過去と現在を行きつ戻りつしながら話は進んでいきます。自分でも理由がわからないのですが、ヒーローとヒロインに魅力を感じ無かった。多分好みの問題だと思います。残念です。

ロマンスは素敵だけど、強引なヒーローは職権乱用じゃないのかな。クライアントという立場を利用してヒロインが断れない状況に追い込んでいるんだから。でもヒロインが他人の評価や評判より、自分を愛してくれる人に誠実になろうと決めた所がとても好きです。

最初はヒロインに対して嫌悪感を持っていました。でもヒロインの振れ幅大きい揺れる思いに複雑な感情に人間らしいエゴに捨て身の勇気に魅了されました。

別居した後ヒーローがひどく傷付いていたとヒーローの友人から言われたけれど、別居前にひどく傷付いたのはヒロインの方だよ。ヒーローの母親の事もあるし、味方も無くヒロインが気の毒でした。そして物語の終結は唐突感が拭えませんでした。未來への明るい兆しが欲しかったです。

出だしの印象とは大違いのヒーローでした。知れば知る程複雑で、偽善を嫌う為に冷酷な雰囲気を持っているのです。そしてヒロインは真面目で嘘の無い正直な女性でした。「あなたに幸せになって欲しい」この言葉が全てを語っていると思う。とても良かったです。

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全く違う生い立ちなのに共通点を見いだした二人。惹かれていくのは自然な事でした。ドレスアップしたヒロインを見たヒーローの様子とか、惹かれていくのに抗えない感じとか、愛では無いと揺れる思いとか、もっと深く掘り下げて欲しかったです。

切ないお話ですが、一週間でヒロインの信頼を取り戻し息子と絆を作るのは全く無理だと思う。結局ヒーローは相手を傷付けない為と言いながら、自分が辛くて耐えられないのでしょう。ヒーローの他にも不満な点がいろいろありました。

あらすじを読んでそれほど内容に期待していませんでした。ところがホットなシーンも素敵だし、ノルウェーの街並みにも魅了されました。そして二人それぞれの切ない思いに震えました。特にヒロインの心情を思うと涙がにじみました。エピローグが奇跡的な事でなく現実的な事でとても良かったです。

読み終えてとても暖かい気持ちになりました。対照的な生い立ちの二人、価値観もまるで違う。ヒロインが井の中の蛙状態だったのを外に連れ出したのがヒーローでした。ゴムボートの川下りシーンは素敵だわ。そしてヒーローが本人も気付かずに求めていたものを差し出したのがヒロインでした。ラストに何年後かの二人を読みたかったです。

方向性が見えないと言うか、途中話がどこへ向かっているのか解らなかった。けれど別れを決意したヒロインが輝く様な美しさを身にまとう様子にハッとしました。通常はやつれてしまうのに…このヒロインは違う。底力を見ました。そしてあとがきにある様にヒーローも通常の傲慢ヒーローとは違うのです。意外性もあって面白かったです。

何だろう？問題を小出しにされているような、わざと複雑化させているような釈然としない感じです。指輪を置いた理由もしっくりこない。首をかしげながら読んでいて楽しめなかったです。

あらすじから10代の頃のあやまちを抱えるヒロインとその過去を嘲る傲慢ヒーローの話だと思っていました。読み進むにつれて違う面がドンドン広がりました。このヒロインは流されず立ち向かう強い心を持っています。そこが好きです。ホットなシーンも素敵でした。

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私生活は傲慢ヒーローなのに医師として患者やその家族と接する時は思いやりがあって親身で素敵なんです。こういうのをギャップ萌えと言うのかな。大きな誤解をされながら健気に働くヒロインですが、ゆっくりと一つずつ誤解がとけていきました。ラストは傲慢ヒーローらしくて良かったです。

こんなに心暖まる素敵な作品はぜひクリスマスシーズンに読みたいわ。ヒロインの従姉妹に、ヒーローがヒロインの好きなところを延々並べるシーンはウットリしました。ヒロインの様に慈愛に満ちた女性は本当に幸せになって欲しいです。読後爽やか、私も幸せのお裾分けをもらいました。

