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レディの冒険佐柄きょうこ/ジョアンナ・メイトランド
「十九世紀の恋人たち」 評価5 5

今作品は「十九世紀の恋人たち」という、3人の原作者によるミニシリーズの1つ。「女相続人に求婚を」「レディの冒険」「舞い戻りし花嫁」の順番です。絵は、すべて同じ著者が描いているため、違和感なく読むことができます。欲を言えば、ヒーローがもっとワイルドで危険な雰囲気でもいいかなぁ。1作目が真面目系で3作目がクール系なので…。ヒロインのほうは、まっすぐで頑固なしっかり者系かな。

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きまじめな誘惑井上きこ/ローリー・フォスター
こういう話は好き♪ 評価5 5

四兄弟の末っ子で、すごく女性にモテるヒーロー。だから逆に不器用で真面目なヒロインに魅かれたんだろうか?彼女のどこにそんなに惚れたのか、私には今ひとつ理解できなかったが、読後感は大変よい作品。なかなかホットで笑える上に、やがて心にホロッとくる。単純な恋愛ものになっていないところがGOOD!読んでよかった。ちなみに今作はシリーズの3作目で、ヒーロー兄弟それぞれが主人公の話あり。(『蜂蜜より甘く』『一瞬で恋して』『世話好きな恋人』)

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恋するシャーロット高木裕里/キャシー・G・サッカー
【ネタバレ】ヒストリカルみたいな表紙だけど 評価5 5

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フラッシュバック 1巻光﨑圭/テリー・ヘリントン
あなたに会う為だけに… 評価5 5

命をかけ、時空を超えて、運命の相手に逢いに行く。ロマンチックで、切ない話です。著者の大人っぽい哀愁ただよう絵柄が、この作品によい相乗効果を与えています。著者が描いた作品の中では、この作品が1番好きですね。

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ふたりの六週間有沢遼/デビー・マッコーマー
胸キュンだけど甘すぎない 評価5 5

手違いから、異性と同居することになってしまう…懐かしい設定ですねぇ。ただ、さすがHQ!大人っぽい心の揺れ方です。2人のやりとりを見てると、甘酸っぱくて、胸がキュンとするのだけど、リアル感もある。すべてが正反対の2人、ぶつかりあいながらも、うまく折り合っていけるよう、お互いを認め、努力する。そのプロセスを通じて、2人は成長していくんですね。ぎりぎり情熱で突っ走らないところも、読者対象は子供ではなく、大人なんだなって感じる。甘すぎない納得のいく結末です。

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いつか花嫁に伊藤かこ/ベティ・ニールズ
【ネタバレ】奇跡だな 評価5 5

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わたしが愛したボス曜名/エリザベス・ベヴァリー
HQじゃなくギャグ漫画?! 評価5 5

とっても笑える、楽しい良品です♪明るいドジっ娘秘書と、経営がうまくいってない会社のハンサム社長。有能すぎる秘書と社長ばかり出てくるHQらしくないですが、もちろんロマンチックも忘れてはいません!読んでいて、心がほんわかと温かくなりました…

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秘書の失恋日記佐藤利恵/ジェシカ・ハート
チャーミングで楽しめた 評価5 5

ジェシカ・ハートらしい、優しく読後感よいラブストーリー。漫画を読んでから原作を読んだので、キャラをつかみやすく、かえって楽しめたかもしれない。真面目で一途すぎる愛らしいヒロインと、一見チャラ男でルーズだけど案外硬派なヒーロー。元カレに嫉妬させるために、恋人同士のフリをすることになって…というお話。ハッピーエンドになるのはわかっていても、心のすれちがいが切なく甘い。また、ドーナツ等々の登場シーン多く、とにかくお腹がすいてくる。

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マドリードの熱い奇跡【あとがき付き】麻生歩/キム・ローレンス
いつもより少女漫画らしさ全開? 評価4 4

たぶん、ヒロインが原作よりもキュートで可愛い。著者ならではの、守ってあげたくなるような女性として描かれているかな。ヒーローはなかなか強引だけど、明らかにヒロインにメロメロであるがゆえだしねぇ。おかげで今作は、いつも以上に私の心をくすぐってくれたような気がする。強いて言えば、ヒーローと元妻が離婚後も微笑みあっているのは、無性にむかつく。別にいがみあえとは言わないが、わだかまりが全然ないように見えるのも…。だから…

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嘘つきなプリンセスよしだ斑鳩/レイ・モーガン
薔薇伝説…ロマンチックね 評価4 4

