじまいですし。外見アウトドア系で中身乙女チックなヒロインも少々苦手で、ハート２つにしようか迷ったけどやっぱり１つ。絵柄も何となく苦手で、読みにくかったのもあるかな……。

ヒロインのこと。そう感じられる描写がちりばめられていて、読みながらキューン。完全にヒーロー目線で感情移入。よかったねえ……と、しみじみ。ラストの愛の告白の言葉が、微妙に私のツボを外していなければハート５つでした。そこはやはりヒロインの与えてくれるもの（あったかい家庭とか！　自分の幸せとか！）とは関係なく、ヒロインそのものだけを愛していると言ってほしいところなのですハハハ。

さ、次行こー。