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憎めども恋しくてえいだ恭子/ケイト・ウォーカー
小説をまんま漫画にすると、反感かうもんですね…… 評価3 3

原作は確か台詞とモノローグ中心で組み立てられ、その中で深い悲しみや切なさが切々と語られている感情中心の作品だった記憶があります。そしてその分物語の動きや変化に乏しかった印象です。で、それをまんま漫画に詰め込むとこうなっちゃうんですよね…。ヒステリックで容赦ない二人がいがみ合ってるかでなきゃHしてるかばかり、という…。ちなみに「バージン&後継ぎ」発言への反発というのはつまり「愛してるからじゃなくて条件で選んだの?」という、日本で言うなら「恋愛か見合いか」発想なわけです。男性は見合いでも恋愛でも結婚すんだからいいじゃねえかと思い、女性はあくまで「望まれてから嫁ぎたい」んですね。それを欧米風に表現するとこの作品になるわけです。日本では愛というのは言葉にするのではなく長い年月を共に積み重ねることで証明するもの、なわけですが、欧米では「誓うもの・宣言するもの」なわけです。誓ったって貫かなきゃ意味ない、という日本人には、言葉にこだわる気持ちは分かりにくいもんです…。

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雷鳴の夜おおにし真/ジェシカ・スティール
…ヒロイン父は頭が悪いのでは… 評価4 4

これ、そもそも論なのですが、ヒロインの恋人は手切れ金の為なら結婚をやめるような財産狙いの人なんですよね…。なら「結婚してすぐ婚姻無効にしたらヒロインが信託財産を受け取れるのでそこからお前の学費が出せるぞ」とそそのかしてヒロインを騙すようにさせる方が、自分の懐も痛まないし、娘をより手酷く打ちのめせる(恋人が意図的に自分を騙すわけですから)し、結果娘に他の人間を信じる気持ちをなくさせることが出来て、より娘を支配しやすくなるので効果的ではないでしょうか…。わざわざほとんど知らない人間を連れてきて、不払いなんてせこいことするから予想外の動きをされて台無しにされてしまうわけです…。この父、偉そうにしている割には物事を複雑にしてしまうなんて無能だな~、きっとビジネスでもヘンリーだよりなんだろうな~、と思わずにはいられませんでした…。計画を立てる場合、新たな冒険や不確定要素は避け、確実でシンプルなプランでいく方が成功の確率が高まるのはビジネスの常識だと思うんですけど…。

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指輪に愛の紋章を岸本景子/サンドラ・マートン
【ネタバレ】忌々しいあなた…!!、どうしてこんなに時間がかかったの? 評価5 5

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天使と出会った夜に【あとがき付き】青海信濃/マギー・コックス
あ、ま~いっ! 評価5 5

物語の中の美しい部分だけを表面に浮きあがらせたような、きれ~な作品でした。すんなりしすぎると感じる方もおられるのでしょうが、私は凄く気分良く読めて堪能できました。苦い部分は隠し味としてにおわせているだけで十分伝わってくるので、この位抑えた表現の方が性に合います。HQは欧米のものなのでどうしても「語る」ことに重きがおかれますが、日本人の私としては語らずに「察する」方が感動しやすくなるのです。そういう意味で、「うまく翻訳」できているコミック化だと思いました。

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落札された口づけ【あとがき付き】山本鹿乃子/アビー・グリーン
こんな男はひどい目に合ってしまえ!と思ったら既に合ってました… 評価4 4

このヒーロー、出だしから一貫してやることなすことくそ野郎で、「報いを受けろ~」と思っていたら、既に受けていて笑ってしまいましたw。そこではっと気がついたのですが、傲慢ヒーローのトラウマって、良く考えたら因果応報なんですよね…。外見や才能に恵まれていても、人として浅はかだから人を見る目がなくてひどい目に合い、そして浅はかだからその自分の浅はかさを棚に上げて人のせいにし、その反省のなさが人を見る目をないままにさせている「だめだめスパイラル」なわけです。長年HQを読んでいますが、この作品で初めて「なるほど、傲慢ヒーローはだめをこじらせた結果なんだな~」と気づくことが出来ました。目から鱗でしたw

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ささやかな楽園田辺真由美/ジル・シャルヴィス
【ネタバレ】画が「ユーモラス」でないのが致命的では… 評価3 3

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絆のプリンセスサクヤカイシ/メリッサ・マクローン
【ネタバレ】アメリカの方の感覚なんでしょうかね… 評価4 4

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プリンセス町に出る三浦浩子/ヴィヴィアン・レイバー
【ネタバレ】なんかもったいないな、と思いました。 評価4 4

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遠まわりの恋人たち【あとがき付き】日高七緒/レベッカ・ウインターズ
おとぎ話でした♡ 評価4 4

