エナメル細工の作品を作ることだけに人生を捧げてきたヒロイン。ヒーローに出会い、自分の身の回りを含めた生活そのものに興味を抱き、人間らしく成長していく様子が面白かったです。ヒロインの無邪気な誘惑に翻弄されるヒーローが可哀想で反面楽しかった。

どうしてもヒロインの事が好きになれず最後迄読み続けるのが辛かった。彼女は大人で自分の意志で道を決めたと、ヒロインの事をヒーローへ忠告するシーンがありました。同感です。ヒーローの献身的な愛に見合う魅力をヒロインには感じられなかった。私の好みの小説では無いけれどラストは良かったです。

「ホテル・インフェルノ」「安息の地へふたたび」を読んでからこちらを読みました。何となく結末はわかっていましたが、それでも面白かったです。ただヒーローのことを最初は非情な男だと思っていました。ヒロインは何故こんな男を愛したのか不思議でした。でも3部作を堪能しました。

ドキドキハラハラ。サスペンスとSFの両方を楽しめました。そしてロマンスも。ヒーローがヒロインと出会って心情を変化させていく様にウキウキしました。そしてヒーローが犯罪捜査をする理由を知り、とても惹かれました。

面白かった～ こういうお話が大好きです。最初はなかなか気が付いてくれないヒーローが嫌いでした。でも作者の思惑通り(？)だんだん許せる様になって、ヒロインと和解出来た時はとても嬉しかったです。悪者を懲らしめる痛快な場面もあって、読後スッキリ気分よ。

過去に惹かれ合っていた二人が再会。ヒーローは強引にヒロインと関係を持とうとします。傲慢ヒーローに有りがちですが、ヒーロー自身の魅力とヒロインのミステリアスな過去があいまって、意外と面白かったです。

放蕩者で貴婦人と浮き名を流していたヒーローがヒロインにメロメロになって嫉妬する場面にはニヤニヤしてしまいました。結局 恋愛の手練手管に長けているつもりでも、ヒーローは本当の恋を知らず自分からアプローチする仕方がわからないのよ。ヒーローのおばから核心をつかれてうろたえるヒーローにいい気味でした。相思相愛なのに互いに気持ちを隠すのが上手で仮面を外すまで時間が必要だったけれど、ラストのヒーローはロマンチックで大あまな夫そのものでした。面白かったです。

二人の言い争いにウンザリした。気の強いヒロインが傲慢ヒーローと言い争いをして互いを理解していくのでしょうが、軟禁？監禁？詐欺？私の頭の中がぐるぐるして全く楽しめなかった。

ヒロインがトラウマから解放される場面はとても素敵でした。ヒーローの優しさが溢れていてうっとりします。緊迫感のあるサスペンスでドンドン犯人が迫ってくる感じで恐怖をあおられました。とても面白かったです。

胸がつぶれる思いでした。ヒロインが自分を攻め内向的になった様子と拒絶された心情を思うと。ヒーローに再会した場面は息が詰まるようでした。不幸な結婚生活のトラウマから逃れられず、苦しむヒロインがとても気の毒でした。自分をさらけ出す事は勇気が必要だったでしょうね。引き込まれてあっという間に読んでしまいました。

集団で村を襲い子供達を略奪するなんて、嫌悪感が拭えませんでした。ヒーローは自分達が行った過ちに気が付いたようですが、愛もロマンスも最初の嫌悪感から離れられなかった。何とか最後迄読みましたが、私には最悪でした。

女の子が夢見る物語、売れっ子イケメン俳優と目立たない普通の女性の恋愛です。二人の会話のリズムが心地良くてとても楽しめました。そして華やかな芸能界にいるヒーローでも心に寂しさを抱えていたのです。人間味溢れるヒーローに惹かれていくヒロインの気持ちがよくわかりました。最後のヒーローの決断には感動しました。

あやさんのレビューを見ていたので、ヒロインに対する期待は無かったはずなのに、何故か私はヒロインを擁護しながら読んでいました。強情で奔放なヒロインですが憎めない所もあるんです。ヒーローは猫をかぶっていたみたいに若い頃の行いが次々明かされると呆れます。二人共に過ちを恥じているという事かしら。本当の策士はヒロインの父ですよね。とても面白かったです。

「過去は変わらない、変えられるのは未来だけ」のはずなのにヒロインが巻き込まれているのは何故？ウェディングドレスが暗示するものは何？繰り返される出来事、一族に強く流れる不思議な力も気になります。私の中に解決出来ない事がありました。そして途中からヒーローの印象が薄くなってしまった。でも楽しく読めました。

