ヒーローの傲慢さとヒロインのだらしなさが受け付けない。 こんなにバカにされた男に惹かれるヒロインはハーレクインにはよくあるけどこのお話は受け付けなかったなぁ。

そもそも現婚約者は何故ヒロインと結婚しようとしたの？母親の遺産を分割させないため？でも莫大な遺産のうちの５万ドルなんですよね？まさかと思うけどたった５万ドル惜しんで長年の愛人（しかも仕込み済み）と二股かけようとしてたの？…理解に苦しむわー…「何よ！浮気者ばっかりじゃない！」は至言でしたね。ありがとう読者の言いたいことを作中で言ってくれて（笑）

お互いの何処が良かったんだろう？ 男の方はヒロインが美しく成長したから？ 女の方はただ人生流されてるだけにしか思えない。 原作は違うのかしら？？

今はがっかり。同じマンガ家の作品がシリーズでも前後編でもなくセットに入るのはやめて欲しい。

ヒロインのキャラ付けはコミックの方がよさげでしたが、ヒーローが最低な男になっていたのでときめかず。原作のレビュー評価が高かったので読み比べてみたら、悪役ポールの扱いも、ヒーローの狙いも全然違ったのでびっくり。ヒロインの性格が臆病で湿っぽいのが玉に瑕ですが、一途でかわいらしくもあります。原作では若き日の忌まわしいシーンでヒーローが義姉の名前を呼ぶ事もないし、直後にちょっとした意趣返しもあり、キュンキュンときめいてしまいました。この魅力を削いでしまうアレンジは受け入れがたい。

ヒロインがいるセント・クレアズ修道院、元をたどればアッシジの聖キアラから派生する宗派。戒律がとても厳しいので有名。身寄りのない子どもが、修道院で育てられ、その恩に報いるために一生を修道院で過ごすというのは、一昔前ならよくあった話です。（この原作は81年）　そしてまた、そんな風に、世俗にまみれず無垢に育った女性を妻に・・・という男性がいたのも事実。見習い中なら、まだ世俗に戻れますからね。決してインモラルな関係ではないのです。　一生を、禁欲的な修道院の生活に閉じ込めてしまうには惜しい生命力にあふれているヒロイン。その性格を、院長はちゃんと見抜いていたのですね。正しい時期に外に送り出し、新しい人生を歩ませた。　色々な事に未経験でウブなヒロインだけど、意外なほど成熟していて包容力がある。そんな彼女に、最初は、彼女のお嬢ちゃんぶりをからかうばかりだったヒーローが、ドンドン本気になっていくのがよかったですねぇ。

ヒロインの辛い過去を克服する過程に感動しました。津谷先生のヒストリカルが大好きなので、アニカの物語も津谷先生で読みたいです。ヒストリカルの素晴らしさを津谷先生の作品で知って以来夢中です。ふわふわした優しい絵柄にも癒されます。今後も期待しています。

原ちえこ先生らしくて 間違いのない展開＾＾

待ってました。葛城先生のベティ作品。何時もの様に始まり何時もの様に終わる作品。それなのに葛城先生にかかると全ての作品が各々印象深く為る。普通の漫画家さんだと金髪か黒髪か？短髪か長髪か？それくらいしかヒーロー、ヒロインの各漫画の描き分けが無いから読み進めないとどの漫画かあやふやになりがちだが、葛城先生の作品は一発で解る。金髪碧眼のオランダ人医者達を見分けらるし、髪の毛を纏めたナース服のヒロインをも見分けられる。これって凄い事ですよ。特にハーレクインの様な一話完結スタイルだと。 読者がハーレクインに求めている物は異国の恋愛お伽噺だから、日本の町内会での恋愛噂話の絵柄では貴族がどうしたとか王族がどうしたなんてチャンチャラ可笑しい。葛城先生はそうした点でも素晴らしいです。

あの話の続きなのね。妹の話もかわいかったなぁー。どうも色々かぶるなぁーっておもってたんだ。

このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。

このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。

小林博美先生デビュー40周年に相応しい素晴らしい作品でした。改めておめでとうございます!（この場をお借りしました）ベテランの先生ですので安心して読めるのは勿論の事、美しい画風やストーリー展開など流石です。この作品は紙書籍にて既読でしたがべティ原作とも相性がよく大満足です。これからも沢山小林先生の作品を読みたいです～

家族の絆を感じた感動的な作品でした。最後のヒーローと父との会話には感極まって泣けてしまいました！絵も美しく読後感爽快でした。

著者の絵柄は癖が強く、内容も登場人物もあくが強い感じがします。でも、この作品は全体的に素直な雰囲気！ヒストリカルだからでしょうかね。性格が悪い人が１人も出てきませんし。波風なく穏やかな、ヒストリカルとしては小品となります。ヒーローはプレイボーイとして有名な侯爵で、結婚なんかしたくないというタイプ。ヒロインと接するうちに、都会にはいない清純な彼女に惹かれてしまう。また、田舎での平和な生活も悪くないとも感じるように。恋は常にゲームだったヒーローがヒロインに本気になる姿は非常にほほえましい。からかわれて真っ赤になっちゃったりして、何ともチャーミング！また、ヒーローに使えているホッジズや、ヒーローいとこのバーティもいい雰囲気をかもしている。特に、結婚をドタキャンされたと、ふくれっ面になりながらも、そんなには気にしてなさげなヒーローいとこのマイペースぶりはユニークです。キューピッド役も務めたりして、場を盛り上げています。

