ヒロイン、バージンだったの！？　尚更ヒーローは人質とバレる前に抱いちゃダメでしょー。騙されたヒロインがかわいそう。でも両親は毒親なのかと思ったら、実は彼らなりの愛情があったとわかったのでまあ良かったかな。

ザワっとポイントのある作品とマリッジブルーのほのぼのカップルのお話の二本立て。モリーが可愛かったです。

自分は覚えていない双子の姉妹とその失踪事件に巻き込まれるヒロイン。双子はどこかでつながっているといいますね。外見はそっくりでも二人の中身が違うことをヒーローがきちんと理解してくれているので、好感が持てました。

入れ換えについても、建物内も現代の明かりとも違うし、外はきっと私たちが想像つかないほど真っ暗でしょうし、ヒーローの子沢山も、日本だってついこの間まで身分の高い御方には側室とか当たり前だったし、時代の違いの価値観なのでしょう。 しかし、ヒロインの入れ換え作戦やそれに乗ったヒーローなど、お話しが突飛過ぎて少し引いた　笑 星４つは相変わらず美しい絵のアリスン先生に送ります。

　愛を信じられないヒーローとヒロインがビジネスとマネーの必要に迫られ、愛のない便宜上の結婚をする。（互いなんとも思わなかったら結婚するとは思わんでしょう。という突っ込みはさておき）だんだんお互いが惹かれていき、愛を意識する。その経過が、ハーレクインの王道。期待を裏切りません。最後はとても幸せそうな一家だんらんが描かれていてめでたしめでたし

両親があんなんで、愛する人にも裏切られて、そりゃ変な眼鏡をかけて身分を隠して生きるしかないよね。かわいそうに。ヒーローにはムカっとするところもありますが、今まで頑張ってきたヒロインが幸せになれたのはまあ良かったのかな。子供たちは無邪気で可愛らしかったです。

さらっと読めます。 ばつ１っていうのがなければ、もっと良かったかな。

ヒロインの母親、メイドのままなんですね。なんか違わない？　ヒロインのカフェのバイトに行くときの啖呵が良かったです、あーゆー場面ではだいたい流されちゃうから。言い切って働きに行ったの見たの初めてな気がする(笑)。良い話なんだけど、読後感は良くなかったです。ヒーローの酷さかな？

ヒーローが優れた画家という設定で、それにまつわるエピソードも含めてとても興味深く、幸せな読書時間でした。 ただ、読後しばらくしてから、現実には有りそうもない設定が気になりました。 ヒロインは、６カ月間も貧民街に潜伏していたのに、ごく身近な人物も含めて女性だということに気付かれなかったということ。いくらほっそりした体型であっても、６カ月間はさすがに非現実的。 そして、それにも関わらず女性の姿に戻った途端、絶世の美女だったということ。醜いヒロインよりも、美しいヒロインの方が読んでいて楽しいは楽しいけど、さすがに非現実的。 更に、ハーレでは有りがちなもう一つの非現実的なエピソードがあるのですが、それについての記述は控えておきます。 現実感を残しつつ面白いお話を作るのはいかに難しいか、ということなのかな。

奥ゆかしい古風な女性と思ってたのに、意外にも結婚式の誓いのキスが激しかったり、初夜に身に付けてた下着が通販で購入したセクシーなデザインだったり、愛する人には情熱的なヒロインが素敵✨

作者自身がトスカーナに魅せられているのでしょうね。その風景描写や葡萄の栽培、葡萄酒の醸造に関する描写はとても興味深く、現地に行ったような感覚が得られました。イタリア人とイギリス人の異なる点についての描写も興味深かったです。イタリアの上流階級の娘は、イギリスよりも厳格な監視のもとで育てられるようですね。 ただ、ヒロインは火のような気性の持ち主で、しょっちゅうヒーローに喧嘩腰で挑んでいくので、トスカーナの美しい描写が少し損なわれたように感じました。作者の他の作品でもそういう気性の激しいタイプの女性が登場するので、作者が好んで描くタイプの女性なのでしょう。 ヒロインが、ヒーローの言葉を信じず、何度も愛人の存在を疑うくだりも、好きになれませんでした。 そこがハーレ流ということなのでしょうね。 最後の幸せそうなエピソードはとても良かったです。

もっと早くに自分の本当の気持ちに気づいていれば・・・とは思うものの，そうなれば，ヒーローもそして，のちにはヒロインもメロメロになってしまったヒーローの娘はどうなってしまったんだろう・・・と。心は傷つきはしたものの，大きな愛で自分を傷つけた人たちを覆うヒロインには，これからうんと幸せになってもらいたいです。