王国を追われ一般人として生活しているため、王女らしくないヒロイン。顔も知らない王子と政略結婚されそうになって、彼と話してみるためにお城に行ってみたら、ナニーと誤解されて…というお話。王子様であるヒーローへの第一印象は悪かったけど、だんだん見直し、惹かれていく過程が自然です。王国には薔薇伝説があり、それがこの作品に少しおとぎ話色を与えているのが、またいい!お城の使用人も温かで、よい味を出しています。さて、今作品は「失われた王冠シリーズ」の1つで、4兄妹のうち次男の話です。シリーズに入っていないのは、この漫画だけ最初の出版社が違うため。出版された時期は、みんなほぼ同じなのですけどね。(「Betrothed To The Prince」王子と婚約させられて)

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裸足の女神綾部瑞穂/バーバラ・マクマーン
理想の結婚相手 評価4 4

頭で考える理想の相手と、心が求める相手とは違うことが多いんだよね。結婚相談所等では必ず、相手に対する条件を書くけれど、その結果、本当に心が通じ合う相手を逃してる例も多いのではなかろうか。(大きなお世話ですが(苦笑))この作品のヒーローは、明らかに最初からヒロインのことを好きだけど、全然気づいていない。自分で自分が全然見えてない!のが悲劇なのだけど、読者としては笑える。

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私にはあなただけ【あとがき付き】有沢遼/サラ・モーガン
著者が描くと、ほんとプリンセスだわ 評価4 4

なぜかシリーズと書いてませんが、「私にはあなただけ」「華麗なる誘惑」「プレイボーイにさよなら」は3兄妹がそれぞれの主人公の「三つの愛の詩シリーズ」となってます。そして、いずれも有沢遼先生が絵を描いているので、違和感がない!

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キスは闇に紛れて夏木未央/キャロル・マリネッリ
(#`皿´)<怒怒怒怒怒怒!!! 評価4 4

なんて、どうしようもない、ひどい兄なんだ!!!あと、表紙の絵が、中身の絵より、あまりにも大人っぽく、美しいのはなぜだろう?

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思い出の罠【あとがき付き】内田一奈/ペニー・ジョーダン
私にもわからんわぁ… 評価4 4

レビューがここまで酷評な理由、私にもわからないなぁ。絵は美しいしねぇ。人物の描き方に好みはあれど、上手な方だし、話運びも、悪くはない。内容もHQでよくあるパターンで、ヒーローの思い込みと執着のお話。話自体、個人的には好みじゃないが、ベテラン原作者だし、標準以上じゃないかと感じた。まぁねぇ、ツッコミたくなるところはあるが、HQではいつものことだし…(月額に入っていたので改めて読んだけど、きれいだし、やっぱりうまいなぁと思ってしまう。理解不能のリングレ鬼ヒーローたちよりも、今作ヒーローの方が私にはずっとまし。でも全体的にあっさりと言えばあっさり…)

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ミスター・シンデレラ黒田かすみ/スーザン・ウィッグス
著者の作品は… 評価4 4

黒田かすみ先生が漫画化した作品は、私にとって、すごーく気に入った作品もあれば、あまり魅力を感じない作品もある。なんでこんなに差が出てくるのだろうと、長らく考えていた。そして、今作のあとがきでわかったことがある。先生ご自身が原作を気に入ってなくても、たぶん、ほとんど改変しないんですね。HQ漫画を手がけられている漫画家さんの中には、原作をかなりの部分で編成し直し、キャラや設定も変えて、自分の作品にしてしまう場合もあるのだけど、著者の場合は逆。できるだけ原作を変えずに圧縮して、そのままのイメージ、キャラ、設定、セリフで描く方針なのでしょう。まぁ、どちらもプロならではの仕事のやり方。どちらのタイプがよいかは、ケースバイケースですけどね。ところで、今作の内容ですが、私は結構好きかも。なかなか面白かった。確かに、黒田先生が書かれているように、あのセリフは鼻につくが、まぁ、HQだし、いいんじゃないのレベル。

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屈辱に満ちた再会大橋卓/ヘレン・ビアンチン
すっごい復讐だわ(苦笑) 評価4 4

ヒロインはバカすぎるよね。立ち読み部分だけでも、ヒーローが彼女にメロメロだってわかっちゃうもの。復讐が全然復讐になってないしねぇ。ヒロイン父が自殺したのはまずいけど、再び妻にするのはてんで違うよ。そこに気づかないんだな。冷静な彼がおバカな彼女にここまで執着する意味が、傍観者の私には全然わかんない。でもまぁ、こんな男性が私の側にもいたらなぁと、妄想にふけって、ドキドキしてしまう素材としては最上級!