この話、どこをピークにするんだろ?と思っていたら、思いのほかあっさり系でした。ちなみに王族の軍務については、英国は有名ですが、戦前の日本でも当然の義務としてほとんどの皇族男子は軍役に就いていました。ただし歴史資料等によると、戦死しないよう「しかるべき地位」に就くのが当たり前でしたが。たださすがに第二次世界大戦末期には、「皇族が戦死すれば国民も敗戦を受け入れやすくなるのでは」という発想で、自ら前線を志願した皇族の方がおられたようですが、内輪もめの末、叶わなかったそうです。結局敗戦時に占領軍に抵抗しようとした人々の説得の為に、皇族男子皆で日本中をかけずり回ったので、戦死するより役に立ったらしいです。ドラマなどでは皆がすんなり受け入れているように描かれますが、実際は終戦後数カ月は各地の基地で抗戦しようとする人々がいたようですよ。内乱になっていたら今の日本の繁栄はないわけで、何が幸いするかは分からないもんです。

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プリンセスの香り【あとがき付き】岡田純子/ロビン・ドナルド
ヤコーバ姉さんは苦労人です 評価4 4

この作品のヒロイン・ヤコーバは、原作では確か前独裁者とは血の繋がっていない義娘(なのでモデルという顔をさらけ出す仕事も出来ている)で、「炎のドレスの誘惑」のヒロインでもある妹レクシ-だけが実子だったと記憶しています。尚、この著者の作品は複雑に繋がっていて、イリュリア関連の作品は「古城の~」シリーズ3作品の他「プリンスと水の精」「優雅な略奪者(ファライシ島)」小説「結ばれたパリの夜」小説「買われた恋人(ファライシ島)」、そしてこの「買われた恋人」に登場する王国ダキアの王族の物語が「地中海の宝石」シリーズ、また「炎のドレスの誘惑」のヒーロー・モラ-ツの君主ラフィーク、の妹ハニは、「愛と気づくまで(カラシア国)」のヒーロー・ガ-ド大公の弟ケルト公爵の妻(二人の物語は小説「愛を捨てる理由」)です。そして「愛と気づくまで」のヒーロー・ガード大公の元婚約者・モンテヴェルのプリンセスセリーナは「ティアラよりも輝く日」のヒロインです。…ややこしくてうまく説明できなくてすいません…。

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密会は午後の七時に【あとがき付き】斗田めぐみ/エマ・ダーシー
口笛、吹かなかったのね… 評価4 4

原作のファンなので楽しみにしていたのですが、一番好きなシーンが出てこなかったのがちょっと残念でした。でもまあ、そのシーンになるまでの背景がややこしいので、分量の関係で仕方なかったんだな、と納得はしているのですが…。導入部は原作の雰囲気に近くて良かったです。ちなみに原作のヒロインは、もっと男前でかっこいいです♡

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甘美な罠に落ちて【あとがき付き】大橋薫/マーガレット・メイヨー
……顔芸大会? 評価4 4

…これは、キャラクター達の表情が豊かというより、顔…芸…ですよね…。ホラーやサスペンスドラマのお約束の大袈裟リアクションの連打、連打で、コントとしての出来が他のあらゆる要素に勝ってしまっていて、そういう意味で面白過ぎでした。なんかお話そっちのけで楽しんでしまいましたw。実は物語としての出来も結構いいのに、それに気づくのは後からになってしまう、ちょっと可哀想な作品ですw

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傲慢すぎるプロポーズ【あとがき付き】斗田めぐみ/キャサリン・マン
【ネタバレ】ぐっじょぶ親友!物語も吹き飛ぶ衝撃の行く末にやられましたw 評価4 4

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憂鬱なプリンセス佐々木みすず/サリー・ウェントワース
【ネタバレ】本当の男女逆転!まじ「びっち」なヒロインに驚愕! 評価3 3

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恋に落ちた歌姫【あとがき付き】藤田和子/スーザン・スティーヴンス
ヒーローはごつくて優しくて哀しくて、どストライクです♡ 評価5 5

納得の「元ラグビー選手」体型です♡ヒーローのすべての画がちゃんとごつくなっていたのに感動しました。ここまで完璧に気を配って描いていただけて正に眼福♡話も素晴らしく組み上がっていて感動しました。注意が逸れるような余計な要素は一切入れず、物語としての完成度を高めているので、気を散らさずにクライマックスまで一気に引っ張られました。藤田先生は主人公たちのどちらかを純粋で朗らかな性格になさることで、もう一方の人物の抱える心の問題から解き放つ力をもたせていらっしゃるのですが、今回はそれがもうひと捻りあってよりラストの解放感がより増してると思います。ちなみにスタジアムでパフォーマンス中におっぱいポロリって…やっぱあれだよねえ、と普段なら思うところですが、全然気になりませんでしたw

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仕組まれた一夜三浦浩子/アネット・ブロードリック
【ネタバレ】クレンショー兄弟はみんな素敵です♡ 評価4 4

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拒絶された花嫁【あとがき付き】小林美音/キャサリン・ジョージ
【ネタバレ】えっ!そんなことで10年も放置?驚愕です!! 評価3 3

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月夜の誘惑【あとがき付き】篠崎佳久子/アンナ・クリアリー
【ネタバレ】うーん私はいい人でも前妻の行動は受け入れがたいです… 評価3 3

