ヒロインの言動に一貫性が感じられず訳がわからなかった。ヒーローの元を飛び出し連れ戻される時には大して抵抗もしない。そして又飛び出し戻される。子供の様な態度に疲れました。

最高です。シークものは傲慢で女性蔑視のイメージでしたがその先入観を覆してくれました。登場人物が魅力的なのもありますが、現在と過去を繰り返す手法に緊張感を煽られ、後半真実が明かされる度に高揚しました。美しく豊かだった国が戦争で無残な有り様になってしまった事にも心を打たれました。購入を迷いましたが読んで良かったです。

双子の姉の為に地球を半周して老人を見舞おうとしたヒロイン。人が良いにも程がある。普段は穏やかな人柄なのにヒーローと接する時には感情的になってしまうのね。ラテンの情熱的なヒーローとは合わない様に思えるけれど、ヒロインの内面に激しさを秘めていたのでしょう。

ヒーローが求めているのは称号だけだと思い込み悩むヒロイン。同情はしますが、素直になれずヒーローに辛辣な言葉をかけたり、頑なな態度を取り続けたり、読んでいて疲れました。そしてヒーローが気の毒になってしまった。

憎らしい程強引に誘ってくるヒーロー。でもいつも真正面から直球勝負を仕掛けてくるの。たくらみや企てや裏の意図なんて無し。強引だけど正直で誠実な人柄なんだと気が付きました。ヒロインがその事にいつ気が付くのかな～と思いながら読んでいました。けれども情熱的過ぎて二人の口論に疲れました。

面白かったです。いくつものエピソードが複雑に絡まっていて、読み手を飽きさせず引き込みます。幼妻だったヒロインの心情を思うと同情を禁じえませんが、このヒーローは嫌いじゃないわ。雨降って地固まるってことですね。

最初から一貫してヒーローがヒロインを愛おしく思い大切にしているのがわかります。ヒロインは関わらない様に拒絶しながらも流されて、結局は全てヒーローに委ねてしまいました。ヒロインがとても弱った状態にあるのは承知していますが、釈然としません。ヒロインの感情の揺れが私にはピンとこなかったです。

ベティ・ニールズさんの作品は同じような登場人物と同じような設定ですよね。でもヒロインが健気でいじらしくて、ついつい感情移入して泣いてしまうんです。ヒロインの母の自己中心的態度が本当に腹立たしい。そしてこのヒーローはとても意地悪だわ。憎らしいです。

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ヒロインの従姉妹は美しいけれど内面はわがままな子供そのものです。病気の自分の面倒を見てくれる人がいるから悪化させる事を平気で出来るのです。その為にヒロインがどれだけ苦しい思いをしたか。ヒロインの置かれた状況に涙しました。随所に見せるヒーローのラテン的な言動は好感が持てます。切なくて甘いウットリと感傷的な物語でした。

ヒーローとヒロインがどんな風に心を通わせて行くのか全く先が読めなかった。早い段階でストーリーがわかってしまうHQが少なくない中、どういう方向へ向かうのかワクワクしました。登場人物で道徳的に問題がある人達がいますが、物語に色を添える意味で楽しめました。

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う～ん 私には後味が悪い感じでした。ヒーローがヒロインの魅力に抗いがたく溺れているのはわかります。でも大事な告白を弟にさせるのは頂けないと思う。兄弟の確執による企てもしっくりこないです。

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自分の背骨は鋼鉄性だとうそぶくヒロインは機転がきいて、困難に立ち向かう骨のある女性です。ヒーローを愛している事に気付いた後で、報われない思いに悩む姿はとてもいじらしかったです。流されず自分の足で踏み出す力強いヒロインは魅力的だわ。とても面白かったです。

傲慢ヒーローをヒロインの誠意で改心させる話だと思っていました。そんな単純な話ではなかった。ヒロインは素晴らしい女性です。ぶれない芯の強さを待っています。家族さえ理解していなかったヒーローの苦悩をヒロインは理解しただけでなく解き放つ機会を作ったのです。天才と言われるヒーローですがヒロインと出会って更に成長しました。読後爽やか、とても面白かったです。

