古地図とゆく京都歴史散歩
千年の都、京都を古地図で読み解く
歴史地理学者にして京都に長く暮らす京大名誉教授が、
多数の古地図とともに「京都散歩」を案内する。
古地図と写真をカラーで多数収録したハンディな新書版。
京都を逍遥するのにも、部屋で歴史地理を学ぶのにも、好適の1冊。
現存する京都の古地図としては、
平安京をあらわした九条家本『延喜式』が最も古い。
本書では時系列で代表的な古地図とその味わいを紹介していく。
平安の時代から近現代まで。京都各地の名所名跡を巡る旅。
※カバー画像が異なる場合があります。
第一章 平安京と嵯峨
九条家本『延喜式』左京図と葛野郡班田図
方格状街路
東寺と六角堂
羅城門と唐橋
堀川と神泉苑
清凉寺と檀林寺
第二章 中世・近世初期の洛中洛外
応永鈞命絵図と洛中絵図
臨川寺と天龍寺
相国寺と鹿苑寺金閣
御土居と寺町
二条城と東・西本願寺
京の七口と荒神口
第三章 近世の京
新撰増補京大絵図と改正京町絵図細見大成
上賀茂神社と下鴨神社
大仏と三十三間堂
壬生寺と島原
高瀬川と一之舟入
内裏と公家町
第四章 近代の京都
京都絵図と『京都地籍図』
龍池小学校と京都国際マンガミュージアム
インクラインと蹴上発電所
平安神宮と岡崎
舎密局と第三高等学校
西陣と清水
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(C) Akihiro Kinda 2024
出版日:2024/11/07