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消えない蜃気楼津寺里可子/ソフィー・ウエストン
いつも追いかけても届かない蜃気楼 評価4 4

父とのトラブルで1年間も幽閉されていたヒーロー。静かなたたずまいだけど、なぜか圧倒されるシークぶりです。「人は、どう生まれたかじゃなく、どう生きるかだ」なんて恰好いい言葉も言いますし…。偉そうなだけじゃなく、尊敬できる人物なんだなってわかる。素晴らしい人すぎて高嶺の花で観賞用って感じもしてしまいます。ちなみに今作品は、シークと見る夢シリーズの1つですが、著者が違うせいなのか、他2つとは全然印象が違いますね。私にはシリーズ中1番ロマンチックで美しかった。また邦題「消えない蜃気楼」も凝って名付けられています。何を意味しているのか…

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遠い日のフィアンセ【あとがき付き】日下部拓海/ケイト・ヒューイット
静かで複雑な大人ヒーローでしたね 評価4 4

今作は少女漫画出身の著者で、ヒロインが可愛すぎる感じですが、全体的にキレイにまとまっているとは思いました。10代らしい純粋さで愛を求めた、お嬢様ヒロイン。結婚前夜、この結婚が父とヒーローの取引きに基づくものであり、しかも、彼が自分を愛していると感じることができず、家から逃げ出します。7年後、1人前のアートセラピストとして自立したヒロインがヒーローと再会し…というお話。当初予想していたよりは、ずっと深い切ない話でした。サンプルで読む限り、どちらかと言えばヒロインの味方だった私は、結末に近づくにつれ、自然とヒーローに気持ちが傾いた。そして、ヒーローがヒロインに対して「きみを守り、食べさせ、養っていく」と答えた意味。最初に読んだ時は、なんて味気ない言葉だろうと思ったけれど、結末まで読んで、彼にとっては、非常に重く覚悟ある言葉だったんだろうなぁとは実感。HQにいっぱいいる傲慢俺様の子供ヒーローとは一線を画す、静かで複雑な大人ヒーローでしたね。

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千と一つの夜を超えて【あとがき付き】山下友美/メレディス・ウェバー
シークものの中では結構好きかな 評価4 4

原作の立ち読み部分を読んでみましたが、確かに内容をだいぶ改変しているようですねぇ。原作とは別物と考えたほうがよいのかもしれない。この漫画のみを読んだ上での感想は、シークものの中ではなかなか面白かった。よくある西洋至上主義になっていなかったし、薬剤師をやりながら漫画を描いていた著者ならではの雰囲気やウンチクもあったし。エキゾチックで、ちょっと、おとぎ話っぽいところも魅力的でした。となると、結末に続く最後の部分も、著者の創作かなぁ。この部分は蛇足とも思うんだけど、どうなんでしょうねぇ。

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初恋のゆくえ岸本景子/シャーロット・ラム
ジェットコースターみたい 評価4 4

感情の上がり下がりが激しい、粘着型ヒーロー。ヒロインと離れている5年間、結婚を考えられる女性は他にいなかったみたいだし。「君は闇夜の猫のようにとらえどころがない」とあまりにもロマンチックな言葉を吐くし。私の弁護士イメージからはほど遠い人物です。エキセントリックで、ちょっと怖いかもしれない。一緒にいたら、熱い人生はおくれそうだけどね。私はこのヒーローとはイヤだなぁ。この作品、緊迫感があるシーンと、ホッとするシーンで緩急がついていて、面白いことは面白い。

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危険な駆け引き【あとがき付き】日高七緒/リンダ・ハワード
家族って、やはりいいよね 評価4 4

「愛と勇気のマッケンジー家シリーズ」の1冊。ちなみに同原作者「愛は命がけ」は、今作品にも登場した兄ゼインの話で、「マッケンジーの娘」は妹の話。ヒロインが、けなげで強いです。ついつい彼女のこれまでの苦労人生を考えてしまうと泣きそうにもなる。読者の私としては、ヒーローがヒロインをだましている事実も知っているので、ハラハラ、イライラ…。読後感はよいです。孤児だったヒーローは、これで本当に家族になれたことでしょうし。

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待ちわびた告白しのざき薫/デビー・マッコーマー
やるせないヒロインの秘密 評価4 4

ヒロインが隠していた秘密は、本当にやり切れない、重いものです。著者の絵柄は明るく、チャーミングだし、舞台となってる町も気持ちの和む素朴な場所だし、住んでる人々もほのぼのとした良い人が多いので救われるけど…。秘密を知ってから、再度、この作品を読み、会話の裏に潜む感情を考えると、さらに胸がしめつけられます。ヒロインには本当に幸せになってほしいと、心より思いますね。

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億万長者の花嫁【あとがき付き】山下友美/キム・ローレンス
美女じゃないところがよいね! 評価4 4

ヒロインが、そばかすのある、ごく普通(ひょっとしたら普通の下)の容姿であることがいいですね。HQでは、ヒロインは並外れて美しかったり、実はナイスボディだったりする場合がほとんど。どちらでもない私も、今作のような設定だったら、ちょっとばかし「夢」を見ることができる。ところで、著者は原作と設定を少し変えてしまう傾向にあるみたい。原作でのヒロインは小説家志望じゃなく記者で、漫画よりもっと気が強い感じだった。私は漫画の方が好きかな。