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初恋の日のように檀からん/シャロン・サラ
【ネタバレ】サスペンスなどでたま~にある壮年ものw 評価3 3

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会議室の恋人荻丸雅子/ナタリー・アンダーソン
かつてのかまってちゃんと現在のかまってくんに切なさ倍増 評価5 5

荻丸先生は本当に「心情の翻訳」がお上手だと改めて感動しました。漫画化が巧い先生は他にもいらっしゃいますが、人物の性格を素直になさることで物語に明るさと清々しさを与える藤田先生や、笑いの中で痛みや哀しみやコンプレックスを巧く引き出して切なさや感動を与えるさちみ先生など、それぞれ特徴があると思うのです。荻丸先生は競争原理が強い欧米では通常肯定されることのない弱さや未熟さや女々しさを実に見事に物語に織り込まれるので本当に尊敬してしまいます。原作を読んでいないのでわかりませんが、おそらくこの作品も、原作よりコミックの方が日本人の感性に近くて素直に感動できるのではないかな、と感じました(映画の予告編の作りの違いに端的に表れるそうですが、欧米と日本では感動のツボが違うらしいです)。安定の高評価の漫画家さんです。あ、画柄は好き好きなのでそれはあると思いますがwちなみに私は画柄にはさほどこだわらないのでもーまんたいですw

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人知れぬ奇跡【あとがき付き】千村青/ケイト・ウォーカー
お互い未練たらたらなので理不尽な言いがかり合戦にw 評価2 2

ヒーローもヒロインも相手に執着しすぎているので、お互い秘密を守るための嘘をつきつつも疑心暗鬼で様子を探り合っているわけですが、結果両者とも支離滅裂なセリフとモノローグの応酬になっていて、読んでいて「?」の連続になってしまいました。原作ではその苦悩と葛藤のプロセスを丹念に追っているので切なさ満載なのですが、漫画の場合画にできない為、二人とも自分勝手の極み同士のかみ合わないののしり合いと、暴発するラブシーンの繰り返しに見えて残念です。確か原作ではヒーローはヒロインを忘れようと必死に迷走した挙句、結局ヒロインを求める気持ちを抑えきれず押しかけて来たところ、自分が与えられなかった子供を別の男が与えていたことに驚愕し、激しい苦悩と子供への嫉妬(なんで俺の子じゃないんだ!)に引き裂かれ、それがヒロインと子供への冷たい仕打ちとなってヒロインを傷つけるわけです。読んでいる方は「いや、あんたの子だから」とすれ違いのじれったさにまんまとはまる仕掛けになっているのですが、漫画ではそれができないんだなあ、とそちらの方に切なさを感じました…。

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プロポーズは禁止幸田育子/ヴィッキー・L・トンプソン
【ネタバレ】原作大好きなので残念です…ので脳内補足用に蛇足をw 評価3 3

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愛と気づくまで【あとがき付き】麻生歩/ロビン・ドナルド
【ネタバレ】甘さ>せつなさ>無理な設定や展開→好みです!! 評価4 4

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ベビー・ウォーズ【あとがき付き】星合操/ペニー・ジョーダン
【ネタバレ】有能でまとも=傲慢さに納得!!だと知りましたw 評価5 5

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さまよえる花嫁【あとがき付き】高城可奈/キャスリン・テイラー
堅物男に奔放女♡…そして腹パン♡ 評価5 5

好物の組み合わせを堪能しました♡個人的には、元婚約者の開き直りっぷりが最高に楽しめました。ヒーロー義弟とヒロイン母は実は似てるんじゃない(発想のぶっとび具合が)?と思いました。ニコニコしてるけど、あなたの男性選びが娘の心の傷の原因なんですよ…ヒロイン母。自分のことは占えなかったのか、そんなことはどうでもよかったのか分かりませんが…。相手の気持ちを考えずに訳知り顔で相手を操ろうとするところがヒーロー義弟と共通してる気がしました。つまるところ、良く似た近親者をもつ主人公たちは、きっとうまくいくんだろうな、と妙に納得してしまいました。

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裏切りのスペイン【あとがき付き】なかお樹莉/ジュリア・ジェイムズ
【ネタバレ】ヒロインのだらしなさに一貫性を感じました。 評価3 3

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置き去りにされた花嫁【あとがき付き】星合操/サラ・モーガン
【ネタバレ】夫婦漫才??&「見た目はオトナ、頭脳はコドモ」のヒーローにびっくり!! 評価4 4

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イブの約束【あとがき付き】若松なつ季/キャロル・モーティマー
【ネタバレ】家族の不和の起点が後出しでは… 評価3 3

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キスを盗んだ億万長者湊よりこ/ナタリー・アンダーソン
【ネタバレ】エレベーターの故障で「暗闇」なのに…カメラは別電源?しかも暗視が可能? 評価3 3

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恋に落ちた復讐者【あとがき付き】川上千香子/アビー・グリーン
【ネタバレ】何をした…僕は彼女に何をしたんだ 評価3 3

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