自意識過剰スパイ（笑）はどうしようもないな〜。HQじゃないですよね？このお話。「俺のカンが告げている」とかバカっぽい…いえ、中二病でしょうか？ヒロインも二股はちょっと…。

ヒーローの方も初めての妊娠出産を迎える妻を自分の都合がよいように囲おうとするし、ヒロインもわざわざあんな山小屋に初めての出産を控えてこもる意味ある？ 悪天候で救急車もヘリも来られない可能性を考えないのだろうか。二人とも妊娠や出産を甘く考えすぎていてイラっとしてしまった。あと、表紙のカラーのヒロインの顔のゆがみが衝撃的だった。誰も何も言わないの？？

かっこいい人で指輪してなかったらオッケーで食事サービスしたり船に乗り込んだり…夜寝る前しか自分の時間がないと言っていた割には足しげく通って、無自覚だけどかなりガツガツしたヒロインだなと思います。ヒーローほぼ船から出てないもん。

アリスン先生の描かれる男性の絵は素敵で「氷の伯爵」の広告をみてハークインコミックスにハマりました。 それから色んな作家さんのヒストリカルを読んで目が肥えてしまったからか、この作品は原作よりも登場人物に知性がなく粋な会話も全く削られていてコミカライズ用のアレンジも話を端折る目的が主で、オリジナルな肉付けもなく感動を引き出したり広げたりがないので物足りなく感じました。 絵もデジタル慣れされたせいか全体にあっさりしていて、ドレスの線が美しくないことがヒストリカルのコミカライズとしての魅力半減に感じました。ただ、アリスン先生の男性のセクシーさは若干感じられます。「お仕置き」は原作には全くない場面ですがアリスン先生らしさが楽しめる絵柄かなと思いました。 より少女漫画らしいセンス（ドレスの美しさ！人の内面への掘り下げ)がないとヒストリカルの世界をさらに昇華させて感動作にもってくるのは難しいのかなと感じました。アリスン先生の感性、作風はヒストリカルとは乖離していらっしゃるかもしれません。先生の他の作品でもヒロインが人生を謳歌する姿を「あははー」だけで表現することが多いのですが、、、もう少しヒロインを魅力的に描いて欲しいです。

男性を過剰に拒絶する（恐怖症）+母が再婚して義父と暮らしてた…。という設定を読んだだけで、そういうトラウマなんだ。〜と、ピンときますが、男性側（ヒーロー）の思慮はどうしてそこまでたどり着かないのでしょうね、毎回。昔からよく聞く悪いニュースなんですが…。いわゆる「異性からの舐めつくようなゾッとする視線」を浴びた事が無いからでしょうか？娘がいるなら、尚の事そういう男がいるって知っていないと。HQは8年くらい前から数多く読んでますが、ヒロインの告白前に気がついたヒーローは1人だけです。鈍感すぎだろう、男性は。

確かにストーカー、しかもお金持ちで権力を持ったすごくタチの悪い…ですが、それ以上に!ヒロインの職業が歌手ってわかってますよね？それなのに、タバコを吸い始める（覚えているだけで2度も）ヒーローが信じられない!!本人は分からないだろうけど、吸いたての人ってタバコ臭いんですよ、髪も服も。身体中から見えない煙が出てる感じ。その臭い空気を吸い込んで喉が痛いし、目も染みる。会社で隣の人が喫煙者だった事があって、その時は毎日苦しかったです。 だから男性としてというよりも先に、有能な経営者としてあり得ないと思います。

「伯爵と日陰のシンデレラ」で登場したメイドがヒロインのスピンオフ作品。身分違いと思われたところからヒロインとヒーローの立場が逆転してしまうところミソだったと思うのですが、ヒーローの葛藤は多少描かれていたもののあまりにあっさり解決してしまって拍子抜けしてしまいました。ヒーローは優しいけれどやや頼りなく、 ヒロインが自力で困難を乗り越えていった感じ。でも若い二人の初々しいロマンスはとても好ましく、安定の絵の綺麗さで楽しめました。

けど、面白かった。最後はも少しジャザールが発展した所を見たかったな。ヒロインがちゃんと医者になってるところとか、長老制が廃止のとことか。結婚式前のファティマをやり込めるシーンが良かった！弟にもちゃんと反論してたし。ハーレってなかなかハッキリ発言しないのよねーゴーマンセリフならすんげぇ言うのに…

随所にお笑いが散りばめられていて、コレ解らないとハーレとして読めないかもしれない。お話の流れが分かるまではフツーに展開して欲しい。違う作品を頭１０ページで止めた記憶がある。解ればめっちゃ面白い！この作品は、多分取っ掛かりやすい始まりで、「これからどうなるのかな？」って読み進められました。ロマンスからはちょっと逸脱するかもだけど、面白い！爽快感！間男や間女（？）を凝らしめる系のお話見てみたいな！

命に関わるお話で、読んでいて重くて、ちょっと辛かった。 それでも、二人の心理描写がとても丁寧で、素晴らしいお話だと思う。 紹介文には「自分のミスで子供を亡くした」とあったので、それが本当なら耐えられないと思ったけど、それは事実とは異なったので、最低限それは良かった。

宝の話は何だったんだ？犯人どうなったのよ。絵もうまくないし話もつまらない。まあ月額で暇だったら読んでもいいかな程度。

過去がかなりヘビー（特にルースの話はキツい）。自分がヒロインだったらどういう選択をするのかなあ。事情は理解できてもやっぱり許せないままかもしれない…。だって信頼していた友人まで実はヒーローと繋がっていて、こっそり監視されてた（見守ってた）と知ったら怖いよね。子供がいたら尚更守るために警戒したくもなるよ。特にあっちは危ない人も多いし。でもヒーローのひたむきさを思うとやっぱり泣けちゃいます。髪は元々黒髪だったのかな？ヒロインとエチエンヌからあんな黒髪の子供が産まれて不思議に思わなかったんだろうか？とか、声帯はそのままだろうから癖と合わせたらピンと来るもんじゃないの？とか疑問に感じる所はありますが、まるで映画を見ているような気分にさせてくれるのはさすが藍さんといった感じ。あとがきもふむふむと頷きながら読んでいました。

最後のキャラ変にビックリ！ ヒロインが子供ぽくて美人にも見えなかったので、美人でカッコいいレクシス姐さんの話の方が読みたくなりました（ないの？）