本当は思い合っている二人なのに気持ちがすれ違ってしまう。ヒロインは父親の独裁の為に色んな事を未経験でしたが、ワシントンでヒーローと出会ってから自ら行動する様に変わっていったのです。そんなヒロインが女子会を体験した様子は微笑ましい限りでした。楽しんで読めました。

育ってきた環境の為に人を信頼する事も甘える事も出来ないヒロイン。そんな頑ななヒロインの心をヒーローが子馬に例えるのが面白かったです。自分のいる場所が安全だと確信するまで辛抱強く待つのが大切なようですが、これって真理だと思う。女らしい容姿とは無縁だったヒロインがヒーローと過ごすうちに少しずつ変わりました。その変化を周囲の人々がどんな風に受け止めたのか知りたかったです。

姉夫婦の為に自分を犠牲にして尽くす事を決めたヒロイン。そんなヒロインの決意を踏みにじる出来事が次々と起こります。大きなストレスにさらされたヒロインが気の毒でなりませんでした。そしてアクティブで頭脳明晰なヒーローも素敵でしたが、ヒーロー父の存在が要でした。面白かったです。

ヒロインがどんな手段を高じるのか全く予想外でした。でもヒロインの性格を思えば理解出来ます。そしてヒーローの目を覚ましてくれた弟達に感謝です。最後迄楽しんで読めました。

体の相性が良くても、他の事は合わないんじゃないかな。ヒーローは傲慢とは違うけれど独裁者と策士を合わせたみたいだし。ヒロインはヒーローの意見を頭ごなしに反対している様な…。ラストは帳尻合わせみたいな終わり方でした。

生真面目で羽目をはずす事も無かったヒロインがセクシーなヒーローとこの場限りの関係を決意します。期間限定の遊びのつもりがヒーローの考え方に感化されていきます。そして友人の恋愛を通して自分達の関係を見直すのです。開放的な場所柄とセクシーな名前のカクテルが雰囲気を盛り上げていました。

ヒーローの苦悩に同情し、自制心の強さに尊敬します。そしてヒーローの告白を聞いて衝撃を受けたヒロインの切なさに泣いてしまいました。引き込まれて一気に読んでしまいました。みーさんのおっしゃる様に二人の幸せなやり取りを私も見たかったです。

前半はイライラさせられました。ヒロインが真摯に仕事に取り組もうとしているのに、どう見てもヒーローが邪魔をしているようでガッカリでした。恋に盲目になった10代の若者みたい。社長として大人の対応をして欲しかった。後半は楽しめました。

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ヒーローが終盤に言った「命令には絶対服従」が私の心に引っ掛かり幻滅しました。せっかくの雰囲気が台無しです。そしてストーリーには直接関係無いのだけれど、夜10時過ぎてチェックインしたペンションに夕食を頼んでおいてそのままって考えられない。些細な事に残念な思いをしました。

再会し、一緒に帰国してからの二人はまるでハネムーンの様にラブラブでした。それなのに あんな事になるなんて。やっぱり言葉にしないと思いは伝わらないよね。

ヒーローに傷付けられ嘆くヒロインだけど、最初から「恋愛と勝負ごとに関しては手段を選ぶべきではない」はずでは。自分もそう言っていたよね。強い女を求めすぎかしら？そして親族が受けた仕打ちを何代も引きずるのは、私にはわからない。当人達は亡くなっているのに…。呪いについて自己暗示にかかっているように思えます。

二人は感性や価値観が同じで本当にお似合いです。何年にもわたって誠実に愛を育んで来ました。二人の未来に障害となるものに対しても心を尽くし真摯に向き合い乗り越えたのです。外見の美しさだけでなく人柄も誠実です。この先もずっと幸せになって欲しいわ。

ヒロインは激流を流れる木葉の様にヒーローに翻弄されます。私も同様に翻弄されました。最初からストーリーが全然理解出来なかった。ヒーローの行動もヒロインの心情も理解出来なかった。読み直せば理解出来るかもしれないけれど、今はそんな気分になれないです。