個人的にハーレにありがちな流されヒロインが苦手なのですが、このヒロインは頑張ってます。意識しまくりなのに必死に頑張って意地張ってます。嫌いじゃないです（笑）ヒーローは過去の誤ちを認め後悔も反省もしてはいるのですが、七年間もほったらかしだったくせに、たまたまヒロインが戻って来たからといって、自分の罪悪感を軽くする為にヒロインにしつこくしたり、強引によりを戻そうとするのはいかがなものか。一見一途なようでいて、七年間の間には付き合った女性もいただろうし、ヒロインに対して結局は自分本位でしかない。そういう意味では以前と全く変わっていないヒーロー。ヒロインを欲求不満にさせて落とす作戦に至ってはもはやコメディ。手術中でも山岳救助でもお互い性的に意識しまくりって、引くわー。お産や山岳救助での緊迫した場面などは良かったし、お話自体は悪くないのにいろいろ残念。

ヒロインの一族は貴族でありながら、王族の無責任な仕打ちで格下げされ、問題の王妃には下女のような扱いを受けたあげく、家族は離散。ヒロインを守るために夫に付いて行かせ、母は強迫されて下働き。こんな娘を王妃が気に入るはずもなく、邪悪な手が伸びないように、他の女たちに気がある振りをするヒーロー。まだ駆け出しのモデルだったヒロインは、ヒーローの都合に合わせるために大変な犠牲を強いられますが、そんなことには気が回らず、浮名を流すヒーローに幻滅。先祖代々の確執や母への仕打ちもあり見切りをつけます。ヒーローだけが裏切られたと思っていますが、母を恐れるあまりヒロインを傷つけていた事に気づきません。友人は余命わずかで、巨額の財産を強欲な者たちから守るためヒロインを必要とし、ヒロインは未練を断ち切るために友人と結婚する必要がありました。王妃を母と思い、処刑もせずに幽閉に留めたため、結婚をやめなければヒーローと息子を殺すと脅されます。さすがに鈍感なヒーローも母が関係していると思い、解決に至るわけですが、まるで魔女のような王妃だし、いい加減現実が見えないヒーローで、ヒロインの素晴らしさだけが目立った作品でした。

なんじゃこりゃ。悪女の攻撃は不発だし、ヒロインがイライラとヒーローに当たり散らすのも理解出来ない。ヒーローがやり手で攻撃の対処に抜かり無く、最初から誠実なのは明白だわ。ラブラブを見せられたって事かしら？

不倫は確かに良くないけど、ドラッグの中毒患者の奥さんだと浮気してもショウガナイトも重いませんか。中毒の人たちは自分のドラッグの事しか考えていませんよ。そんな奥さんだったら他の人に気持ちが移ってもしょうがないかも。ヒロインは知らなかったし、知ってからは一度は別れるようとしたのだから、ヒロインは努力はしています。でも話が感動するほどの禁断ラブロマンスではなかったので、いまいちかな。

私も、どなたかが書かれていたようにウチののモラハラに耐性があるので余りひどいとは感じませんでした。素直に謝れてるし、嫁に尽くせてるのでよかったです。一つ気に入らないとすれば「義父との確執」でしょうか？「恨みは無い」でなく違うセリフなら納得いったかもです。。。

前半，Ｈ／ｈともに愛着不全な二人の心の繋がりに欠けた関係性が破綻していく．もちろんＨのドＳ発言は辟易するけれど，長年のＨＱファンとしては「待ってましたーー！」の展開．さておき，ｈは破綻をきっかけにＨに支配されている関係性だったと気づき目覚めていくのは良いけれど，後半，ｈの被害感強すぎて（彼の経済力に依存していて，彼に向き合おうと努力しなかったこと，無計画な妊娠，ｈにも責任がないわけじゃない・・），結果，2人の”支配―被支配”の関係は，ただ逆転しただけじゃないの？という展開に．彼は全てを捨てて主夫になっても良いと・・．せっかくここで2人を成長させるために生まれてきたかのような子供が鎹なのだから，お互いの夢とか情熱とか・・，もっと折り合いながら歩み寄って，2人で実現していこうね‥みたいな展開であればラスト納得できたかも．お節介だけど，このままだと，数年後にまたすれ違っていくんじゃない？と読後に不安が残る．ストーリー展開がが良かっただけに，期待してしまうんですよね．

ヒロイン「まさか私がバージンだと」 ヒーロー 「その話じゃない」 この部分が何故かとても坪にはまりました。 原作未読ですが、料理しずらいお話を良くまとめられたのではないでしょうか？

ヒーロー，元妻との喧嘩の後に彼女が事故死してしまったため，過去に留まったまま未来に向けないという葛藤は理解できる．が，彼の強い自制心による頑なな心を開いたのはヒロインの真っ直ぐな愛情．ラスト，プロポーズの展開だが，エピソードの中で「彼との距離は縮まったが，それでもときおり・・・」とあるように，まだどこか，双方にちょっとした緊張があるというか・・．確かに，これから”未来に向けて家族になっていこう”という希望は見えるけれど，もうちょっと二人の熱いロマンスというか・・，紆余曲折を経た末の二人の強い絆とか，そうしたエッセンスが無いとヒロインが報われない印象．二人の間に子供を授かっているラスト，ヒーローの元妻への心情を慮って涙しつつ，ヒーローの前で気丈に笑顔を見せるヒロインの描写等々，もちろん，そういう葛藤の時間を乗り越えた二人のはずだけど，せめてエピソードでは家族愛も大事だけど，二人の愛の絆も強く描いて欲しかったかな・・．ということでハート3つ．

ご都合主義な展開なのはHQのお約束としても、感情の描写が甘くて半端な感じが否めない。ヒーローの復讐の動機も半端なような…半分は逆恨みだし。状況に流されてばかりのヒロインにもあまり共感できず。最後に取ってつけたようにパオロは友達って言ってたけど、身体の関係や将来の約束がなかっただけで恋人同士だったのは否定出来ないんでは。なんかなあ。ヒロインがいくらヒーローに惹かれていると描写されても、身体の衝動に流されるだけの二股かける女？と受け取ってしまった。

電話でヒロインが「ミス・マディソン」と呼ばれてたから、ヒロインの名前がクラウディア・マディソンよね。そして、生まれた娘の名前はマディソンと名づけたのか～・・・そんなに「マディソン」好きか・・・（笑）

でもマッパでプロポーズ(笑)話自体は面白かったけど、ロリコン趣味が好きではないので、ハートはマイナス2個になっちゃいました