それはヒロインにとってぬぐい去れない程のトラウマで、二人の破局にもなった原因でもあるのに一コマで終了って・・・ねぇ。いくらロマンスがメインでもこれでは読者に失礼だよなー。あっけない幕切れってあるけど拍子抜け過ぎる。そこまでに至る心理描写がイマイチだったせいで余計に気になりました。ラストもやっつけ仕事みたいにみえました。それと、前々から気になっていたのですが、大人っぽく見えるシーンもあるものの全体的に可愛い感じなので、ヒロインが高校生ぐらいにしか見えないです。なので、重いトラウマとセクシー路線の話は絵柄と合わないのでは無いでしょうか？

この作家さんはキャラクターの顔が全体に歪んでていつも気になってしまいます。今作は特に酷い。それがなければもっとのめり込めるのですが。ストーリー的には、ヒーローは頑なに秘密を打ち明けようとしないのに「血縁関係はある」とか思わせぶりなことだけ伝えてヒロインを宙ぶらりんにしてるんですよねえ。言えないと思ってるのなら徹頭徹尾きっぱり隠しとおせばいいものを…。ヒーロー母のあっさりっぷりも、実の母親であるのにまったく存在感のなかった姉も、あまりにすんなり行きすぎて何だか不自然。ご都合主義というか。

最後はハッピーエンドにさえしたら良いと思って作ったとしか思えない作品。世界を飛び回るのがお好きな様で「縛られたくない」「結婚には向いてない」と言い放つ子供の様なヒーローには愕然。父親との確執も昔夢中だった凄い美人の恋人を父に寝取られたのが原因とヒロインに言う無神経さも信じられない。知らなかったとはいえヒロインはヒーローの子供（双子）まで産んでいるのに。HQなんだからもっと夢を見せる話にして欲しい。

正直者のヒロインが傷ついて、記憶の欠けまで起こして、なのに勝手な思い込みで復讐されて――。 で、最後はヒーローに良いように懐柔されてしまってジ・エンド。 なんだかもやもやします。 せめてヒロイン親友がもっと最後まで怒り通してくれたら良かったのになぁ。

ヒロインの設定の時点でどうあっても読者にもやもやさせる評価になってしまうのは仕方ないのでは。いくら漫画でどうにかしようとしても、養子に出してそれきりの子供がいてかつヒーローが養子というのはきついよ。

立ち読みして「あ、あれか…。」と、睡魔と戦いながらやっと読んだ原作の事を思い出しました(ﾉ∀`)距離が近づいたと思ったら離れ～の繰り返し。ヒロインもあんま好きじゃない(ー_ー;)ヒーローの葛藤が見所かなと思うけど、実は父親は無実なんでしょう！？と能天気な期待をしたいくらい救いがない・・・(ー_ー;)救いは秘書と猫くらい。ハーレじゃなかったら別の結末ありそうな話だと思います(ー_ー;) 本当はハート１つだけど２つなのは、割愛はあれど上手くまとめた前田先生へです。

母親の愛情を表現したかったのだろうけど、女の一人歩きさえ罪になる国で　一度ならず二度までも手紙ひとつで呼び出されてくって・・危機感のなさにドン引きして冷めてしまった。後、宮本先生の作品はセリフが多くても苦にならないんですが、これに関してはセリフの多さが苦痛に感じました。

船に嫉妬するヒーローはツボ。船大工のヒロインは健気で子供の為なら凄まじい無茶もするけど、王室の警備はあれでいいのか？そして姉と義兄が極悪。作中一番の謎は姉の新しい恋人。どこが良いのかと問い質したい。物語の展開としてはシリーズ中一番波瀾万丈だったし民への大公の演説も感動的なはずなのに今一つ微妙な気がする。

安定した結婚を望んで、愛していた男性を捨てちゃったんですよね・・・ 相手の男は、６年もヒロインを恨み続けちゃうくらい傷付いた訳で・・・ 善良な私としては、許せんヒロインです。 その結婚が不幸な結婚だったということが、どうして免罪符になるんだかっ。理解できませんっっ。 きっと、深い訳があったに違いないと思って読んでいたから、裏切られた～って気分です。 そんなヒロインを許しちゃうヒーロー・・・あんたはお人好しすぎだ。。。

先生の作品は好きです。そしてミステリー風味に惹かれ購入しました。お話としての完成度は良いと思います。良いとは思いますが……、このヒーロー私だったら願い下げですね。真実がばれた段階で、子どもを取り戻してこの男のもとを去ります。疑っていたから、ヒロインを試した。それは好きでありませんがよくある設定です。でも、どんなひどい男でも子どもを取り上げた上で、ヒロインを試すなんて設定は無いと思います。ましてや、自分の子どもではないのに。ヒロインはその間、子どもを取り上げられていたことを何とも思ってない様子なのも、引っかかりました。

元夫が不誠実な男だということを身をもって知っていたのに、娘に近づいてきた時なぜきっぱり拒絶して娘を守らなかったの？そんな男を実の父親だと信じ、何度も傷つけられた娘がかわいそう。それに、結婚生活が破綻していたとはいえ不貞を働いて別の男性の子を妊娠したのに、離婚の慰謝料がほとんどもらえなかったことに不満を持つヒロインにびっくり。

ヒロインは子供いらないとか言われて愛されてないとか思って仕事選んで別居して、ヒーローは妻の仕事関係の男のウソを簡単に信じてヒロインが浮気してると決めつけ聞く耳持たず…何だか初めから2人に信頼関係とかなかったんでない？歩み寄って話し合う事もせずお互いモヤモヤ思い込んでるだけ。思ってる事ちゃんと言わずイライラヒロインではあったけど、浮気相手と思い込んでる男が嘘だったと白状するまでヒロインを信じないで色々画策してるヒーローの空回り感がハンパなくて…バカじゃない？とか思ってしまった。

田舎っぽい自由なヒロインが好きだったはずなのに国に帰ったらきちんとした貴婦人であることを求めたヒーロー。うまくいくわけない。が・・・どうも王族って雰囲気ではないって画面？没落貴族っぽい華やかさにかける・・・特にビジネスにせわしない労働者なとこ。ヒロインも嫁ぎ先が王族ってわかってるのならＧパンにＴシャツで城の中うろうろして嫌みを言われて言い返すのが子供っぽすぎ。心理学を学んだという設定だから言い争いは多いのだけど相手が好きだと言う表現がそれほどなく、いがみあってるばっかりで、たぶんいつか離婚するだろうなと読み終わっても思いました。

プレトリウスさん。同原作者の「愛が聖夜に舞い降りて」のプレトリウスさんとジェット（こちらは可愛い娘さんだったのに、なんだかはすっぱな印象に・・・）ですよね。なんて本筋とは関係ないところで驚いてしまいました。よく考えなくても、親友のイマカノであるモトカノに手を出すヒーローのモラルを始めとした登場人物の人間性に問題テンコモリなお話なんですけどね。しかしマイキーくんだけは問題なく愛らしかったです。