ハーレをいろいろ読んでいるとこういうお話に巡り合いますね。 ハーレの登場人物って恋人や配偶者が亡くなって1年2年で別の相手と恋愛しますよね。過去に囚われないというのは大事だけど、ちょっと薄情な感じもしていました。このヒーローも3年目ですが、亡き妻への想いがていねいに語られていて、けして薄情には思えませんでした。ヒロインがなぜヒーローを好きになるきっかけは弱いなとは思うのですが、2人でメアリについて語るシーン、とても読み応えがあります。こういう作品を大事に読んでいきたいと思いました。

とにかくセリフの一つ一つが心に響きます。「他人を思いやることは大切だけれど、自分自身を守ることも忘れてはいけない」このセリフで私自身も救われた気がしました。初めて原作を購入した作品です。

｢駆け落ち｣ の一言にやられました･･･。

ヒーローに悪魔の尻尾が…‼️ でも、ここまで求められて結婚するって、乙女の夢だなぁ。 とても素敵です。

荻丸先生の描き方は心にギュッとしたものを感じさせてもらえます。この話も心の移り変わり心情が丁寧に表現されていて、互いが本当に必要な相手と気付かない鈍感なヒロイン・ヒーローの二人が幸せになって「ああ良かったね！」とほっこり出来、切なさ哀しみ喜びももらえます。親には恵まれなくとも善き友がヒロイン・ヒーローの助けとなり、終盤のスーザン良くやった！とニッコリします。学生からの友情にも乾杯！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　にしてもトレバー君、己とヒロインの気持ちに気付いていないとはいえ理系数学男子にありがちなやらかしか？なんて紛らわしい！・・スーザンがあの場に居なかったら！もう一話続きが出来そう。　　　　　　　　　　　　　　　　　ハーレの残念なところは大人の事情ページ数とその後の二人の物語はけして無いこと。でも連載が途絶えることも無いからそれもいいのか？バイオレットローズの人が出る（天才女優の話）やＨ×Ｈ（Ｔ氏作）のように・・

リコの部下は最後わざと勘繰らしたんじゃないかな。搭乗記録とか、タクシーのデータとか、幾らなんでも七歳の子供を男性とは伝えないでしょ。分からないけど。わざと脚色してリコの背中を押したなら、憎い演出です。たぶん違うんだろうけど。笑

くぼた先生の作品は、昔「朝も昼も夜も」という単行本を持っていて、とても愛読していました。笑いのセンスありーの、でもちょっと考えさせられるヒロインで。ベタな少女コミックがアイドルが歌う歌謡曲だとすれば、くぼた先生のは分かりやすいんだけどジャジーな気だるい曲って感じで好きでした。 年月を経て今読むと、やっぱり大人のファンタジーという感じがします。 ハーレというより、やっぱりくぼた色の作品という感じで不思議と癒やしと温もりが感じてきます。（画は白っぽいんだけど） この作品はところどころに素敵な心打つセリフがあります。 「あなたは私に触れたけれどいつも正直だった」 原作に忠実なだけかもしれませんが、くぼた先生のタッチだからこその言葉だと思います。ヒロインが「彼を愛してる」と確信したシーンは読んでいた私も相当盛り上がりました（照） ドキドキワクワクロマンスというより、ずっしりとじーんと来る落ち着いた恋愛ストーリーでした。

チャペルをめぐる素敵なお話です。それぞれの立場があって、守るべきものがあってというストーリーも面白いですが、ヒロインの周りの人間関係も優しさが感じられてジーンと来ました。 ラストシーンで驚き（！）ましたが、ミレニアム婚というテーマを見事に表現されていると思いました。

桐坂先生の絵がとても好きなので楽しみに読みました。今回はヒーローがセクシーで萌え～♥　話の展開も面白くてあっと言う間に読めてしまう感じでした。最後のヒロインが踊るとこはちょっと。。。私にはダメだったけど、前半のヒーローのセクシーさと中盤のホットなシーンで♥５つにしてみました。ホットなシーンでヒーローのカラダを見たら、いくらなんでもシンだとわかるだろ～とヒロインに突っ込みを入れたいとこではあります。（笑）

岩崎先生のヒストリカル、とっても素敵でした。 ヒロインが生き生きとしてるし、出てくる女性たちの装束もこれまた美しいですね。バギーのスピンがあるようなので、ぜひこちらも描いていただきたいです！ しかし気になる所も…。いくらフランス人だとしても、こんなに簡単に身分違いを隠せるのか？あと、ヒロインの貴族社会への順応早すぎだし、ヒーローの指は殴った時に10本全部折れたんでしょうか…?原作だと説明があるのかもしれませんね。

やはり、いくら奥さんとすれ違いが生じても不倫は駄目でしたね。ヒーローにはマイナスを付けたいです。 有名俳優という、セレブな世界では何方共に誘惑が多く特に男性は言い寄られっ放しなんでしょうね、ついつい魔が差したってところでしょうか。 ただ、そんなヒーローを忘れようとするけど、愛して止まないヒロインの気持ちが描写されていて良かったです。 絆が強くなった夫婦の素敵なお話しだと思います。