実は、この舞台の地方に住んでるのですが、本当にこういう感じなんですよね、ここに住んでる億万長者って。coffeeとオーガニック野菜に自然を愛してやまない、普通の身なりをしてる気さくな兄ちゃんが、実は、すんごおい金持ちだったりするんです。そしてヒロイン系の眼鏡美女と、休日、そのへんのcafeでブランチしてるんです。そして怪しいデートの相手の彼女のような変人もいっぱいいるし。。。結構何冊かnorthwestを舞台にしたHQを読みましたが、この話が一番好きだな。…一番現実にあり得る話なので。しばらく妄想してしまいました。。。

「ティアラは似合わない」と両方読むと２倍楽しめます。異なる作家さんですが絵柄が綺麗で似ているので違和感がありません。お勧めのシリーズです。

毎回涙がにじむ。ホントいい作品。大人たちから子供たちまで、全ての登場人物の心情が読み取れる、さすがまりと先生です。HQを読み出して、まりと先生の作品みたいな素敵で上質なマンガに出会えたのがうれしい。

初恋の人を一途に思い振り向かせる為に涙ぐましい努力と作戦を練るヒロイン。そのヒロインの後見人であり普段は仕事もでき冷静沈着なヒーロー。ヒーローのセロンが次第にヒロインのイザベラに惹かれて冷静さを失っていく過程が丁寧にそして時にはユーモラスに描写されています。脇役達も皆良い人ばかりで読後感爽快です。第３弾のピアズも期待してます。

ちょっと笑ってめっちゃ泣けます　会員購入でハズレなし！

いつも絵がきれいで読んでいてうっとりとしてしまいます。 人物描写も（特に男性）よくかき分けられていて、誰が誰だかしっかり理解できます。 ヒーローの心の描写、ヒロインの視線など細かい心の流れがとてもよくわかってよかったです。 一番上の兄のヒロインの作品も読みたいです。

伊藤先生の作品でハズレだと思った作品はありません。物語のはじめから終わりまで、漫画ならではの描写にグッときます。ハーレクインですから、最後はハッピーエンドだとわかっていても、ご都合主義な終わり方には辟易します。そんな中、伊藤先生の作品にはいつも悲しみと再生が描かれていて、安心して読むことができます。

山田圭子先生の作品に間違えなし、いやはやヒストリカルも素晴らしかったです。バイキングものって個人的にとてもハードルが高いと思うのですが、まさかこんな誠実美男子のバイキング、しかも優しい、そしてバイキングなので神々しいまでの肉体美、山田先生にしか描き出せないのではないでしょうか。ヒロインが可愛らしいのに何故かセクシーでウットリしてしまいます。脇役までも美しく眼福、憎ったらしい人たちはどこまでも憎たらしく、とても面白い作品です。キッチンガーデンのシーンがとても素敵でした。

太めでクセッ毛のグレッチェン、まさにイメージ通り。素顔バージョンも率直で健康そうでいい感じでしたけど、変身後のゴージャスぶりが凄い。ノックアウトされるよね、ヒーロー。こうやって視覚にピタッと来るのが文字でなくコミックで読んだ場合のよい部分ですね。ストーリーは割りと普通によくあるパターンで進むんですが、グレッチェンの表現がよいので評価が上がりますよ～。絶妙にカーヴィーなシルエットでした。さすがの内田先生。GJ～。

和澄先生にはハーレクインで出会い、イケメンヒーローとしっかりとしたストーリ構成に魅了され、毎回楽しみにしていたのでとても残念です。近いうちに和住先生の作品をまとめて読み直したいと思います。

甘いハーレが多い中、ハードボイルドな作品でした。からん先生のヒーローはどんなヘアスタイルでもイケメンだけど、スキンヘッドもかっこよかった❣それ以上にかっこいいヒロインでした。男勝りというヒロインだけど、好きな人に巡り合ったら可愛い女性になります～♡漫画化には難しい原作を巧く纒ているのは流石です。

戦争に旅立つからとはいえ新婚の花嫁が元婚約者のくちびるにキスするキモチはよくわからなかったです。純粋で夜の営みもよくわからないようなうぶな花嫁なのですが、ヒーローだって誤解しちゃいます。だからこのあと決定的なヒビがはいるわけですが、読み応えたっぷりで最後の最後まで期待を裏切らずに魅せてくれます。よくぞこれだけのページ数でこれだけ内容の濃いロマンチックな漫画が描けたなあ～って、もう、何回読んでもうっとりっしてしまうのです。この漫画家さん大好きです。本当に素敵なお話でした。

重いテーマを背負ってるからこそ、上下巻分しっかり作りこんでいただいてます。これも本当に良いお話、津谷先生のヒストリカルは、星５つじゃ足りないくらい。抜群です。

このレビューには作品の内容に関する記述が含まれています。