久々に面白かった。自分の魅力に屈しない女性はいないと思っているヒーローに、それの上をいくミハイルが、罵るところが面白い。ヒロインは数学の博士号を、持ってる割には、ミハイルの事を友達と言ったり、はぐらかすところが無意識に焼きもちを焼かせたかったのか言動が幼いと思いましたが、院を卒業したての社会経験の浅い女の子と思えばそうでもあるかもしれません。そんなヒーローにかわいい…と思って素直に迫っていくヒーローが、また、キャラとのギャップで、可愛くてその展開が面白い。

骨の部分はハーレクインヒストリカルのようですし、話としては面白いのでアリかなーと思いました。 ただその話のためか、ちょっと場面転換が激しいので展開があまりなくても慌ただしく感じます。 なので星4つで。 ですが画力も高いし画風も好み、1の限りでは優しいお話で萌えキュン度抜群でした。登場人物にも好感が持てます。 会話にならない宇宙系マジキチハーレヒーローと下半身の緩い自己陶酔型ヒロインのテンプレ話は滅びた方が良いと思う身としては、ハーレクインのドラマティック下克上が持味に残れば、クソな話が脈々受け継がれるより、多少変わってもまぁ時代の流れとしていんじゃないかなと思いました。

作画の先生、心配になるくらい、おっちょこちょい？うっかり？さんです。うちの、おっちょこちょいが過ぎる発達障がいの子供と一緒にしてはいけませんが…、そんなにうっかりさんでも、立派に漫画を描いて活躍までなさっていることに勇気をいただきました。 そう言えば、ヒーローに平民の恋人がいると勘違いするなんて、ヒロインもおっちょこちょいですね。 優しくかわいいお嬢さんです。 （二人のモヤモヤが主軸で、ライバルは登場しないパターン） あと既に他の方から指摘があるダイアモンドの差違。 それもそうですし、あんなに大きなダイアモンドのブローチを外出時に身につけさせようとは、ボディーガードがいても暴漢に襲われます。 ダイアモンドの重さで服も伸びる。 冷静でいられなかったのか、色々微笑ましいヒーローです。

好きな作品。ヒーローがいいです。最初こそ冷たい態度を取りますがすぐに改めて、その後は頑ななヒロインに対して辛抱強く誠実に向き合っています。ヒロインは素直になれずヒーローを遠ざけようとしますが、その心情は理解できるし、率直で仕事に誇りを持ち自立していて好感が持てます。後半、ヒーローの包容力と同僚の後押しで、心を開いて自分の素直な思いを吐露するヒロインが可愛い。それにしてもヒーロー、心が広いわ。私なら裏切った元カノも弟も、それを受け入れようとさせる両親も恨むわ（笑）でもヒロインが望んだ温かい家族ができて良かった。

　他レビューにもありますが、ヒロインの思い込みだけで、突っ走ってます。ハッピーエンドで終わったからいいものの、原作どうなの?って思いました。ヒロインがもう少し魅力的だったら良かった。辛気臭い顔ばかりで、残念。

ガーターベルトって使った事ないんですけど、パンストにとって変わられた理由は実用的じゃないからですよね。あんなヒラヒラが付いたの履いたらボディコンシャスな服はきれませんよね。そしてヒラヒラの部分はストッキングの一部ですよね。ハーレーではよくガーターベルトのシーンありますけど、シルクのストッキングじゃ足首にシワがよるうえにピリッと裂けますよね。すみません、本筋とは関係無いですが気になって。

個人的にハーレにありがちな流されヒロインが苦手なのですが、このヒロインは頑張ってます。意識しまくりなのに必死に頑張って意地張ってます。嫌いじゃないです（笑）ヒーローは過去の誤ちを認め後悔も反省もしてはいるのですが、七年間もほったらかしだったくせに、たまたまヒロインが戻って来たからといって、自分の罪悪感を軽くする為にヒロインにしつこくしたり、強引によりを戻そうとするのはいかがなものか。一見一途なようでいて、七年間の間には付き合った女性もいただろうし、ヒロインに対して結局は自分本位でしかない。そういう意味では以前と全く変わっていないヒーロー。ヒロインを欲求不満にさせて落とす作戦に至ってはもはやコメディ。手術中でも山岳救助でもお互い性的に意識しまくりって、引くわー。お産や山岳救助での緊迫した場面などは良かったし、お話自体は悪くないのにいろいろ残念。

異色のハーレクインですね。

ヒーロー父のヒロインに対する感情がなんとも気持ち悪くて、読後感は最悪です。息子に渡したくないという嫉妬から、息子に他の相手振るとか、当てつけがましくダイヤを婚約者に渡したり、ヒロイン転勤させて引き離そうとしたり、いやもうホント気持ち悪い。息子の指摘に逆ギレするとか、倒錯・偏執、久々そんな言葉が頭をよぎりました。松本先生の絵は好みなのですが、このことが頭を離れなくて、、、

前向きでへこたれないヒロインがとても気持ちいいです　しかもただ元気がいいだけじゃなくて、それに基づく知識と経験もあって素晴らしい　後半からラストにかけてのヒロインの秘密？(笑)がわかっていく展開がカタルシス満載でした　ヒーローもいい人で、読後感が良かったです　(これネタばれあり投稿の方がいいのかな？)

サマーヴィル・シリーズ4作目です。シリーズの1作目、3作目の小説は電子書籍で読めなさそうですが、1～3作目までを篠崎佳久子 さんが漫画化（愛のサマーヴィルシリーズ）しているので、そちらを読むとよいでしょう。今作は1作目「夢見た騎士」のH/Hであるルーワークとガブリエル・ド・ローランの娘、キャサリンがヒロインです。漫画を読んでからの方がイメージしやすいかもしれませんね。ヘタレのヒーローにイライラしますが、まぁまぁ読みやすいです。