赤ちゃんを疎み、夫婦の障害物と考えているヒーローがこんな風になるなんて誰も理解出来なかったでしょうね。何故、赤ちゃんの特徴を誰に似てるか探すんだと友人の態度に呆れていたのに、自分も嬉々として友人に自慢しているシーンは笑ってしまいました。そしてヒーローに対して、自分の方が拒絶していた事にヒロインが気付いたシーンは感動的でした。読後スッキリ幸せでした。でもこんな男性いないよね～

妹の死の真相を探る為に身分を偽り家政婦としてヒーローの家に潜入したヒロイン。ヒーローを疑いながらも強く惹かれていきます。素人探偵の推理小説とは違って、この物語はロマンスが主軸だと思いました。

本当にヒーローが気の毒になります。巨大な複合企業のボスとして大きな責任を抱え、その上公的機関からインサイダー取引の疑いをかけられ、金銭目的の脅迫状が届き、住居の建物内で殺人事件があり、不妊に悩み、妻からは浮気を疑われる。災難のオンパレードなのに妻を気遣い、妊娠出来る様にストレスを与えない為に優しく忍耐強く接しています。反してヒロインときたら視野の狭いつまらない女って感じ。ヒロインにはイライラさせられました。

二年前に情熱的な一夜をともにした二人が偶然再会しました。複雑な過去を持つ二人の関係は単純には築けません。でも強く惹かれ合っていたのです。強引にヒロインと関わろうとするヒーローですが客観的に見れば家庭を大切にしていると思う。

途中、涙が滲んで読めなくなる事が何度もありました。ヒロインは不良少女、ヒーローは乱暴者のレッテルを貼られ周囲の人から信頼されていませんでした。そんな二人が互いの絆を作り、ヒーローの娘達とも愛を育み家族になったのです。ヒロインが義父母からの無償の愛に気付いたシーンは感動的です。優しく心にしみる物語でした。

とても素敵なSFファンタジーでした。いかにもアメリカ女性らしく主張し、控えめとは無縁のヒロイン。そんなヒロインを面倒に思いながらも、愛らしいと感じ惹かれていくヒーロー。軍隊にいた経験がヒーローの人間性に深みをもたらします。面白かったです。

読み応えたっぷり、とても面白かったです。始めヒーローは冷酷な人だと思いましたが、感情を抑えた内面は公平で優しい人柄だったのです。16才で結婚したヒロインは大人になり、観察力を持ち、思慮深くなりました。お似合いの二人です。そして二人を囲む友人達の恋愛も楽しめました。

目を背けたくなるおぞましい体験を重ねたヒロインが友人の為に、そして自らの自由の為に挑む姿が素敵です。強い意志を持つヒーローは自分の信念を貫き、あきらめない頑固な面も持っています。物語は最後まで飽きさせない展開で、真実が明かされると驚きがありました。作者の意図に上手くはまってしまいました。とても面白かったです。

アルコールで意識を失った人を裸にするなんて悪趣味だと思う。これって若者のノリなの？嫌悪感でいっぱいです。こんな事を簡単に許すのはダメです。そして冒頭のヒロインは好きじゃない。知的な感じが全然しなかった。それが子猫の様な魅力なのかしら？わからないわ。

結婚した直後から10年疎遠になっていたヒーローとヒロイン。二人の再会からお話がスタートします。でも割りと早くラブラブになるのです。もっと駆け引きが欲しかったなあ。物語の大部分は陰謀を暴く事でした。

ヒーローとヒロインの心情を交互に語る形で物語が進みました。出会った時から互いにセクシーな妄想に捕らわれ、いつまでも交互にその妄想や欲望がしつこく語られるのです。いい加減ウンザリしました。後半はそんな状態から抜け出し、ロマンチックな気分に浸れました。

愛し合う二人が互いの思いを知らぬまま、誤解や嫉妬を積み重ねてすれ違う、とても悲しいです。悪意ある第三者の為にさらにすれ違いが広がってしまいました。美しいヒロインは自分の外見だけがヒーローの求めるものだと悲観します。しかしヒーローは美しさを誉められてもヒロインが喜ばない事に気が付いていました。ヒーローが真実にたどり着いたのはやはり愛のおかげでしょう。