祖国の為に命をなげうって使命を全うしようとするヒーロー。放蕩者のヒーローの本当の心を知り、信頼を寄せるヒロイン。二人の愛の物語です。そして最後に明かされる真実には驚きました。とても面白かったです。

5年前に別れた恋人達が再会し一緒に仕事をする事に。当時は知らなかった二人の生い立ちが実は全く真逆の環境にありながら同じ悩みを抱えていたのです。ヒロインもヒーローも互いを嫌いになって別れた訳ではないのでとても切ないです。そしてこのヒーローは人付き合いが苦手なんです。HQでは放蕩者やプレイボーイが多くいますが、全然違うこのヒーローに強く惹かれました。

美人だけど性格の悪い婚約者を持つオランダ人医師と、家事もしないわがままな母親を持つイギリス人看護士の組み合わせはベティ・ニールズお得意の設定ですね。解りきっているのですがヒロインが健気で働き者でいじらしくて切なくなります。そしていつもながらヒーローが暗示させる様な態度を取りながらハッキリしなくてイライラしちゃう。でも読んでしまうのよね。

ヒーローがダメ男で評価が低いとレビューに書かれていたので、私の中ではヒーローに対するハードルが随分と下がっていたのだと思います。思っていた程悪くない。HQではよく見る、過去に女性からひどい仕打ちを受けたトラウマを持ち、愛を信じないヒーローでした。でも友人達との関わりやヒロインに出会い、最後には「僕は正しい選択をした。愛を選んだんだ。」とまで言う様に。とても面白かったです。

家族の中で虐げられていたヒロイン。継母の苛めに耐える姿はまさにシンデレラですね。でもシンデレラと違うのは自ら人生を切り開いて行こうとする勇気です。頭が良く、機転もきく美しいヒロインにヒーローは初めから惹かれていたのでしょう。とても面白かったです。

凄惨な過去を持ちながら明るく朗らかで子供達の人気者のヒロイン。彼女の困難に立ち向かう姿勢や勇気に胸を打たれました。そしてヒーローもまた凄惨な過去を持っていたのです。でもヒロインの明るさに触れヒーローの心が癒されていきます。楽しく読めました。

原題「Nine Months」を見た時からそういう事になるんだろうと想像出来ました。でもその裏にもっと深い意味があるのに途中から気が付きました。最初ヒーローは強引で憎らしい人でした。でもとても優しい人なんです。ヒロインの気持ちを思うと切なくなりました。引き込まれて一気に読みました。とても良かったです。

傲慢ヒーローとシンデレラ的な話だと想像して読みました。確かに大筋はそうなんですが、ヒロインは頭が良くて、ヒーローと口論になるとやり込めてしまう事もある。結局ヒーローはヒロインにメロメロなのよ。想像よりも楽しめました。

気の強いヒロインが大好きです。高飛車で強情だけど気持ちは優しいヒロイン。不条理な事を見過ごせず、頭を働かせて手助けをする。そして不利な状況でも決して諦めない。自ら立ち向かって行く姿勢。それってヒーローが戦争で行ってきた事柄と同じですね。二人は通じるものがあるのですね。冒険小説の様にワクワクしました。とても面白かったです。ヒーローが母親と和解する場面は涙ぐみました。

手に汗を握るとはこの事でしょう。次から次へと戦い、策略、裏切りがあり息つく暇が無いのです。芯の通らない振る舞いで最初の頃はヒロインが好きになれませんでした。でも愛に目覚めてからは一途に思えました。そして絶対に諦めないヒロインを素晴らしいと思います。夢中になって読んでしまった。ちょっと辻褄の合わない様な所もあるけれど面白かったです。

ヒストリカルロマンスとサスペンスが混ざった面白い物語でした。暗殺と謎解き、夫婦間の愛情が上手くミックスされて引き込まれました。気が強くて頭の良いヒロインがとても気に入りました。以前アンティークを紹介する番組で目のブローチを見たことがあります。愛する人を身近に感じたい心の表れだそうです。深い愛情なのですね。

楽しかった～。H0Tな場面でもクスッと笑える所があったりしてとても面白かったです。ヒロインに引きずられて振り回されていたヒーローがドンドン自分を解放していく所が心地よかったです。二人共 快楽に貪欲だわ。