ヒロインが嘘を重ねるのは、もう誰にも傷付けられたくないからですよね。自分の心に何重もガードを築き、柔らかい場所を見せない為なのは明白でしょう。ヒーローがヒロインのガードを壊すやり方は職業柄かしら。そしてオカルトの要素が込められていますが、私には許容範囲でした。

二人の出会いの場面から気分が沈みました。登場人物のあまりにも無慈悲な態度のせいです。その後も気分を引きずり楽しむ事が出来なかった。いつもの様にオランダ人医師のヒーローとイギリス人看護士のヒロインのロマンスです。

ロマンスだけでなく親子の関係についても切り込んだ小説でした。登場人物達の会話もとても興味深かったです。素晴らしい内容でしたが、読後感は複雑な思いでした。

最初の印象は最悪でした。ヒーローは誘い慣れたプレイボーイ。ヒロインは本人が思う程身持ちが固くない、誘われたら流されてしまう女性だと。私は偏見にとらわれていました。二人の事は好きになれないけれど小説は楽しめました。

終盤迄は本当に楽しかった。ジェシカ・スティールさんの描くヒロインはいつも魅力的です。誠実で優しくて恋愛に不慣れ、直ぐにムキになる可愛らしい女性。ドキドキ、ワクワクします。けれどラストの告白シーンがあまりにも細かく打ち明けられて、私の高まった気持ちに水を差すのです。それが残念です。

元カーレーサーのイケメンに情熱的に見つめられたら、もうそれだけでウットリしちゃうよ。憧れだわ。でも、それだけで楽しめなかったです。

医師としてどんなに素晴らしい人だとしてもヒロインの事をまるで切って捨てるかの様なあの振る舞いは私には許せません。二人がそれぞれに抱えた辛い過去は勿論同情しますが、ヒーローを好きになれなかった。ヒロインはもっと抗って欲しかったなあ。余談ですが妊婦は自転車に乗ってはいけないと教わりました。

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HQならではのゴージャスな二人。ベッドでは情熱的だけれど二人の結婚は愛にもとずくものでは無かった。そんな二人が標的にされて、禍々しい美しさに溢れるフランス女性が圧力をかけてきます。今後の二人の動向が楽しみです。

楽しかった。あっという間に読み終えました。ヒーローがヒロインにメロメロなのは最初からわかっていたわ。チャーミングなヒロインは恋愛初心者でヒーローの言動が全く理解出来ず振り回されていたけれど、実はそんなヒロインこそヒーローを翻弄していたのですね。ヒーローの熱中ぶりにニヤニヤしてしまった。

アラブの男性と言えば傲慢ヒーローの代名詞ですが、このヒーローは全然違うんです。二人の出会いは明日をも知れぬ極限状態。そんな時でもヒロインに慈しみを持って接していました。自らの強い欲求にも屈せず、常に忍耐強いヒーローです。ヒロインが中々承諾しないのが可哀想なくらいでした。

大人の恋愛って感じ。でも駆け引きは無く、互いに真意を探っているような。ボイスレコーダーから流れるヒーローの声に惹かれたのが始まりなのに、その後声に付いてあまり触れられなかったのが残念です。

あんなにも誠実な態度で窮地を救ってもらったヒーローに惹かれない訳が無いわ。その後だって他に目もくれず一途に真心を見せてくれて、ヒロインがクラクラしてしまうのがよくわかる。ラストはとてもドキドキしました。

ヒロインは複雑で一筋縄ではいかない女性です。ヒーローの予測を越える行動や反応を示し翻弄します。全体的にやや重い内容なのにポップで軽い語り口で重みを感じさせません。残念ながら私には楽しめなかったです。

様々なしがらみから逃れて自由奔放に生きようと一歩踏み出したヒロイン。でも結局はヒーローの掌の上で踊らされていた。ヒーローに翻弄される様子は嫌いじゃないわ。

ヒーローの取った行動がどうしても理解出来ません。元妻にそこまでする必要は無いでしょう。ヒロインがあまりにもかわいそう。私の勉強不足ですが、会話のニュアンスやほのめかしがよくわからない所がありました。