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プレイボーイにさよなら【あとがき付き】有沢遼/サラ・モーガン
三つの愛の詩シリーズ 評価4 4

なぜかシリーズと書いてませんが、「私にはあなただけ」「華麗なる誘惑」「プレイボーイにさよなら」は3兄妹がそれぞれの主人公の話です。そして、いずれも有沢遼先生が絵を描いているので、違和感がない!今作品の場合は、3兄妹のうち、兄アレックスがヒーローのシークレット・ベイビーもの。プレイボーイだけど有能な医師という役どころで、ヒロインじゃなくても惹かれてしまうかも。また、赤ちゃんも可愛い♪ヒロインも素朴で真面目な好人物なんだろうけど、赤ちゃん連れで突然押しかけてしまうのは、ずうずうしくないのかなぁと…

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恋人はどちら?【あとがき付き】狩野真央/デビー・マッコーマー
幼なじみは、やっぱりいいなぁ 評価4 4

ヒーローが兄弟のシリーズもので、先に出版された「愛さえあれば?」よりも前に来る話ですね。(個人的には時間軸どおりの順番で出してほしかったなぁ)幼なじみものが大好きな私だし、著者の描く作品はどれもお気に入りなので、楽しく読ませていただきました。今作では、ヒーローの「お兄ちゃん気質」がもどかしいのと同時に、非常に魅力的!お兄ちゃんファンになりましたよ。反面、誰からも愛されるらしい弟の魅力というのが、シリーズ通して読んでも、私には感じられないのです。八方美人の甘ったれって感じ。「政治家」を継ぐのは兄ではなく弟…そう周囲が太鼓判を押すほどの人物には見えないのよね。そして、弟がヒーローである作品の方には兄が全然出てこなかったのも私には不満だな。あぁ、原作が読みたい…

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妻には不向き?【あとがき付き】藍まりと/トリシャ・デイヴィッド
運がいいよ、マイクくん♪ 評価4 4

「女狐」にひっかかり大損害を被ったHQヒーローは数多いが、そうなる前にわかってよかったよ。運がいい!それにキャロラインも言っていたが、これぐらい鈍感な男性の方が御しやすいことは事実。妻の教育次第で、いくらでもいい夫になるだろう。しかも結末のように考えることができる男は得難いと思うのよ。日本人よりは考え方が進んでいる欧米人でさえ、妻の転勤についていく夫はほとんどいない。少なからず「男尊女卑」が残っている。プライドが邪魔する。そういうのを乗り越えることができるって、すばらしい。だからHQの傲慢俺様たちよりはずっと好みだわ。個人的に、今作ヒーローの爪の垢を煎じて飲ませたい男たち多し。

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ブラインド・ゲーム【あとがき付き】池沢理美/スーザン・カーニー
変身した姿はよかった… 評価4 4

仮装パーティでの変身したヒロインの姿は堂々としていて、とても美しかった。だけど、普段の姿があまりにガキっぽく丸顔のヒロインでちょっと違和感。こういうタイプがパーティであんなに官能的で大胆になれるとは到底信じられない。それに、似たような設定の私の大好きなある作品と比較してしまうと、話の展開にインパクトもメリハリもトキメキも足りない。でも、嫌いじゃないです。著者は私にとっては「ぐるぐるポンちゃん」のイメージが強い。子供向けの漫画家さんって感じ。今回調べてみたら、なかなか大人っぽい作品も描いているのですね。だからHQも、もう少し普段も大人っぽいヒロインでもよかったんじゃないかなと思う。

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情熱の罠長崎真央子/リン・グレアム
美しさを感じてしまう 評価4 4

リングレらしく、ヒロインを娼婦呼ばわりするは、女は狡猾で淫乱だと決めつけるはで、見事なほどの人でなしヒーローなのですが…。なぜか美しいと思えてしまうのです。著者の絵柄のせいなのでしょうか。それとも、かなり早い段階で、ヒロインに夢中で信頼してしまっていることが明らかだからでしょうか。とにかく、私が読んだリングレ作品の中ではかなり好きかもしれません。

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許されない関係高木裕里/シャロン・ケンドリック
順番が… 評価4 4

私は著者と相性が良いらしく、どんな原作を漫画化しようとも、他の方々が酷評してようとも、楽しんで読むことができる。今作も冷静に考えると、ひっかかる点がいろいろあるけれど、やっぱり私好みで、何度も読んでしまうんだな。たぶん著者が描くヒーローたちの雰囲気が好きなのかもしれない。それにしても、今作ヒロインの兄の話「甘美な賭け」を先に読んでからのほうが、今作を本当の意味で味わえるのかもしれない。順番がおかしいと思う。

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