こんなに酷い悪役がベティ・ニールズさんの小説に登場するなんて驚きました。いつもの様にオランダ人医師と看護士の組み合わせなんですが、悪役のおかげで話にメリハリが生まれたと思います。

双子の姉に頼まれて身代わりをするヒロイン。ヒーローを欺いている罪悪感とヒーローに対する愛に苦しみます。ヒロインの揺れる思いにドキドキしました。

いつもの様にオランダ人医師のヒーローと看護士のヒロインです。ヒロインは自分が男性にもてる事を良くわかっています。勤勉で優秀なヒロインですが私にはあまり魅力的に思えませんでした。ヒーローも同様でした。

ヒロインとヒーローのロマンスより他の問題でヤキモキしてしまいました。ロマンスの面では二人共に頭でっかちになって、自分の感情を見極める事が出来なくなってしまった様でした。ヒーローの家族や周りの人達が良い人ばかりで素敵でした。

拒絶された事で頑なになったヒロインを諦めずに軟化させたヒーロー。忍耐強いです。楽しく読めましたが、強いて言えばヒロインにメロメロなヒーローをもっと読みたかったです。

砂漠にテント、豪華な絨毯、エキゾチックで魅惑的な情景です。ヒーローは新しい物を取り入れながらも伝統を大切にするシーク。強引で諦めない意志の強さを持ち、ヒロインに何度も誘いかけるけれど無理強いはしない。クラクラします。でもヒロインは過去の事があるのにヒーローを受け入れるのが早すぎると思う。HQあるあるかな。

出会いの時のヒーローは最悪でした。不機嫌で強情で辛辣でした。でも本当の彼はとても優しいジェントルマンなんです。ヒロインが惹かれるのはもう当たり前な感じです。そして二人の会話が楽しかった。

予想とは違う方向へ巻き込まれてしまうヒロイン。翻弄されもがくヒロインがいじらしいです。ヒーローの魅力が今一つ伝わらなかったです。でもヒロインの家族が皇室に大きな影響をもたらすのが可笑しかったです。

会話が楽しい。HQでは言葉の裏側の意図を読むのが楽しみです。ヒーローがボートに誘う時なんてニヤけてしまった。そして容姿に自信が持てないヒロインが意を決して着たドレス姿にヒーローが茫然自失となる所が好きです。

若い時には感情に流されたり感情のまま行動したり出来るのに、年齢を重ねると言い訳や理屈が必要になって感情を隠す様になるのですよね。二人が義務や責任ばかり口にせず思いを打ち明ける事が出来たなら…。狼のゼノがヒーローとリンクしているのが面白かったです。

ベティ・ニールズさんの定番小説です。今回は地図帳を広げてヒロインとヒーローが行く場所を辿りながら読みました。日々の細々した事柄を積み重ねながら、小さな変化に大きな感情の揺れ感じ、やっぱりヒロインに感情移入して切なくなりました。もっとスキンシップをして欲しいと切に思いました。

短くて物足りなかったです。そしてヒロインの言葉づかいが苦手でした。無邪気なヒロインは恋に奥手な様でいて、誘われたらホイホイと付いていく。思慮に欠ける感じです。私には合わないみたい。

運命に操られる様にヒーローの島へたどり着いたヒロイン。ゲスト扱いされお城で暮らすなんて正に夢物語。井の中の蛙だったヒロインが見聞を広げていくのが楽しみです。

物足りない感じでした。大学時代の友人と会った時もストーカー女性に会った時もヒーローの対応が不満です。もっとヒロインに夢中な様子が見たかったです。その為にヒーローの魅力が全然感じられなかった。星合先生のコミックはコメディっぽく仕上げてあって楽しく読めたので、その点も違うんですね。